2007年02月09日

日本版NSC(国家安全保障会議)

 今朝の新聞各紙は、「日本版NSC(国家安全保障会議)」構想の最終案が8日、固まったという報道。
 僕も、この問題に関心があるだけにコメントをしたい。


日本版NSC構想について、以下、読売新聞(インターネット)の解説を掲載する。

日本版NSC最終案…事務局長は副長官級、来春発足
(2007年2月9日0時34分 読売新聞)yomiuri online


 首相官邸の外交・安全保障政策の司令塔機能を強化するために新設する「日本版NSC(国家安全保障会議)」構想の最終案が8日、固まった。


 〈1〉外交・安保の中長期戦略を検討する少人数閣僚会議は首相、官房長官、外相、防衛相の4人で構成し、年内に設置する〈2〉スタッフ組織に官房副長官級の事務局長を置き、2008年4月に発足する――などが柱となる。

 政府の「国家安全保障に関する官邸機能強化会議」は8日、座長の石原信雄・元官房副長官が示した最終案を大筋で了承した。27日に最終報告を公表する。政府は安全保障会議設置法改正案などを今国会に提出し、成立し次第、閣僚会議を設置する。
 最終案によると、現在の安全保障会議を改組して設置する日本版NSCは、名称を「国家安全保障会議」とし、首相を議長とする少人数閣僚会議が中核を担う。財務相は加えないことで決着した。

 また、首相補佐官(国家安全保障担当)を常設ポストとし、同会議に出席させる。首相補佐官が国会議員でない場合に限り、スタッフ組織の事務局長との兼務を認める。
 少人数会議は原則、月2回程度開き、外交・安保政策のほか、エネルギーや環境、政府開発援助(ODA)なども議論し、テーマに応じて関係閣僚を参加させる。「防衛計画の大綱」など現在の安保会議の審議事項は、引き続き首相と8閣僚で審議する。

 一方、情報分析や省庁間調整などを担う10〜20人規模のスタッフ組織は、少人数会議の下に設置する。
 既存の組織と連携するため、外交担当と安全保障担当の官房副長官補2人が事務局次長を兼務する。


(たむたむのコメント)
 メンバーが、首相、官房長官、外相、防衛相の4人で構成となったが、それは、今年、防衛庁が防衛省になったことが大きかった。
 なお、焦点は、財務大臣が外れたことだ。戦後の行政は大蔵省(財務省)支配といわれていたが、これが、最終決定となれば、安倍首相の「戦後レジーム」の大きな転換となる。
 次に、事務局長が誰になるかが重要だ。また、事務局長は、官房副長官補と官房副長官の間の危機管理監クラスとなろう。
 
 問題は、日本版NSCがうまく機能するか否かである。そのためには、メンバーの識見が重要である。
 なお、インテリジェンス(情報)との関連は、事務局長の下に内閣情報官を置くようなことをしなかったのは見識である。政策のために情報が利用されるのは問題で、日本版NSCの会議にインテリジェンスの代表者(内閣情報官)が参加するのが望ましい。


shige_tamura at 10:12│Comments(0)TrackBack(0)clip!安保・防衛政策 

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