2010年05月08日
普天間対応に失敗した鳩山総理及び鳩山政権
昨日、鳩山総理は徳之島3町長と官邸で会ったが、予定どうり「反対」と言われた。
この結果が、また、昨日・今日とマスコミで大きく報道され、鳩山総理の対応に批判が集中した。
この問題は、安全保障・基地問題への対応と言うよりも、鳩山総理及び鳩山政権の政策実行のやり方・手法がずさんすぎるということだ。
反対集会が、徳之島と沖縄で開催され、対応が手遅れとなった。
沖縄へ行っても、徳之島3町長と会っても「反対」と言われるだけだ。
鳩山政権は、こうならない前に、手を打つ必要があった。
徳之島と沖縄は、マスコミで基地移設の情報が流れ、それを確かめに行くと「まだ決まってない」と冷たくされる。
こうした冷たい鳩山政権の対応と総理の言動の変化への怒りが大集会だ。
普天間問題がこれまでこじれた最大の原因は、鳩山政権のやり方・手法である。丁寧さなどに欠ける。
これに沖縄・徳之島の人たちが怒っているのだ。
2つの動画・対談 田村重信 x 三橋貴明「沖縄普天間問題について」
動画・緊急インタビュー!「普天間の何が問題なのか」もご覧ください。
以下、関連記事を掲載します。
徳之島3町長「平行線だから、もう会わない」
(5月7日17時15分配信 読売新聞)
沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、政府がヘリコプター部隊の移転先として検討している鹿児島県・徳之島の3町長らは7日午後、鳩山首相と首相官邸で会談後、記者会見して「飛行場移設は絶対反対という民意は決して変わらない。これからますます強くなる。首相が(徳之島に)来ても、お会い出来ない。会っても平行線だから」と語った。
大久保明・伊仙町長は「首相の発言は予想通り、何とか引き受けていただきたいという気持ちはわかったが、民意は反対という正しい情報を伝えられた。その点では意味があった」と述べたうえで、「徳之島は長寿世界一が2人も出て、出生率も日本一。少子高齢化対策のモデルの島であり、地域力の残る島に基地は必要ない」と反対姿勢を改めて強調した。
大久幸助・天城町長も、「サトウキビ生産などの農業立島であり、基地が来ると土地が取られて農業がダメになる。希少な動植物がいるので世界遺産に登録する話もある」と述べ、大久保町長は「地元記者から『沖縄に押しつけるのか』と聞かれるが、基地の議論ではなく、首相はオバマ米大統領と会い、軍縮の議論をしてほしい」と語った。
高岡秀規・徳之島町長は「今回の会談でわかったのは、基地は(徳之島の民意に反して)強制的には来ないということと、米国との調整がついていないこと。徳之島案はなくなるのではないかと期待して会談を終えた」と感想を述べた。
鳩山首相との会談は午後3時に行われ、政府側は首相と平野官房長官、松野頼久、滝野欣弥の両官房副長官が出席。地元側は高岡、大久保、大久の3町長に加え、徳田毅・自民党衆院議員や鹿児島県の伊藤祐一郎知事らが同席した。
<普天間移設>政府、5月決着断念へ…徳之島3町長拒否
(5月8日2時32分配信 毎日新聞)
鳩山由紀夫首相は7日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、鹿児島県・徳之島の伊仙、天城、徳之島の3町長らと首相官邸で初めて会談した。首相は「普天間の機能の一部をお引き受けいただければ、大変ありがたい」と要請。ヘリ部隊移転が困難な場合、訓練移転だけでも受け入れるよう求めたが、3町長は交渉の継続も含めて拒否した。沖縄に続き地元自治体との交渉は暗礁に乗り上げた。政府は「5月末の完全決着」を断念する方針で、代わりに政府の考え方を閣議決定することなどを検討しているが、野党各党は首相の責任追及を強めている。
「大変な混乱、ご迷惑をお掛けしたことを、まずおわび申し上げたい」。3町長との会談は訪沖と同様、首相の謝罪から始まった。首相は、徳之島への一部移転案について「すべてを(沖縄県外に)移設することは不可能という認識に至った。機能の一部を沖縄から遠くないところに移設できないかと思い、徳之島にお願いできないかという思いを強くした」と訴えた。
会談は1時間10分行われ、冒頭の25分間が報道陣に公開された。3町長のほか、伊藤祐一郎鹿児島県知事、徳之島が選挙区の徳田毅自民党衆院議員らが同席した。3町長は首相に、移設反対の島民2万5878人分の署名3束を手渡し、「徳之島の民意は移設断固反対だ」と通告した。
政府は、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)か沖合に「くい打ち桟橋」(QIP)方式で滑走路を建設する一方、徳之島に普天間の航空部隊のうち最大1000人か、一部訓練を移転する方向で米側と交渉を進めている。
しかし、くい打ち桟橋案は代替施設の機能を基本的に維持することを想定し、「沖縄の負担軽減」とは無関係。県外全面移設を断念した首相にとって、「沖縄の負担軽減」を示すため、徳之島への一部移転案は譲れない一線だ。それが3町長から全面拒否されたことは、沖縄への大きな説得材料も失うことを意味する。首相周辺には「今さら現行計画に戻るわけにはいかない」と焦燥感が募る。
首相は会談で「民意が許す範囲で何とかお願いしたい。部隊(移転)が難しければ、訓練だけでも」と懇願した。何度も繰り返す首相に、3町長は「5回も断った」という。住民との意見交換のため、自ら徳之島を訪問する意向も示したが、いずれも3町長は拒否した。会談終了後、3町長は記者団に対し「何十回会おうと平行線だ」(大久幸助・天城町長)などと、これ以上の交渉には応じない考えを示した。
連立与党内の足並みの乱れも広がりつつある。平野博文官房長官は7日午前の閣僚懇談会で、5月末決着に向け全閣僚に協力を要請。しかし、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は「沖縄県民の気持ちを切り捨てる政治をやってはならない」と注文をつけた。国民新党代表の亀井静香金融・郵政担当相は閣議後会見で「沖縄県民に『くい打ち』が受け入れられるのはなかなか難しい」と、くい打ち桟橋案に否定的な見解を表明した。
首相は7日夜、首相官邸で記者団に対し、3町長との交渉について「誠心誠意、真心を込めて尽くすしかない。これからも意見交換していきたい」と語り、移設交渉を続けていく意向を示した。
政府側の会談同席者は「徳之島から合意を得るのは難しくても、理解を得るぐらいなら、何とかならないか」となお望みをつなぐ。一方、月末の決着期限をにらみ首相周辺からはこんな発言も聞かれ始めた。「5月末の決着期限とは全部、結論を出すというわけではないからね」【横田愛】
この結果が、また、昨日・今日とマスコミで大きく報道され、鳩山総理の対応に批判が集中した。
この問題は、安全保障・基地問題への対応と言うよりも、鳩山総理及び鳩山政権の政策実行のやり方・手法がずさんすぎるということだ。
反対集会が、徳之島と沖縄で開催され、対応が手遅れとなった。
沖縄へ行っても、徳之島3町長と会っても「反対」と言われるだけだ。
鳩山政権は、こうならない前に、手を打つ必要があった。
徳之島と沖縄は、マスコミで基地移設の情報が流れ、それを確かめに行くと「まだ決まってない」と冷たくされる。
こうした冷たい鳩山政権の対応と総理の言動の変化への怒りが大集会だ。
普天間問題がこれまでこじれた最大の原因は、鳩山政権のやり方・手法である。丁寧さなどに欠ける。
これに沖縄・徳之島の人たちが怒っているのだ。
2つの動画・対談 田村重信 x 三橋貴明「沖縄普天間問題について」
動画・緊急インタビュー!「普天間の何が問題なのか」もご覧ください。
以下、関連記事を掲載します。
徳之島3町長「平行線だから、もう会わない」
(5月7日17時15分配信 読売新聞)
沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、政府がヘリコプター部隊の移転先として検討している鹿児島県・徳之島の3町長らは7日午後、鳩山首相と首相官邸で会談後、記者会見して「飛行場移設は絶対反対という民意は決して変わらない。これからますます強くなる。首相が(徳之島に)来ても、お会い出来ない。会っても平行線だから」と語った。
大久保明・伊仙町長は「首相の発言は予想通り、何とか引き受けていただきたいという気持ちはわかったが、民意は反対という正しい情報を伝えられた。その点では意味があった」と述べたうえで、「徳之島は長寿世界一が2人も出て、出生率も日本一。少子高齢化対策のモデルの島であり、地域力の残る島に基地は必要ない」と反対姿勢を改めて強調した。
大久幸助・天城町長も、「サトウキビ生産などの農業立島であり、基地が来ると土地が取られて農業がダメになる。希少な動植物がいるので世界遺産に登録する話もある」と述べ、大久保町長は「地元記者から『沖縄に押しつけるのか』と聞かれるが、基地の議論ではなく、首相はオバマ米大統領と会い、軍縮の議論をしてほしい」と語った。
高岡秀規・徳之島町長は「今回の会談でわかったのは、基地は(徳之島の民意に反して)強制的には来ないということと、米国との調整がついていないこと。徳之島案はなくなるのではないかと期待して会談を終えた」と感想を述べた。
鳩山首相との会談は午後3時に行われ、政府側は首相と平野官房長官、松野頼久、滝野欣弥の両官房副長官が出席。地元側は高岡、大久保、大久の3町長に加え、徳田毅・自民党衆院議員や鹿児島県の伊藤祐一郎知事らが同席した。
<普天間移設>政府、5月決着断念へ…徳之島3町長拒否
(5月8日2時32分配信 毎日新聞)
鳩山由紀夫首相は7日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、鹿児島県・徳之島の伊仙、天城、徳之島の3町長らと首相官邸で初めて会談した。首相は「普天間の機能の一部をお引き受けいただければ、大変ありがたい」と要請。ヘリ部隊移転が困難な場合、訓練移転だけでも受け入れるよう求めたが、3町長は交渉の継続も含めて拒否した。沖縄に続き地元自治体との交渉は暗礁に乗り上げた。政府は「5月末の完全決着」を断念する方針で、代わりに政府の考え方を閣議決定することなどを検討しているが、野党各党は首相の責任追及を強めている。
「大変な混乱、ご迷惑をお掛けしたことを、まずおわび申し上げたい」。3町長との会談は訪沖と同様、首相の謝罪から始まった。首相は、徳之島への一部移転案について「すべてを(沖縄県外に)移設することは不可能という認識に至った。機能の一部を沖縄から遠くないところに移設できないかと思い、徳之島にお願いできないかという思いを強くした」と訴えた。
会談は1時間10分行われ、冒頭の25分間が報道陣に公開された。3町長のほか、伊藤祐一郎鹿児島県知事、徳之島が選挙区の徳田毅自民党衆院議員らが同席した。3町長は首相に、移設反対の島民2万5878人分の署名3束を手渡し、「徳之島の民意は移設断固反対だ」と通告した。
政府は、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(沖縄県名護市辺野古)か沖合に「くい打ち桟橋」(QIP)方式で滑走路を建設する一方、徳之島に普天間の航空部隊のうち最大1000人か、一部訓練を移転する方向で米側と交渉を進めている。
しかし、くい打ち桟橋案は代替施設の機能を基本的に維持することを想定し、「沖縄の負担軽減」とは無関係。県外全面移設を断念した首相にとって、「沖縄の負担軽減」を示すため、徳之島への一部移転案は譲れない一線だ。それが3町長から全面拒否されたことは、沖縄への大きな説得材料も失うことを意味する。首相周辺には「今さら現行計画に戻るわけにはいかない」と焦燥感が募る。
首相は会談で「民意が許す範囲で何とかお願いしたい。部隊(移転)が難しければ、訓練だけでも」と懇願した。何度も繰り返す首相に、3町長は「5回も断った」という。住民との意見交換のため、自ら徳之島を訪問する意向も示したが、いずれも3町長は拒否した。会談終了後、3町長は記者団に対し「何十回会おうと平行線だ」(大久幸助・天城町長)などと、これ以上の交渉には応じない考えを示した。
連立与党内の足並みの乱れも広がりつつある。平野博文官房長官は7日午前の閣僚懇談会で、5月末決着に向け全閣僚に協力を要請。しかし、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は「沖縄県民の気持ちを切り捨てる政治をやってはならない」と注文をつけた。国民新党代表の亀井静香金融・郵政担当相は閣議後会見で「沖縄県民に『くい打ち』が受け入れられるのはなかなか難しい」と、くい打ち桟橋案に否定的な見解を表明した。
首相は7日夜、首相官邸で記者団に対し、3町長との交渉について「誠心誠意、真心を込めて尽くすしかない。これからも意見交換していきたい」と語り、移設交渉を続けていく意向を示した。
政府側の会談同席者は「徳之島から合意を得るのは難しくても、理解を得るぐらいなら、何とかならないか」となお望みをつなぐ。一方、月末の決着期限をにらみ首相周辺からはこんな発言も聞かれ始めた。「5月末の決着期限とは全部、結論を出すというわけではないからね」【横田愛】
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この記事へのコメント
11. Posted by 次郎 2010年05月08日 18:23
>この問題は、安全保障・基地問題への対応と言うよりも、鳩山総理及び鳩山政権の政策実行のやり方・手法がずさんすぎるということだ。
まさにこの田村さんの言葉につきますね。
選挙で有利になるために、首相は「最低でも県外」といい、それが不可能だと分かると、「公約ではない」「抑止力だと思わなかった」と発言する始末…
あるTVのコメンテーター達は、前政権=自民党のせいにしてますが、彼らに問題をすり替えるなと言いたいです。
この問題で明らかに悪いのは、実現の見通しも立てずに、沖縄県民の心を弄んだ首相及び民主党だと思う。
まさにこの田村さんの言葉につきますね。
選挙で有利になるために、首相は「最低でも県外」といい、それが不可能だと分かると、「公約ではない」「抑止力だと思わなかった」と発言する始末…
あるTVのコメンテーター達は、前政権=自民党のせいにしてますが、彼らに問題をすり替えるなと言いたいです。
この問題で明らかに悪いのは、実現の見通しも立てずに、沖縄県民の心を弄んだ首相及び民主党だと思う。
12. Posted by サラリーマン 2010年05月09日 03:23
13. Posted by 永田町時評 2010年05月09日 04:09
普天間問題について、自民党の対策を聞きたい。批判するからには、それ相応の対策を示すべきだ。普天間基地の移設が決まってから14年になる。鳩山政権までは、自民党政権の責任だと思う。迷走してきたのは、自民党政権も同じだったのではないのか。鳩山の挫折を喜々として喜んでいるのは大政党として見苦しい。ご意見を伺いたい。田村さんのブログはいつも勉強しております。創立以来の自民党シンパです。
16. Posted by 屋良栄作 2010年05月09日 16:20
奄美群島は、歴史的に沖縄以上に、権力の押し付けに対しては敏感だし、反発するはずです。
総理は代案もないくせに、総選挙の時にうそぶいていたと思うと情けなくなってきます。
あと山岡国対委員長の発言も、おかし過ぎる。
誰も責任を取らず、ナンバー1と2を擁護する。横粂くんにエールを送りたいくらいです。
総理は代案もないくせに、総選挙の時にうそぶいていたと思うと情けなくなってきます。
あと山岡国対委員長の発言も、おかし過ぎる。
誰も責任を取らず、ナンバー1と2を擁護する。横粂くんにエールを送りたいくらいです。
17. Posted by Prof.B 2010年05月09日 20:05
政治主導というのが、
鳩山政権の政権執行状況を見る限り、
玄人から素人へとしか思えなくなってきました。
コンクリートから人へも、
言い換えればバラマキを正当化しているだけでしょ。
鳩山政権の政権執行状況を見る限り、
玄人から素人へとしか思えなくなってきました。
コンクリートから人へも、
言い換えればバラマキを正当化しているだけでしょ。
18. Posted by shige_tamura 2010年05月10日 14:18
> 普天間問題について、自民党の対策を聞きたい。批判するからには、それ相応の対策を示すべきだ。普天間基地の移設が決まってから14年になる。鳩山政権までは、自民党政権の責任だと思う。迷走してきたのは、自民党政権も同じだったのではないのか。鳩山の挫折を喜々として喜んでいるのは大政党として見苦しい。ご意見を伺いたい。田村さんのブログはいつも勉強しております。創立以来の自民党シンパです。
喜んでなんかいません。悲しくてなりません。
今日発売の『文芸春秋』に、前名護市長インタビューが載ってましたが、是非読んでみてください。
鳩山政権が建設寸前の状態をぶち壊したのです。そこが問題なのです。
自民党は、現行案で粛々と進めるべき考えていましたが、それを鳩山・民主党が壊したのです。今となれば、現行案をすすめればいいといった単純な問題でなく、今後は、沖縄との信頼回復に努力してからになります。
喜んでなんかいません。悲しくてなりません。
今日発売の『文芸春秋』に、前名護市長インタビューが載ってましたが、是非読んでみてください。
鳩山政権が建設寸前の状態をぶち壊したのです。そこが問題なのです。
自民党は、現行案で粛々と進めるべき考えていましたが、それを鳩山・民主党が壊したのです。今となれば、現行案をすすめればいいといった単純な問題でなく、今後は、沖縄との信頼回復に努力してからになります。
19. Posted by きんちゃん 2010年05月10日 17:47
自動車丸ごとなら動かしようもあるけどエンジンだけ、どっか行けと言われても困りますよね。
やはり海兵隊は室蘭に全面移転させるべきなんです。
ここなら鳩山さんのお声掛かりで反対はないでしょうから。
あ、なんなら公共事業王国の岩手県でも良いですよ。



