2009年04月28日
拝啓 小沢代表殿(自由民主党 幹事長 細田 博之)
自民党のホームページに載っていますが、好評のため転載しました。
今回のテーマは、『憲法審査会』です。
憲法審査会は平成19年8月に設置されましたが、発足できないまま既に2年が経過しようとしています。野党の反対で委員定数などを定める「憲法審査会規程」が制定できないためで、これでは、「国会の怠慢」の極みであると言われても仕方ありません。
私たちは、「委員定数を50人。議決は出席委員の過半数。憲法改正原案の審査の際に公聴会の開催を義務づける」などを柱とした与党案を提示しています。ところが、民主党をはじめとする野党は審査会設置を決めた国会法改正の採決のあり方を不満とし、頑なに反対しているのです。成立した法律の内容や成立までの手続きに不満があるからと言って成立した法律を無視し放置しておくことは、法治国家において許されない行為です。
小沢さん!民主党は参議院の第一党なのですから、国会の責任を果たすために、野党の代表としてぜひリーダーシップを発揮していただきたいと思います。
もっとも、これは小沢代表にとって酷な話かもしれません。連立政権をめざす小沢・民主党とすれば、憲法改正・日米安保に絶対反対の社民党・共産党の意見を決して無視できないことも、民主党の中においてさえ、考え方がバラバラでなかなか一本化できない深い事情も、容易に推察できるからです。
しかし、現行憲法には衆参それぞれ2/3の賛成がなければ、一言たりとも改正できないという高いハードルがあることを、小沢さんもご存じでしょう。
まず、審査会を発足させようではありませんか。
小沢さん! 間もなく62回目の憲法記念日です。一日も早く憲法審査会を発足させること、これが国会の責務であるとお思いになりませんか。
平成21年4月27日 自由民主党 幹事長 細田 博之
今回のテーマは、『憲法審査会』です。
憲法審査会は平成19年8月に設置されましたが、発足できないまま既に2年が経過しようとしています。野党の反対で委員定数などを定める「憲法審査会規程」が制定できないためで、これでは、「国会の怠慢」の極みであると言われても仕方ありません。
私たちは、「委員定数を50人。議決は出席委員の過半数。憲法改正原案の審査の際に公聴会の開催を義務づける」などを柱とした与党案を提示しています。ところが、民主党をはじめとする野党は審査会設置を決めた国会法改正の採決のあり方を不満とし、頑なに反対しているのです。成立した法律の内容や成立までの手続きに不満があるからと言って成立した法律を無視し放置しておくことは、法治国家において許されない行為です。
小沢さん!民主党は参議院の第一党なのですから、国会の責任を果たすために、野党の代表としてぜひリーダーシップを発揮していただきたいと思います。
もっとも、これは小沢代表にとって酷な話かもしれません。連立政権をめざす小沢・民主党とすれば、憲法改正・日米安保に絶対反対の社民党・共産党の意見を決して無視できないことも、民主党の中においてさえ、考え方がバラバラでなかなか一本化できない深い事情も、容易に推察できるからです。
しかし、現行憲法には衆参それぞれ2/3の賛成がなければ、一言たりとも改正できないという高いハードルがあることを、小沢さんもご存じでしょう。
まず、審査会を発足させようではありませんか。
小沢さん! 間もなく62回目の憲法記念日です。一日も早く憲法審査会を発足させること、これが国会の責務であるとお思いになりませんか。
平成21年4月27日 自由民主党 幹事長 細田 博之