2007年07月23日
安倍総裁演説集(その1)改革と実績
―安倍晋三総裁(総理)は今日もまた声を嗄らして有権者に訴える。
参院選第一声を東京都内で発して以降、連日、全国を駆け回り、集まった大勢に直接説いている。
年金問題、公務員制度、農業政策、等など。
各地で響く安倍総裁の演説をまとめた。
【改革と実績】
改革か逆行か、答えを
私は総理に就任して、新しい国づくり、美しい国をつくっていく、そう皆さまに宣言いたしました。
昨年の臨時国会において、六十年ぶりに教育基本法を改正しました。防衛庁を省に昇格させ、日本の安全保障の基礎・基盤をより強化しました。地方分権改革推進法、これから進めていく地方分権に向けてしっかりと基本的な礎をつくることができました。
通常国会では国民投票法案、日本の国の形をつくっていく、憲法改正のための手続き法案を六十年ぶりにつくることができました。このように「新しい国づくりのための礎」を築くことができました。
この選挙戦は、今後とも改革を進めていくことができるかどうか、そして日本の経済が力強く成長し、皆さまの生活が豊かになっていくことができるかどうか、それを問う選挙です。改革か逆行か。成長か停滞か。どうか皆さん、この答えを出していただきたい。
責任政党とは何か。政権を担うこととは何か。それはできることしか言わない、言ったことは必ず実行していくということです。今後もお約束を申し上げたことは必ず実行していきます。
【景気回復】
明るい兆しを地方へ、家計へ
私は総理に就任して、この景気の回復を国民の皆さんに実感していただく、こうお約束いたしました。景気の明るい兆しを地方へ、そして家計に拡大していくことが私の使命です。
昨年九月からこの四月までの間に、六十万人の雇用が増えました。失業率も九年ぶりに四%を切り、三・八%になりました。改革の成果です。この改革を止めてはだめです。
かつての地域再生は中央の役人が鉛筆をなめて政策を作って「やりたい人いますか」と手を挙げさせてきました。
私の地域再生は、皆さんが主役です。
地域のことを一番よく知っているのは皆さんです。
この地域にはこんないい点がある、それを伸ばしていこうという知恵をどんどん発掘してもらい、それを国が応援していく。
成功例をよく知っている千四百人の「地域活性化応援隊」が、一緒に考えてまちづくりをしていくのです。
誰もが何回でも挑戦できる社会に変えていくための再チャレンジ支援として、二百三十七の対策を行い、千七百二十億円の予算も付けました。フリーターの皆さんが安心して定職に就けるようさまざまな対策を行った結果、三十五万人が安定した仕事に就きました。
私は経済を成長させ、皆さまの生活を豊かにしていくことを約束します。
【公務員制度改革】
私たちは抵抗に負けない
社会保険庁は、悪しき公務員体質の象徴でもあります。談合がありました。その温床となった「押し付け的な天下り」は私の内閣では一切根絶します。そのための法律はもう通しました。
公務員制度改革は進んでいるのです。
今までのようなぬるま湯的な年功序列ではなく、民間のように実績主義、能力主義の制度に変えていきます。この問題についても大変大きな抵抗がありましたが、抵抗があっても、私たちは国民の生活のために変えていかなければならないのです。
国鉄も同じ問題を抱えていました。労働組合が跋扈して、不親切なサービス、不健全な経営がありました。それを民営化したら、サービスは大きく変わって経営は改善しました。
同じことを私はやっていきます。
やる気のある人を残す。民間の活力と、そして知恵を導入して、見違える組織にしていく。
国鉄をJRに変える際にも、野党はこぞって反対しました。郵政を民営化する際にも、同じ顔ぶれが反対しています。既得権を持っている人たち、労働組合に支持されている政党が反対しているのです。
私たちはこうした抵抗に負けません。どうか皆さん、私に力を与えてほしい。必ずやってみせます。
【年金問題】
私の内閣ですべて解決する
今、私どもは信頼できる年金制度の構築に向けて全力を尽くしています。そのためには年金の記録問題を解決しなければいけません。
恐らく、皆さま方は、一体年金どうなっているのだ、こうお怒りの気持ちだと思います。私は行政の長として、こういう問題が起こっていることに、まずは皆さまにお詫び申し上げなければなりません。
この問題は基礎年金番号に統合した十年前から社会保険庁で先送りされてきた問題であります。しかし、私の内閣ですべて解決していくことをお約束します。そのために私には二つ大切な使命があります。
第一番目は、最後の一人に至るまですべて記録をチェックして、まじめに保険料を払ってきた方々に正しく年金をお支払いすることです。
二つ目は、こんな問題が起こった原因と責任を厳しく明らかにしていきます。そのために検証委員会をつくり、元検事総長に委員長になってもらった。必ず責任を明確にし、そしてけじめをつけていくこともお約束します。
この問題、やはり社会保険庁の体質に大きな原因があったのです。「親方日の丸」体質、窓口での不親切な対応、なるべく仕事はさぼろう、そうした悪しき労働慣行、そして労使の癒着、労働組合と責任者との癒着があった。
こうしたものは戦後つくりあげられてきた悪しき慣習であり、悪しき体制なのです。
これをぶっ壊して、これを一掃していくのが戦後レジームからの脱却であります。 まだまだ抵抗は強いが必ずやり遂げます。
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この記事へのコメント
1. Posted by 諦観 2007年07月23日 19:32
田村先生がご紹介されたとおり、安倍首相は戦後レジームの脱却に向けて確実に前進しておられます。
今回の選挙は、戦後レジームをぶっ壊されてしまっては、自らの権益がなし崩しに消滅してしまう危機感から野党、マスコミ、労組などいわゆる守旧派の巧妙な騙し、論点のすり替え等のプロパガンダ戦術により苦戦を強いられていますが、私は何とも解せないのは同じ党の中から安倍おろしを画策している議員がいることです。
開かれた党といっても、これは明らかに党則違反に匹敵する愚行ではないのでしょうか。
自民党議員の田村先生なら、何とかならんものかと愚問を愚痴ってみました。
要望ですので、返事は結構です。
今回の選挙は、戦後レジームをぶっ壊されてしまっては、自らの権益がなし崩しに消滅してしまう危機感から野党、マスコミ、労組などいわゆる守旧派の巧妙な騙し、論点のすり替え等のプロパガンダ戦術により苦戦を強いられていますが、私は何とも解せないのは同じ党の中から安倍おろしを画策している議員がいることです。
開かれた党といっても、これは明らかに党則違反に匹敵する愚行ではないのでしょうか。
自民党議員の田村先生なら、何とかならんものかと愚問を愚痴ってみました。
要望ですので、返事は結構です。



