2011年02月24日
政局シミュレーション 「制御不能の民主党」
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『自由民主』の「政局シミュレーション」
「制御不能の民主党」を掲載します。
解散以外に“打開”の道なし
谷垣禎一総裁は2月17日、民主党議員16人が会派離脱を表明したことについて「(菅直人総理は)民主党代表として党内をコントロールすることができない。
こういう政権に、日本の舵(かじ)取りを任せることはできない」としたうえで、解散・総選挙以外に局面を打開する方法はないとの認識を示した。
なぜか。
ケース別にシミュレーションしてみた。
(ケース1)菅総理続投→漂流政治の継続
民主党からの会派離脱を表明した議員が主張しているのは「民主党マニフェストを守れ」ということだ。
菅総理が進めようとしている税と社会保障の一体改革への反発が表面化した形だ。
菅総理は4月までに民主党案の取りまとめを行う方針だが、こんな状態では、案作成はまず不可能。
この問題だけではない。菅総理が施政方針演説で掲げた環太平洋経済連携協定(TPP)などの政策テーマも何一つ実現のめどが立っていない。もはや、政権担当能力を失っていると言っても過言ではない。
そんな菅総理が政権に居座り続ければ、今回のような動きがさらに広がる可能性は高い。
最終的には分裂によって過半数割れとなった時点で、ようやく退陣か解散・総選挙となるが、この間、何も解決できない「漂流政治」が続くことになる。
わが国の経済社会にとって最悪のシナリオと言える。
(ケース2)菅総理退陣→”総括”が必須
会派離脱騒動の翌日の18日、マスコミ報道をきっかけに菅総理の退陣論が一気に広がった。総理の首をすげ替えることで、予算関連法案への野党の協力を取り付けようとの思惑からだ。
しかし、菅政権行き詰まりの本質は、実施不可能なマニフェストを、その矛盾を隠して実施しようとした点にある。鳩山政権が退陣したのも、「普天間基地の県外移設」との公約が破綻したのが原因だ。
民主党政権が続く限り、一昨年総選挙で訴えたことと現実との齟齬(そご)をどう埋めるかが常に課題となる。
これを解消するためには、解散・総選挙で国民の審判を仰ぐ以外に方法はない。逆の言い方をすれば、解散・総選挙をしない限り、民主党の誰が総理になっても菅政権が置かれている立場を変えることはできない。
(ケース3)政党再編→政党不信は必至
現在の八方ふさがりの状況を打開するために、既存の政党の枠を取り払った新党を結成するという考え方もある。いわゆる「政界再編論」だ。
新たな政党をつくれば民主党政権のネックになっている“マニフェスト破綻”の呪縛を乗り越えて、新たな政治が展開できるとの期待もある。
しかし、現在の議席を前提にした場合、仮に野党議員にも参加を呼び掛けたとしても、民主党議員の大半が参加しなければ政権を獲得できる過半数には達しない。
つまり、解散・総選挙を経ずに結成される新党は民主党の看板の書き換えでしかないということだ。
こうした新党が民主党マニフェストと無関係な政策を作ったとしても、国民にどれだけの説得力を持てるのか。政党に対する国民の不信を招くことになりかねない。
◇ ◇ ◇
支持率が低下している今、民主党内にはなんとかこの時期の解散・総選挙を避けたいとの気分があるという。そのための様々な方策が模索されているが、いずれのケースでも現在の閉塞(へいそく)感を打破するためには解散・総選挙が不可避だ。むしろ先送りすればするほど、時間的ロスが増えていくばかりだ。
谷垣総裁の「急がば回れ」との指摘は極めて的を射たものと言える。
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「制御不能の民主党」を掲載します。
解散以外に“打開”の道なし
谷垣禎一総裁は2月17日、民主党議員16人が会派離脱を表明したことについて「(菅直人総理は)民主党代表として党内をコントロールすることができない。
こういう政権に、日本の舵(かじ)取りを任せることはできない」としたうえで、解散・総選挙以外に局面を打開する方法はないとの認識を示した。
なぜか。
ケース別にシミュレーションしてみた。
(ケース1)菅総理続投→漂流政治の継続
民主党からの会派離脱を表明した議員が主張しているのは「民主党マニフェストを守れ」ということだ。
菅総理が進めようとしている税と社会保障の一体改革への反発が表面化した形だ。
菅総理は4月までに民主党案の取りまとめを行う方針だが、こんな状態では、案作成はまず不可能。
この問題だけではない。菅総理が施政方針演説で掲げた環太平洋経済連携協定(TPP)などの政策テーマも何一つ実現のめどが立っていない。もはや、政権担当能力を失っていると言っても過言ではない。
そんな菅総理が政権に居座り続ければ、今回のような動きがさらに広がる可能性は高い。
最終的には分裂によって過半数割れとなった時点で、ようやく退陣か解散・総選挙となるが、この間、何も解決できない「漂流政治」が続くことになる。
わが国の経済社会にとって最悪のシナリオと言える。
(ケース2)菅総理退陣→”総括”が必須
会派離脱騒動の翌日の18日、マスコミ報道をきっかけに菅総理の退陣論が一気に広がった。総理の首をすげ替えることで、予算関連法案への野党の協力を取り付けようとの思惑からだ。
しかし、菅政権行き詰まりの本質は、実施不可能なマニフェストを、その矛盾を隠して実施しようとした点にある。鳩山政権が退陣したのも、「普天間基地の県外移設」との公約が破綻したのが原因だ。
民主党政権が続く限り、一昨年総選挙で訴えたことと現実との齟齬(そご)をどう埋めるかが常に課題となる。
これを解消するためには、解散・総選挙で国民の審判を仰ぐ以外に方法はない。逆の言い方をすれば、解散・総選挙をしない限り、民主党の誰が総理になっても菅政権が置かれている立場を変えることはできない。
(ケース3)政党再編→政党不信は必至
現在の八方ふさがりの状況を打開するために、既存の政党の枠を取り払った新党を結成するという考え方もある。いわゆる「政界再編論」だ。
新たな政党をつくれば民主党政権のネックになっている“マニフェスト破綻”の呪縛を乗り越えて、新たな政治が展開できるとの期待もある。
しかし、現在の議席を前提にした場合、仮に野党議員にも参加を呼び掛けたとしても、民主党議員の大半が参加しなければ政権を獲得できる過半数には達しない。
つまり、解散・総選挙を経ずに結成される新党は民主党の看板の書き換えでしかないということだ。
こうした新党が民主党マニフェストと無関係な政策を作ったとしても、国民にどれだけの説得力を持てるのか。政党に対する国民の不信を招くことになりかねない。
◇ ◇ ◇
支持率が低下している今、民主党内にはなんとかこの時期の解散・総選挙を避けたいとの気分があるという。そのための様々な方策が模索されているが、いずれのケースでも現在の閉塞(へいそく)感を打破するためには解散・総選挙が不可避だ。むしろ先送りすればするほど、時間的ロスが増えていくばかりだ。
谷垣総裁の「急がば回れ」との指摘は極めて的を射たものと言える。
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この記事へのコメント
1. Posted by みるる 2011年02月24日 18:17
菅総理が駐ロシア大使の名前を言えなかったそうですが、言えないなら「分からない」とか「忘れた」とか素直に言えないのでしょうか
ぶちきれて、ロシアと日本の歴史とは
宇宙に消えて欲しいです
ぶちきれて、ロシアと日本の歴史とは
宇宙に消えて欲しいです
2. Posted by 坂 眞 2011年02月24日 18:33
「たむたむの自民党VS民主党」が40位台にいるのは、やはり政党色がはっきりしているせいでしょうか?
私としては、もっと上に位置してもおかしくない情報豊かなブログだと思います。
ところで、日本の政治を侵食する癌、小沢信者を批判するエントリをアップしました。
いつもながらTBがうまく行かないのでカキコさせたいただきます。
妄想郷を彷徨う森ゆうこ
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2011/02/post-0bf9.html
よろしくお願いします。
私としては、もっと上に位置してもおかしくない情報豊かなブログだと思います。
ところで、日本の政治を侵食する癌、小沢信者を批判するエントリをアップしました。
いつもながらTBがうまく行かないのでカキコさせたいただきます。
妄想郷を彷徨う森ゆうこ
http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2011/02/post-0bf9.html
よろしくお願いします。
3. Posted by みるる 2011年02月25日 06:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110224/plc11022409450004-n1.htm
「政府機に家族同乗」撤回 防衛省に打診もせず…外相発言に批判
2011.2.24 09:42
ニュージーランド地震で日本人の行方不明者が出ている問題で、現地に出発した日本の政府専用機に被災者家族らを同乗させることをめぐり、政府内で混乱が生じた。前原誠司外相が22日に家族同乗に言及したにもかかわらず、結局、同乗できなかったもので、前原氏の軽率な発言への不満の声が上がっている。
略
そもそも外務省は、家族の同乗が可能かどうかについて、専用機を管理・運用する防衛省に打診もしていなかった。
同市の森雅志市長は同日の会議で、「やっぱり(同乗は)無理と言われた。希望を募っておきながら、いかがなものか。家族は、かえって失望してしまう」と政府の対応を批判した。
手配の前に被害者家族を集めたのでしょうか?
政治主導で官僚に相談もなくこの様な
「政府機に家族同乗」撤回 防衛省に打診もせず…外相発言に批判
2011.2.24 09:42
ニュージーランド地震で日本人の行方不明者が出ている問題で、現地に出発した日本の政府専用機に被災者家族らを同乗させることをめぐり、政府内で混乱が生じた。前原誠司外相が22日に家族同乗に言及したにもかかわらず、結局、同乗できなかったもので、前原氏の軽率な発言への不満の声が上がっている。
略
そもそも外務省は、家族の同乗が可能かどうかについて、専用機を管理・運用する防衛省に打診もしていなかった。
同市の森雅志市長は同日の会議で、「やっぱり(同乗は)無理と言われた。希望を募っておきながら、いかがなものか。家族は、かえって失望してしまう」と政府の対応を批判した。
手配の前に被害者家族を集めたのでしょうか?
政治主導で官僚に相談もなくこの様な
4. Posted by みるる 2011年02月25日 06:44
富山市長が政府批判「家族を失望させた」 専用機同乗が一転、不可で
2011.2.23 12:31
ニュージーランド地震で現地に向かう政府専用機をめぐり、富山市の森雅志市長は23日、同市の富山外国語専門学校の関係者を同乗させられないと、政府側が連絡してきたことを明らかにした。
前原誠司外相は22日夜、現地に派遣する国際緊急援助隊が乗る政府専用機で、被災した生徒の家族らを同乗させる考えを示していた。
森市長は23日の市幹部を集めた会議で「やっぱり無理と言われた。希望を募っておきながら、いかがなものか」と政府側の対応に苦言を呈した。
市によると、外務省は22日夜、学校側に同乗をいったん提案したが、搭乗者数の制限などから不可能と伝えてきたという。森市長は「家族はかえって失望してしまう。(政府は)確度の高い情報を出す必要がある」と批判した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110223/plc11022312320013-n1.htm
2011.2.23 12:31
ニュージーランド地震で現地に向かう政府専用機をめぐり、富山市の森雅志市長は23日、同市の富山外国語専門学校の関係者を同乗させられないと、政府側が連絡してきたことを明らかにした。
前原誠司外相は22日夜、現地に派遣する国際緊急援助隊が乗る政府専用機で、被災した生徒の家族らを同乗させる考えを示していた。
森市長は23日の市幹部を集めた会議で「やっぱり無理と言われた。希望を募っておきながら、いかがなものか」と政府側の対応に苦言を呈した。
市によると、外務省は22日夜、学校側に同乗をいったん提案したが、搭乗者数の制限などから不可能と伝えてきたという。森市長は「家族はかえって失望してしまう。(政府は)確度の高い情報を出す必要がある」と批判した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110223/plc11022312320013-n1.htm