2015年05月13日
平和安全法制について(高村正彦副総裁)

(新書)5月4日〜5月10日
第6位になりました。
改正・日本国憲法(講談社+α新書 )
平和安全法制について、明日閣議決定される予定であります。
これからは国会において論戦が行われることになると思いますが、政府側が懇切丁寧に説明することによって、国民のご理解を得るように努力して頂きたいと思います。
野党側も自分の主張に自信があるのであれば、間違っても何か口実を付けて審議拒否などすることがないように期待しているところであります。
それとは別に、今までは中身が確定していない中で説明すると言っても限度があったわけですが、党としても精一杯、必要性を、国民に対して説明していきたいと思います。
どうしてもプロ同士の話になると、「歯止めはどこか」という話になりがちですが、その前の状態として「なぜ必要なのか」が重要です。
「歯止めはどこか」というのは、国民が選んだ民主的な政府であるわが国の政府が暴走することを止めようということでありますが、紛争を未然に防ぐというのは、例えば北朝鮮のような、人の国の国民を平気でさらってしまうような国、それがミサイル・核を開発している。
民主的な国よりはるかに暴発する蓋然性が高い国が暴発しないように未然に防ぐ、そのための日米同盟の強化による抑止力ということなんだということを、分かりやすく何度も何度も説明することが必要になってくると思います。
そうすると、分からないと言う人の大部分が理解してくれる。
反対だと言っている人の中でも、聞く耳を持たないという一部の凝り固まった人を除いて、分かってくれるのではないかと思います。