2012年09月13日
14日自民党総裁選告示、大野功統総裁選挙管理委員長に聞く
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政権奪還への一歩
大野 功統総裁選挙管理委員長に聞く
谷垣禎一総裁の任期満了に伴う総裁選が9月14日告示され、26日には議員投票と党員投票の開票が行われる。今回は衆院選を控えており、政権奪還を目指すわが党にとって党員・党友だけでなく、多くの国民にわが党の政権担当能力を示す重要な選挙だ。8月31日に総裁選挙管理委員長に就任した大野功統衆院議員に今回の総裁選の運営方針などについて聞いた。
被災地3県で特例措置を実施
「立党以来最も重要な選挙になる」と語る大野功統総裁選挙管理委員長
――今回の総裁選の意義は。
大野功統総裁選挙管理委員長) 3年前に野党になって以来、2回目の総裁選ですが、今回は解散・総選挙を「近いうちに」控えており、政権奪還を目指すわが党にとって、立党以来最も重要な選挙になると思います。
この3年間、民主党の相次ぐ失政によって、民主党に政権担当能力がないことは多くの国民が気づいていますが、一方、わが党の支持率が十分回復しているというわけではありません。
総裁選を通じて国民に政権担当能力を示し、何としても政権奪還を果たさなければなりません。
――運営方針は。
大野) 公平・公正な選挙を行うことはもちろんですが、少しでも多くの方に参加していただくため、党員投票の選挙権について工夫しました。
通常の規程では「前2年の党費・会費を納入した党員・党友」と定めていますが、今回は特例として、23年または24年8月31日までに新規党員・党友になられた方にも投票していただくことにしました。
選管の初会合で議論になったのが、東日本大震災で特に甚大な被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の方々の対応をどうするかということでした。
被災地3県には22年に党費を納めていただいたものの、地震が発生した23年に納められなかった方が多くいらっしゃいます。こうした方々の選挙権については、特例として県連選管を通じて党本部選管が了承することとしました。
この特例の対象になるのは、津波による被害を受けた沿岸の市町村に在住していた方と、東京電力福島第一原子力発電所事故で計画的避難区域ならびに警戒区域に住んでいた方としました。また、総裁選を盛り上げるためにも、全国遊説を積極的に展開し、多くの国民の皆さんに候補者の訴えを直接聞いていただきたいと思います。詳細については今後、各都道府県連と調整していくことになりますが、全国11ブロックで1カ所ずつは行いたいと考えています。
真っ向からの論戦通じ政権担当能力を示す
――候補者にはどのような政策論争を望みますか。
大野) 冒頭でもお話ししましたが、総選挙を控えていますから、政権を奪還したら、わが党はこの国をどう立て直すのか、堂々と真っ向から論戦を繰り広げてもらいたいと思います。
ワークスタイルやライフスタイルが変わって、わが国には少子高齢化や不正規労働、核家族化の問題。さらには社会保障、地域の活性化など多くの政策課題が山積しています。
こうした問題にどう対処し、国民生活をどう安定させ、希望の持てる未来をつくっていくか――。
候補者の真剣な議論を通じて、「政権を任せるのはやっぱり自民党しかない」との信頼感が高まればと期待しています。
候補者を自分の目で政見を自分の耳で
――総裁選に投票する全国の党員・党友へのメッセージを。
大野) わが党はいま政権奪還に向けて、党員・党友一丸となって戦わなければならない重要な時期を迎えています。
そのリーダーを選ぶわけですから、ぜひ候補者を自分の目で見て、政見を自分の耳で聞いて下さい。そして自分の手で総裁をつくってもらいたいと思います。
また、前回と同様、党員票の比重が大きいので、皆さんの一票一票が総裁選の結果に大きく左右します。われわれも投票啓発に全力を尽くしてまいりますが、くれぐれも棄権せずに貴重な一票を投じていただきたいと思います。
『自由民主』より