2007年05月15日
『日本に「民主主義」を起業する』(鈴木崇弘著、第一書林)
シンクタンク、公共政策の関係者ならば、知らない人がいないという有名人である。
自民党に「シンクタンク2005」ができて、鈴木先生がその事務局長に塩崎恭久官房長官などの強い要請で就任した。
現在、「シンクタンク2005」では「日本政策アカデミー」という事業をおこなっているが、それを僕がお手伝いしているという関係だ。
そんなご縁で、鈴木先生と親しくさせていただいている。
人脈の広いのには驚かさせられる。
また、いろんな有意義な会合に誘ってくれる。
そして、政策にも明るい。
まさに、鈴木先生そのものが「ザ・シンクタンク」というべきであろう。
その鈴木先生が、今回、『日本に「民主主義」を起業する』(鈴木崇弘著、第一書林)を出版した。
自伝的シンクタンク論というだけに、東大卒業後、マレーシア留学。ハワイのイーストウエストセンター留学で、シンクタンクと関わったこと、
その後、笹川平和財団を経て、東京財団の立ち上げなど日本のシンクタンク設立に関わったことなどが分かり易く書かれている。
また、世界のシンクタンク、米国、英国などの事情についても詳しく説明があり、
シンクタンクとは何か、日本のシンクタンク、政党系シンクタンクの現状と可能性、シンクタンク再考について記されている。
なかには、2005年の総選挙の際に、選挙区の自民党公認候補の緊急公募にコミットした、僕も知らなかった話などもあり、読み物としても面白い。
日本の政治及び民主主義を考える上で大いに参考になる良書である。



