2010年12月13日

菅総理の仮免許発言と茨城県議選敗北で、民主党役員会はどうなるか。

ブログランキングに参加しています。
↓↓↓貴方の応援クリックが明日の活力になります↓↓↓

こちらをクリック
(菅総理の仮免許発言)

 昨日(12日夜)、菅直人首相が「これまでは仮免許だった」と発言したことは、大きな波紋を呼んでいる。
 自動車は、免許をとってから道路を走るものだ。それが「仮免許」でしたというのであれば、国民をバカにしているし、違反行為でもある。

 国会が閉幕して、後援会の会合で安心したのだろうが、これは辞職した柳田前法相の発言と似たりよったりだ。

 いままでは、「仮免許」だったが、今度は、仮免から正式に免許を取ったから、頑張るというのだろうが。しかし、免許を許可・合格するか否かは国民が決めることだ。
 その結果は、菅政権の支持率に現れる。
 
 現在、国民は、菅政権には、免許の合格は「ダメ」といっている。

 菅総理は、今回、自ら「仮免許」と白状したからには、これから道路での運転ができなくなる。とすれば「違反行為をこのまま続けるつもりですか」となる。

 菅総理の残された途は、来年の国会召集まで政権の支持率をあげて国民から免許をもらうか、それとも辞めるかである。

 このまま行けば、総理を辞めざるを得ない。


(茨城県議選で民主が敗北)

 昨日は、茨城県議会銀選挙が行われた。民主党は、公認・推薦候補の4分の3が落選し、現職2人が議席を失い、新人(推薦1人を含む)は19人、3勝16敗と惨敗だった。
 民主党は自民党系候補との一騎打ちとなった4選挙区で全敗した。
 最低でも二桁はとれると思っていたのだからショックは大きい。

 与野党は、今回の県議選を来春の統一地方選の前哨戦と位置づけ、各党幹部クラスを現地に投入し、国政選挙並みの態勢で臨んだ。民主党も岡田克也幹事長が2度、応援に入った。

 小沢氏は7日、「茨城県議選で惨敗したら地方が火を噴く。党内的にも持たない」と言及していた。
 岡田幹事長は、今日の党役員会で、衆院政治倫理審査会の議決によって小沢氏の自発的な出席を促すことを決めたい考えだ。が、今回の選挙結果を受け、小沢氏に近い議員が執行部への圧力を強めることになるだろ。


(民主党役員会の波乱要因)

 執行部への批判は、

 一つは、茨城県議選の敗北で、菅政権では統一地方選が戦えない。
 一つは、菅総理の「仮免許」発言。
 一つは、問責決議を受けた仙谷官房長官らの処分が先。

――といったことで、今日の党役員会は大荒れとなる模様。
 岡田幹事長が強引に押し切った場合、深刻な党内対立に発展しかねない情勢。
 ここで、岡田幹事長の政治手腕が試されることになる。


 
(参考)

 「これまでは仮免だった」=これから本番と決意強調―菅首相
 (時事通信 12月12日(日)22時38分配信)


 菅直人首相は12日夜、都内で開かれた自身の後援会会合に出席した。出席者によると、首相はあいさつで「(首相就任から)半年たった。これまでは『仮免許』だったが、これからが本番で、自分の色を出していきたい」と決意を語った。自らの政権運営を自動車運転の「仮免」に例えたような発言は今後、与野党の批判を招く可能性がある。
 一方、首相は今年の漢字として「行(ぎょう)」を選んだことを挙げ、「修行の行、有言実行の行(こう)だ。これからも行という字を大事にしていく」と強調した。会合には民主党の小川敏夫法務副大臣や大河原雅子参院議員、都議や市議ら約500人が出席した。 


 菅首相の「仮免」発言を批判=野党
(時事通信 12月13日(月)0時48分配信)


 自民党の小坂憲次参院幹事長は12日夜、菅直人首相が「これまでは仮免許だった」と発言したことについて、「仮免許で政権を運営されてはかなわない。一日も早く政権を明け渡すべきだ」と批判した。
 公明党の山口那津男代表は「むしろ鳩山内閣時代の副総理の期間が仮免許だったのではないか」と述べた上で、「仮免許で国益がどんどん損なわれたのであれば、即刻免許を返上すべきだ」と強調した。また、みんなの党幹部も首相発言について「失笑してしまう。語るに落ちた話だ」と指摘した。 



 民主、現有6議席と振るわず…茨城県議選
 (読売新聞 12月12日(日)23時33分配信)


 来春の統一地方選の前哨戦となる茨城県議選は12日、投票が行われ、即日開票の結果、新県議65人が出そろった。

 政権交代後、初の都道府県議選として注目を集めた民主党は改選前と同じ6議席にとどまった。最大会派の自民党は選挙戦で27人が当選し、無投票当選の6人を含めて33議席となり過半数を確保した。同党は当選した推薦6人と、保守系の無所属当選者を合わせて改選前の45議席を目指す。初参戦のみんなの党は2議席を確保する健闘を見せた。投票率は49・00%で、2002年(47・57%)、06年(47・94%)に続いて3回連続で50%を割り込んだ。

 民主は、19選挙区で公認23人(現職5、新人18)、1選挙区で無所属新人1人を推薦し、過去最多の候補者を擁立したが、当選者は5選挙区の公認6人と低迷。ひたちなか市区と那珂市区で現職が落選し、新人の当選はわずか3人だった。菅内閣の支持率が急落する中、国政選並みに閣僚級の大物議員を続々と投入したが、テコ入れは実らず、地方選でも厳しい結果となった。

 党県連の郡司彰会長は記者会見し、「国政の逆風の中で厳しい結果となり、しっかり受け止めないといけない。現有6議席は良かったという受け止め方ではない」と述べた。

 自民は、無投票当選の現職6人を除く21選挙区で30人(現職29、元議員1)を公認、7選挙区で無所属新人8人を推薦。うち20選挙区で公認27人(現職26、元議員1)が当選。5選挙区で当選した推薦6人と無投票当選者6人を合わせると39議席となり、圧倒的な会派勢力を維持した。

 公明は4選挙区に擁立した公認4人(現職3、新人1)が全員当選を果たした。

 共産は、代表質問権を獲得できる4議席の確保を目指し、5選挙区に公認5人(現職2、新人3)を擁立したが、つくば市区で現職1人が落選し、当選は現職1人と後退した。

 公認3人(現職1、新人2)を擁立したみんなの党は、守谷市区の現職と取手市区の新人の計2人が当選した。

 無投票区を除く当日有権者数は211万9683人。

shige_tamura at 10:55│Comments(4)TrackBack(0)clip!民主党 | 菅直人

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by プチ・リタイア   2010年12月13日 20:24
5 菅総理は来春あるいは年明け早々にも首相の座
を投げ出すのではないかと巷ではささやかれていますが、自民党執行部はどのように対処するつもりなのでしょうか?

鳩山辞任劇による内閣支持率V字回復の再現だけは見たくありません。

内閣不信任案をあえて否決させて菅を首相の座に釘付けにし、サンドバッグ状態の民主党政権に決定的なダメージを与えるべきだと思うのですが・・。

万が一、小沢グループの造反で内閣不信任案が可決されるようなことがあれば、それこそ民主党分裂・解散総選挙になるでしょうし・・。
2. Posted by みるる   2010年12月14日 05:18
http://www.ibaraki-np.co.jp/news/election1.php?&elecid=12865188322269
日立市は労働組合組織票が強いので
自民候補は議席数に救われた感じです

小泉進次郎さんと三原じゅん子さん応援に来てほしかったです
3. Posted by shrozou   2010年12月14日 13:12
今の民主党は異常ですね

管総理の仮免発言もそうですが
親小沢派の森ゆうこ参議議員の小沢派の総会での
冒頭の発言がニュースで流されていましたが

民主党の支持率低下の原因は(管内閣の失政!!)こんな言葉が
ありましたね
同じ民主党党員が組織している内閣を失政呼ばわり
じゃ小沢さんが幹事長を努めていた鳩山内閣にはなかったの?
とテレビの前で突っ込みを入れてしまいました

もう小沢派 反小沢派(現執行部)の争いで民主党は
与党の体をなしていませんね
4. Posted by ジグザグ   2010年12月14日 16:56
民主党は茨城県で大きく議席を失いましたね。
これは民意を無視した政治を政府が行ってきたからだと思います。

民意の反映はきわめて正確なのですね。

さて、15日の東京都議会で、またもや民主党の支持率を大きく下げることが起こります。

今、大問題になっている、東京都青少年健全育成条例についてです。

この拡大解釈やり放題の法律がもし、制定されるなら、日本の表現は大きな法的威圧のもとに萎縮してしまうでしょう(東京は文化流通の中心ですので影響は全日本的です)。

民主党の都議会議員の一部は、この法律を強く支持しています。

そして、そのことは都条例の危険を指摘してきた人々から強く批判されてきました。

したがって、15日に青少年健全育成条例が制定されてしまえば、条例に反対して日本文化を守ろうとしている人々は、民主党への投票を控えます。

あるいは落選運動がおきるかもしれません。

熱心に反対活動している人々は、マンガアニメファンを中心にして、その有権者数は東京都内で推計60万人を数えると推定されています。

民主党は今度の都議選で60万票を失い、さらに落選運動を抱え込むことになります。

法的欠陥を指摘されている法案の制定という、大義なき行いによって、大量票を失い、多分落選運動まで。ずいぶんおろかな選択とはおもいませんか。

今からでも遅くないので、再変節をして明日の採択を阻止して欲しいと思います。民主党はかつてのように表現の自由のために戦う政党であって欲しいです。



この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
ランキング一覧

人気blogランキング

人気blogランキングに参加しました。
応援よろしくお願いします。
月別アーカイブ
最新コメント