2009年01月05日
継続することの大切さ


あけましておめでとうございます。
今日からブログを再開します。
元旦の最初の初詣は、小雪の舞う比叡山の延暦寺でした。
延暦寺は天台宗の総本山。788年(延暦7年)伝教大師最澄が比叡山を開いたとされています。
今年は、「継続することの大切さ」を強調していきたいと思っていましたが、延暦寺の根本中堂でのお坊さんの説教でさらにその意を強くしました。
そこには、「不滅の法燈」があります。1200年しかたってないとのことです。(僕らは1200年も経っているのかと思います)
弥勒(みろく)様が56億7千年後に現れるまで続けられるとのことです。火を消さないように朝夕絶つことなく油を注いで、消さないようにしているとのことです。
火を消さない努力が大切で、毎日の掃除もそうです。
我々も。こうした「一隅を照らす」ことを継続することで、良い人生が、充実した人生が送れるというのです。
何事も続けることが重要なのです。
国家も続くことが大事で、そのためには様々な困難を乗り切り、そのための努力が必要というのです。
世界が不況なのに、なぜ、ユニクロだけが売れているのか。それは、安くて良いものだからです。
ユニクロの社長の柳井正氏(朝日新聞、1月3日の記事)は、なぜ、ユニクロはリスクをとれるのか、との質問に
「同じことをやり続けているから。スポーツと一緒で、何回も繰り返せば上達する。プロフィット(利益)とリスクはイコールだ。日本人の最大の欠点は安心、安全、安定志向。当然、プロフィットは生まれない」と答えていました。
「同じことをやり続けているから」これこそが、大事なことだと思います。
終わりに伝教大師の言葉をお送りします。(延暦寺のHPより)
道 人を弘め、人 道を弘む。
道心(どうしん)の中(うち)に衣食(えじき)あり、
衣食の中に道心なし。
すべての人は、道を歩き、道を行うために生まれてきた。自分に与えられた仕事を十二分にやろうという気持ちで毎日を過ごしさえすれば、生活は自然についてくるものである。
生かされていることに感謝する気持ちを失ってしまい、単に生きることが生活で、楽しく生きることがより良き生活だと考えていると、最後は動物以下の暮らしになってしまう。
伝教大師は、自分の目的に向かって地道に前進していくことの大切さを教えておられるのである。
