2010年09月22日
私は無実です 検察と闘った厚労省官僚村木厚子の445日(今西憲之+週刊朝日取材班、朝日新聞出版)
ブログランキングに参加しています。
↓↓↓貴方の応援クリックが明日の活力になります↓↓↓
こちらをクリック
今朝ツイッターに、
昨日、『私は無実です 検察と闘った厚労省官僚村木厚子の445日』(今西憲之+週刊朝日取材班、朝日新聞出版)が著者から届き、早速読みました。これを読めば、すべてが分かります。この事件は、村木さんの強い信念と、弘中弁護士の能力、それが真実を明らかにしたのです。
――とつぶやきました。
それにしても、昨日の朝日新聞のスクープから、現在は洪水のようなマスコミ報道だ。
新聞を読んでも、テレビを観てもどうも解説が断片的である。
この本を読めば、事件の全容を知ることができる。
この本は極めて読みやすい。
ところで、村木厚子さんについて、彼女をよく知る人から話を聞いた。
彼女は、とても立派な人で、誰からも信頼され、旧労働省の女性官僚で、「立派な先輩のあとを継ぐ人物となるでしょう」と言われるほどの人望のある人だ。
時として、運命は試練を与えるものだ。
彼女が逮捕直後から一貫して「私はこの事件に関与していない」という信念を貫き通した。
僕は最近、本の紹介をブログからツイッターでしていたが、今回の本はブログで紹介する。著者の今西憲之さんの「あとがき」もジーンとくるもがあった。
今回は「はじめに」をそのまま掲載する。
この本は、正直言ってあまり売れないかもしれないと思っています。しかし、出版人の良心として、赤字覚悟で、あえて出す決断をしました。
それは、この事件の真相−というより検察の真の姿を一人でも多くの国民に知って欲しいと思ったからです。いや、知らせなければいけないと強く思っているからです。とくに裁判官のみなさんには、ぜひとも読んでいただきたいと考えています。
検察が独自捜査に手を染めると、どんなふうにして“事件”がつくられていくのか。
厚生労働省の局長だった村木厚子さんが逮捕された郵便不正事件が他と際だっているのは、まったく何の事実もないところに「罪」がつくりあげられたことでした。
「東京(地検)が西松建設事件で小沢(一郎代表=当時=)をやれなかったから、大阪で(別の民主党幹部を)やるぞ!そうすれば手柄になる」
とばかりに、“公益性”のカケラもない理由で捜査に着手し、さんざん税金を浪費したあげく結局、何の証拠も見つけられず、このままでは事件が政治家に伸びない、つまり失敗捜査に終わりそうだと見るや、
「政治家がダメなら高級官僚をやるしかないわ!」
と、検察としての体面を保つだけのために、無事の村木さんがターゲットにされ、彼女を“罪人”にするための調書が、あの手この事を使って、次々ねつ造されていきました。
しかも、村木さんが逮捕された理由は、やっていないことを「やっていない」と真実を述べたからでした。
なぜ、こんな信じられないことが起きるのでしょう。
背景にあるのは、特捜検事は在任中に大きな手柄を立て誇ればならないという強迫観念です。ここで大きな手柄を立てれば検察内での出世はもちろん、退官後も大企業の顧問に迎えられるなど、計り知れないメリットがあるといいます。逆に、それができなければ一生うだつがあがらないというわけです。
そんな検察官の個人的利益追求のため、捜査権力が行使され、まじめに、そして実直に生きてきた人間の人生が狂わされてしまうことがあるという現実を、刑事裁判を担当する裁判官には、ぜひ知って欲しいと思います。同じ法曹資格者でありながら、検察官はここまで安直に仕事をし、法の支配をないがしろにする存在であることを、どうしても知って欲しいと思うのです。
そして、一般市民は納税者としで、このような捜査に多額の税金が投入されることの是非を考えて欲しいと思います。検察が税金を使って独自捜査をすることに意味があるのかどうか。
先輩記者たちの話を聞くと、かつての検察はここまでデタラメでなかったと口を揃えます。文字通り「正義の具現者」として輝いていた時期もあったといいます。それがいつからこんなふうに劣化してしまったのか、私にはわかりません。ただ、いまあるこの現実を知って欲しいと思うだけです。
私たちの仕事は歴史を記録することにもあります。今回の捜査を後世の人たちはどう評価するのか。そのことのためにも本書を世に送り出す意義があると感じています。
2010年8月20日 週刊朝日編集長・山口一臣
↓↓↓貴方の応援クリックが明日の活力になります↓↓↓
こちらをクリック
今朝ツイッターに、昨日、『私は無実です 検察と闘った厚労省官僚村木厚子の445日』(今西憲之+週刊朝日取材班、朝日新聞出版)が著者から届き、早速読みました。これを読めば、すべてが分かります。この事件は、村木さんの強い信念と、弘中弁護士の能力、それが真実を明らかにしたのです。
――とつぶやきました。
それにしても、昨日の朝日新聞のスクープから、現在は洪水のようなマスコミ報道だ。
新聞を読んでも、テレビを観てもどうも解説が断片的である。
この本を読めば、事件の全容を知ることができる。
この本は極めて読みやすい。
ところで、村木厚子さんについて、彼女をよく知る人から話を聞いた。
彼女は、とても立派な人で、誰からも信頼され、旧労働省の女性官僚で、「立派な先輩のあとを継ぐ人物となるでしょう」と言われるほどの人望のある人だ。
時として、運命は試練を与えるものだ。
彼女が逮捕直後から一貫して「私はこの事件に関与していない」という信念を貫き通した。
僕は最近、本の紹介をブログからツイッターでしていたが、今回の本はブログで紹介する。著者の今西憲之さんの「あとがき」もジーンとくるもがあった。
今回は「はじめに」をそのまま掲載する。
この本は、正直言ってあまり売れないかもしれないと思っています。しかし、出版人の良心として、赤字覚悟で、あえて出す決断をしました。
それは、この事件の真相−というより検察の真の姿を一人でも多くの国民に知って欲しいと思ったからです。いや、知らせなければいけないと強く思っているからです。とくに裁判官のみなさんには、ぜひとも読んでいただきたいと考えています。
検察が独自捜査に手を染めると、どんなふうにして“事件”がつくられていくのか。
厚生労働省の局長だった村木厚子さんが逮捕された郵便不正事件が他と際だっているのは、まったく何の事実もないところに「罪」がつくりあげられたことでした。
「東京(地検)が西松建設事件で小沢(一郎代表=当時=)をやれなかったから、大阪で(別の民主党幹部を)やるぞ!そうすれば手柄になる」
とばかりに、“公益性”のカケラもない理由で捜査に着手し、さんざん税金を浪費したあげく結局、何の証拠も見つけられず、このままでは事件が政治家に伸びない、つまり失敗捜査に終わりそうだと見るや、
「政治家がダメなら高級官僚をやるしかないわ!」
と、検察としての体面を保つだけのために、無事の村木さんがターゲットにされ、彼女を“罪人”にするための調書が、あの手この事を使って、次々ねつ造されていきました。
しかも、村木さんが逮捕された理由は、やっていないことを「やっていない」と真実を述べたからでした。
なぜ、こんな信じられないことが起きるのでしょう。
背景にあるのは、特捜検事は在任中に大きな手柄を立て誇ればならないという強迫観念です。ここで大きな手柄を立てれば検察内での出世はもちろん、退官後も大企業の顧問に迎えられるなど、計り知れないメリットがあるといいます。逆に、それができなければ一生うだつがあがらないというわけです。
そんな検察官の個人的利益追求のため、捜査権力が行使され、まじめに、そして実直に生きてきた人間の人生が狂わされてしまうことがあるという現実を、刑事裁判を担当する裁判官には、ぜひ知って欲しいと思います。同じ法曹資格者でありながら、検察官はここまで安直に仕事をし、法の支配をないがしろにする存在であることを、どうしても知って欲しいと思うのです。
そして、一般市民は納税者としで、このような捜査に多額の税金が投入されることの是非を考えて欲しいと思います。検察が税金を使って独自捜査をすることに意味があるのかどうか。
先輩記者たちの話を聞くと、かつての検察はここまでデタラメでなかったと口を揃えます。文字通り「正義の具現者」として輝いていた時期もあったといいます。それがいつからこんなふうに劣化してしまったのか、私にはわかりません。ただ、いまあるこの現実を知って欲しいと思うだけです。
私たちの仕事は歴史を記録することにもあります。今回の捜査を後世の人たちはどう評価するのか。そのことのためにも本書を世に送り出す意義があると感じています。
2010年8月20日 週刊朝日編集長・山口一臣
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by プチ・リタイア 2010年09月22日 12:53



