2017年01月

2017年01月31日

「日本論語研究会」の予定

〜日本政策学校後援〜


第134回
1、日 時 2月4日(土)16時30分〜18時
2、場 所 TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(新宿区市谷八幡町8番地TKP市ヶ谷ビル) 
3、講 師 吉川 圭一(グローバル・イッシューズ総合研究所代表取締役)
(テーマ、「トランプ大統領誕生ーその意義と今後」)

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第135回
1、日 時 3月18日(土)16時30分〜18時
2、場 所 TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(新宿区市谷八幡町8番地TKP市ヶ谷ビル) 
3、講 師 末富 理栄(防衛省大臣官房企画官)
      (テーマ、「防衛省の仕事」)

第136回
1、日 時 4月8日(土)16時30分〜18時
2、場 所 TKP市ヶ谷カンファレンスセンター(新宿区市谷八幡町8番地TKP市ヶ谷ビル) 
3、講 師 岩越 豊雄(公益社団法人 国民文化研究会参与、寺子屋「石塾」主宰)
(テーマ、「二宮尊徳と論語」)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〇参加費 無料です。
〇問い合せ先  田村重信(代表幹事)
 Eメールstamura@hq.jimin.or.jp へ連絡下さい。
電話―3581−6211(職場) 
(参考)日本論語研究会の講演日程等は、日本論語研究会のホームページhttp://www.rongoken.com/と代表幹事のブログhttp://tamtam.livedoor.biz/archives/cat_50011952.htmlに掲載しています。

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2017年01月23日

二階幹事長代表質問(全文)

 私は、自由民主党・無所属の会を代表し、安倍内閣総理大臣の施政方針演説に対し質問いたします。

 昨年12月22日に新潟県糸魚川市で発生した大火災は、最大瞬間風速27.2mの暴風にあおられ、市の中心市街地から北側にかけて、約4万平方メートルを焼きつくしました。被災された糸魚川市の方々に改めてお見舞いを申し上げます。一日も早い生活再建に、政府与党はできることの全てを行ってまいる決意です。

 安倍総理は、早速26日に糸魚川市長と面会され、現地の要望をつぶさにお聞きになるとともに、28日に派遣した政府調査団の報告を受けられ、通常の火災ではなく、これを「風害」として検討するよう指示されました。

 その結果、今回の事案を被災者生活再建支援法の適用要件である自然災害と位置付け、新潟県が同法を適用できるようになりました。また、総理は1月11日、海外出張の前日に現地にお入りになり、「復興まちづくり推進協議会」を設置し、現地の要望に応えて副市長と復興担当の参事を政府から派遣することをお決めになりました。再建に向けた確かな足掛かりとして、多くの感謝の声が現地から寄せられていることは、ご承知の通りであります。

 私たち自由民主党も年末年始を返上し、大火発生から2週間で、3回の対策会議と現地視察を行いました。未曾有の大火災に見舞われ、生活のすべてを失われた住民の皆さんの苦しみは、察するにあまりあります。応急住宅への入居はメドが付き、当座の生活資金、中小企業再建などのご相談は、それぞれのご事情に合わせて、国、県、市が懸命に対応しています。がれき処理は個人負担がゼロとなりましたが、なおお困りのことがあれば、即座に検討し、実行していきたいと考えています。

 日本の災害対策の歴史を振り返りますと、関東大震災では「火災」、阪神淡路大震災では「地震」、東日本大震災では「津波」の対策が、それぞれ強化されてきました。しかし、今回の大火災で現実を目の当たりにし、再び同様な火災が起きても延焼を二度と起こさせないため「災害に強い街づくり」に取り組まなければならないと痛感いたしました。

 今は、どこで何が起きるかわからない時代です。私たちは、既存の制度をフル活用して対策を行い、なお現行制度で足らざるところは、制度改正等でしっかりと対応すべきであります。

 国民の安心安全を守り、強くしなやかな国づくりに力を入れていくことは、安倍政権の最重要課題だと認識しています。

 例えば、南海トラフの巨大地震が起きた場合、高知県黒潮町では「34m」の津波が町を飲みこみ、和歌山県太地町では、何も対策を取らなかった場合、住民の74%が津波で死亡するという厳しい想定が発表されています。政府は、こうした想定を伝えるだけではいかにも配慮不足と言わざるを得ません。防災先進国として何か具体的な対策や、手を差し伸べることが必要であります。こうした自然災害に対抗する国土強靭化の取り組みと、総理ご自身のご決意をお伺いします。あわせて、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの際、万が一のことが起きた場合、オリンピアン・パラリンピアンを始め、観戦に来られる多くの日本人や外国人観光客の誰一人にも被害を出させないことが開催国日本の責任です。この点についても総理のお考えを、お伺いします。

 今年は東日本大震災から7年目、復興創生期間2年目を迎えます。復興計画に則って、住まいやまちの復興、産業の再生が徐々に進んでいます。2016年度末には、高台移転は69%、災害公営住宅は83%の事業が完了する見込みです。しかしいまだ避難されている方々は13万人余りいることも事実です。今後福島の帰還困難区域以外については徐々に避難指示が解除され、にぎわいを取り戻すための取り組みが進んでまいります。帰還困難区域についても、復興・再生に向けた法案が今国会に提出されることになっています。

 私は、復興に立ち向かうための「政治の決意」が人々を元気づけ、明日への挑戦、さあやるぞというやる気を引きおこすと信じています。東北の復興に対する総理のご決意をお伺いします。

 先月22日、20年越しの課題であった沖縄県北部の4000ヘクタールの米軍訓練場が返還されました。安倍総理がこの難題に果敢にチャレンジし解決されたことは、基地負担軽減に向けた大きな進展であり、日米両国の長年の悲願をかなえたすばらしい出来事であります。

 一方で、給油訓練中の不具合でオスプレイが不時着した事故もありましたが、沖縄県民の気持ちを逆なでするような事態は到底認められません。私は本件に関し、特に米国公使に二度とこのようなことがないよう直接申し入れを行ったところでありますが、政府においても、再発防止を米国に強く求め続けなければなりません。沖縄の負担軽減と抑止力維持に向けた総理のご決意を伺います。

 昨年11月、高知県黒潮町で地震津波の脅威と防災の知見を過去から学び、将来の防災リーダーを育成する「世界津波の日高校生サミット」が開催されました。世界初の取り組みであり、安倍総理からはビデオメッセージも頂きましたが、日本を含む世界30か国360名の高校生が、津波防災に関する分科会、避難訓練などを主体的に行い、「黒潮宣言」という形で取りまとめられました。

 私は先日、太平洋・島サミットの閣僚会合で来日されたナウルの大統領はじめ、パプアニューギニアやマーシャルの外相など8カ国の首脳にお会いしましたが、気候変動と津波防災に、引き続き、日本との連携を深めていきたいとの申し入れがあったほか、高校生サミットに参加したそれぞれの国の高校生たちが、現在、すでに「若き津波大使」として、津波防災に熱心に取り組んでいるとの話も伺いました。

 今年はこの「世界津波の日高校生サミット」を、多くの離島を抱える沖縄県で開催したいと考えております。総理は一昨年、3月以降のすべてのバイ会談で、世界津波の日の創設を働きかけて頂き、国連総会において、「稲むらの火」である11月5日を、「世界津波の日」とする決議案が全会一致で採択されたわけであります。安倍総理のご理解に大変感謝申し上げるとともに、本年沖縄で開催することは、県にとっても大変良い機会になると考えておりますが、安倍総理のお考えをお聞かせ願います。

 日本の国土は狭く山がちであり、国土の約7割を中山間地が占めています。中山間地は、水源涵養機能のほか、洪水や土壌の浸食・崩壊を未然に防止するなどの多面的機能があり、下流域の安心安全を守っています。

 農政新時代をめざす安倍政権の方向性は大賛成であります。海外競争力を高め、農産品の輸出で外貨を稼ぎ、日本ブランドを向上させることは、これからの農政の柱の一つとして、どんどんやっていただきたいと思いますが、みんながみんな、そうした流れに乗れるかどうかはわかりません。

 中山間地で農業に携わる方々は、総農家数の約4割とも言われます。私の地元和歌山県も中山間地が多く、農業者の将来への不安は尽きません。担い手の減少で、耕作放棄地が拡がれば、中山間地の多面的機能も低下し、下流域の安心安全も守れません。中山間地における農業の振興・発展は日本全体の課題であり、平地に比べて厳しい環境に、どう対応するのか、総理のお考えを伺います。

 経済的に困難な状況にあっても、それが理由で意欲のある学生の進学や修学の機会が奪われてはいけません。学生のやる気を後押しし、能力を最大限引きだし社会に生かすには、本人の努力を支援する仕組みが必要です。

 党内でも議論を重ね、本年4月から給付型奨学金制度の一部、これは私立大学の自宅以外から通う学生と社会的擁護を必要とする学生が対象ですが、先行して始まることになりました。来年度からは、一定の成績を基準とし、国公私立の自宅生も含めて支給され、無利子奨学金の貸与人員も増員することになります。

 児童養護施設の施設長や福島で被災した子供たちが通う高校の教師からも、これまで大学進学をあきらめたり、躊躇していた生徒たちにとって、進学の後押しになり大変有難いとの声が寄せられています。

 資源の無いわが国において、教育への投資は何よりも重要であり、国の将来を見据えた長期戦略と言えます。給付型奨学金制度の意義と、国家戦略としての教育投資の在り方について、安倍総理にお伺いします。

 第2次安倍政権は発足以来4年が経過し、税収も所得も格段に増え、経済環境に明るさを取り戻していることは、客観的な統計からみても明らかであります。今後とも腰を据えて経済最優先で取り組んでいくことは言うまでもありません。安倍総理に、経済最優先に当たられる決意をお伺いします。

 経済成長の鍵はイノベーションにあります。昨年11月にパリ協定が発効しましたが、「脱炭素化」は世界的な潮流であり、優れた環境・エネルギー技術を持つわが国は、この分野で世界をリードできる存在です。将来の市場規模や潜在力が巨大と予測される中、成長戦略として、地球温暖化対策に積極的に取り組むことについて、総理のお考えをお伺いします。

 経済のパイを拡大すると同時に、持続可能な社会保障制度の構築も着実に進めていかねばなりません。社会保障制度は世代を超えた助けあいの精神が基本であります。従って世代間対立にならない改革が必要です。この精神は、日本人の気質と言いますか、勤勉でまじめな国民性とも合致した、いわば日本人の生き様とも言えます。

 例えば、「介護離職ゼロ」の取組みは、介護サービスの充実によって、高齢者だけでなく、若い世代の生活の向上にもつながります。

 わが国の社会保障制度は世界でも類を見ないほど恵まれており、「世界に冠たる社会保障制度」を次世代に引き継ぐため、国民の社会保障制度に対するご理解を十分いただくことが、安倍政権の重要な役割だと考えます。この点について、総理のお考えを伺います。また、年金、医療、介護の改革・充実を、国民の納得感をもってどのように進めていくのか、塩崎厚生労働大臣にお伺いします。

 地方創生は本格的な事業展開の段階に入り、オンリーワンの色をどれだけ出せるかが問われており、ボールは市町村の側にあります。

 私の地元、和歌山県田辺市上秋津地区では、地域の小学校移転を契機として、地域住民が立ち上がり、その旧校舎を活用して、都市と農村の交流を楽しむための体験型グリーンツーリズム施設「秋津野ガルテン」が、8年前に設立されました。地域の野菜や果物をふんだんに使った農家レストランをはじめ、宿泊・農作業体験、地元の果物を使ったお菓子作り、ミカンの樹のオーナー制度等、上秋津の魅力が多く詰め込まれています。

 「自分たちでできることは行政ではなく、自分たちでやる」という活動が各地で始まっています。私たちはこうした動きを大切にし、後押ししたいと思います。

 誰一人見捨てない、誰一人忘れない。
「ノーワン・レフト・ビハインド」という声が地方からも聞こえています。多世代に渡る「ぬくもりのある支援」が必要です。地域における「声なき声」に耳を傾けつつ、必要な法制度については検討を進めてまいりたいと考えています。

 私はほんの小さな取組みですが、自民党本部前で各地の物産を集めた販売会を時々行っています。東京のど真ん中で、ふるさとをアピールする機会を作ることで独自のアイディアやノウハウが蓄積されます。地方創生の一助になることを信じ、今後とも続けてまいりたいと思います。

 昨年10月から今日までの間、沖縄県、秋田県、滋賀県、徳島県、群馬県川場村、和歌山県、岩手県の7県が自ら手を挙げ、アイディアを凝らし、大変なにぎわいを見せてくれました。2月16日には総理のお地元山口県の物産展も予定されていますが、この際、地方創生に懸ける安倍総理の意気込みをお伺いします。

 天皇陛下のご退位等の問題は、国家の基本にかかわる重要な課題であり、決して政局にしてはなりません。与野党は、静かな環境の中で節度ある真摯な議論を行い、両院正副議長のもとでしかるべく、国民の総意としての立法府の考えを取りまとめていくことが求められています。

 天皇の地位は、日本国民の総意に基づくものであり、国民の代表である我々国会議員が、陛下のお気持ちに沿いながら、多くの国民のご理解を得て、進めていかなければなりません。政府におかれては、議長のもとで取りまとめられた立法府の考えを、最大限尊重することは当然のことでありますが、安倍総理の基本的認識をお伺いします。

 現行憲法制定から70年が経過し、時代に合わせて憲法を変えていくことが求められています。衆参の憲法審査会で議論を深めていくことは、各党の共通認識であります。

 憲法の三大原則「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」を堅持し、21世紀における新たな国家像を示すものとして、どの部分を変えるのかという具体的な項目の論議を行い、広く国民の皆様に知っていただくことが、私たちの責務です。次の70年を見据えた憲法の在り方、また、国会での憲法論議について、安倍総理のお考えをお伺います。

 一億総活躍社会を目指す安倍政権にとって、すべての人に働きやすい職場づくりを進めていくことが、一層求められています。だらだらと働いていては生産性は上がりません。長時間労働を是正し、ワーク・ライフ・バランスをはかり、メリハリを利かせていくことが大切です。

 一億総活躍社会は国土強靭化の観点からも、大いに推進してまいりたいと考えています。レジリエンスとは、もともと精神医学の言葉で、何事にもめげない、耐え抜き、回復するという意味であり、国土強靭化を国民運動として、自民党は、5年前からそのような政治思想を持って進めてまいりました。

 日本が主導した第3回国際女性会議ワウが、先月東京で開催されましたが、強くしなやかな国づくりには、女性も男性も、お年寄りも若い人も、障害のある方も、すべての国民の皆さんが、ハード面においてもソフト面においても、一緒になって参加して頂くことが大切です。政府はこの点を忘れずに、国民全員参加で進めて頂きたいと思います。一億総活躍社会と働き方改革、また社会全体のマインド醸成について、加藤担当大臣にお伺いします。

 安倍政権は日本外交の「格」と「評価」をあげています。G7やG20においても日本のプレゼンスが高まっており、礎となっているわが国の政治の安定性が、各国からこれほどまでに頼りにされている時代はありません。

 総理は先週、フィリピン、オーストラリア、インドネシア、ベトナムの4カ国を訪問され、各国との連携を強化してまいりました。世界を俯瞰する外交は5年目に入り、成功例として、世界の注目を集め続けています。今回の外国訪問の成果を総理に伺います。

 世界の首脳に先駆け、大統領選直後のトランプ氏に、ニューヨークでお会いになったことは、お二人の信頼関係を構築するうえで、大きな一歩になったことは間違いありません。わが党も、今後多くの議員を派遣し、様々なレベルでのチャンネルを広げ、日米関係の深化に力を尽くしてまいります。総理は近いうちに、トランプ大統領と首脳会談に望まれますが、日米関係を希望の同盟として、これまで以上に発展させるご決意を伺います。

 外交は両国がウィンウィンの関係でないとうまくいきません。その点で、韓国は大変難しい国だというのが率直な感想です。プサン総領事館前の市民団体による慰安婦像の設置は、ウィーン条約に照らして問題があり、看過した韓国政府の国際的な評価を低下させています。一昨年の日韓合意はしっかりと守ってもらいたいと強く申し上げておきたいと思います。

 しかしこうした時期だからこそ、私たちの方から交流を絶やすことはしてはならないのであります。政府間の交渉は当然のこと、党は人的交流を通じ、相互理解に努めてまいります。

 日中関係は、今年、国交正常化45周年、来年は平和友好条約締結40周年の節目の年であります。様々な分野で相互理解を進める良いチャンスだと考えており、党としても、防災、環境、観光、青少年交流など、より一層後押ししてまいりたいと思います。

 日露関係は、先般のプーチン大統領との首脳会談を踏まえ、今後とも粘り強く交渉していくことが必要です。日露関係について、総理のご決意を改めて承りたいと思います。

 外交は相手側と波長を合わせることが何よりも重要です。私は、「木を植え、種をまき、井戸を掘ること」を旨とする外交に、いささか努力を続けてまいりました。幹と根のしっかりした大木に育つには長い時間が必要です。安倍総理の外交はまさにそうした観点から行われているものであり、今後とも、短期的な視野に陥ることなく、長い目で見て両国に良い影響が及ぶよう、努めて頂きたいと思います。

 私たち自由民主党は、今や国会において多数を占め、国民の皆様からの期待も多く頂戴しておりますが、いまこそ初心を忘れることなく、仕事にまい進していかねばなりません。先の国会で成立した「部落差別解消推進法」は長年の悲願であり、ここに改めてご賛同いただいた議員の皆様方に深く感謝申し上げます。部落差別解消推進に懸ける総理の意気込みをお伺いいたします。

 目の前に起きる社会の動向に敏感に反応し、世の中の動きをつぶさに把握し、スピード感を持って対処する。常に明日を見つめる洞察力を持ち、未来に向かって行動することは当然のことであります。

 丁寧に幅広く意見を聞き、建設的な議論を行い、国民に分かりやすい「未来を拓く国会」にしていきたいと思います。

 社会的に弱い立場の人を大切にするのが政治の使命であります。国際環境が混とんとする中、日本が政治を安定して前に進め、落ち着いた環境の中で仕事を進めていくことが求められています。

 政治の使命を果たすため、ここにおられる議員各位のご協力を頂くことを切にお願いし、私の代表質問とさせていただきます。

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shige_tamura at 14:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!自由民主党 

2017年01月17日

「ギリシア人の物語 民主政のはじまり(2)」(塩野七生著、新潮社)

政治は、ある職業でもある技術でもなく、高度な緊張を要する生活のなかであり・・・

民主主義にとって最大の敵は、「機能しない」ことであり、「結果が出ない」ことなのだ。


「安全保障」とはなんだろう。

 歴史の成り行きに任せていたら、結果的として百年間保障された、ということか。
 それとも、終了直後からの諸々の対策、保障されなくなった事態も考慮したうえで実行に移した諸々の対策、をつづけてきたからこそ、その結果として、百年間の安全が保障されたということか。

 歴史を後世から見る立場に立つと、前者になる。同じ歴史でも、その時代に生きた人の視点で見ると、後者に変わる。
 前者だと、所詮は成り行きどおりに進むのが歴史だから、それをどうこうしようとして成される人々の努力のすべてが無用に見えてしまう。その中でも常人以上に営々たる努力を惜しまなかったリーダーたちに至っては、常人以上の愚か者で、それでも彼らが何かをやったのは、地位や権力にしがみつきたかったにすぎない、とでも裁かれ終わりだ。
 こう考える人には、「安全」が長期にわたって「保障」された状況を示す「平和」も、ピースと呼ぶほうがふさわしい。英語でピースと言っていると、何となく、そう言っているだけで実現するような気分になってします。

 古代ローマ人は、「平和」を「長期にわたる安全保障の継続」と認識し、厳しくも冷徹な人間たちによる努力の成果、と考えていた。

 このように考えると、権力者も普通の人もふくめた当事者全員の安全保障への努力も、バカバカしくは見えてこなくなる。たとえこの種の努力が、後世から見れば無用に終わったことであっても、愚かな行為には見えてこなくなるのだ。
 それどころか、想定外の事態さえも考えに入れたうえで成された対策の数々があったからこそ、その結果として、たとえ百年間にしても、ギリシア人は「平和」を享受することはできたのであった。ペルシア軍の侵攻を、心配しないで済んだのである。

 これを、地位や権力にしがみつきかったからであると断ずるのは、下品な言い方を許してもらえば、「下司(げす)の勘繰り」にすぎない。下司の勘繰りくらい、歴史に親しむのに、ふさわしくない心の持ちようもないと思っている。

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2017年01月16日

ナイジェリアを「金で買った」中国――「一つの中国」原則のため(遠藤誉氏)

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中国は11日、ナイジェリアに対する400億ドルの新規投資と引き換えに、台湾との関係を格下げし北京が主張する「一つの中国」原則を遵守することを約束させた。今後もこの外交戦を強化する。トランプ発言に対抗するためだ。

◆台湾のナイジェリア代表処の改称と移転

中国の王毅外相は1月11日、訪問先のナイジェリアでオンエアマ同国外相と会談し、「台湾は中国の領土の一部であり、中国を代表する合法的政府は、唯一、中華人民共和国のみである」という「一つの中国」原則を堅持することを約束させた。会談後の共同声明に署名したと、中国政府および中国共産党のメディアが一斉に伝えた。その中には中国政府の通信社「新華網」や中国共産党機関紙「人民日報」の姉妹版「環球網」あるいは中央テレビ局CCTVがあり、特にCCTVは「メディアの焦点」という特別番組でこの問題を特集した。

ナイジェリアは「中華民国」と国交を結んでいるわけではないが、しかし首都アブジャに台湾との交流窓口として「中華民国商務代表団」を置いていた。中華人民共和国(北京政府)とも国交を結んでいながら、台湾との窓口組織名に「中華民国」という名称を使っている国は少ない。CCTVの報道によれば「アフリカでは唯一の国だ」とのこと。

このたび両国は台湾との交流窓口を首都アブジャからラゴスに移し、かつ窓口の名称から「中華民国」という言葉を削除することに合意した。

王毅外相は両国関係を新たな段階に引き上げるために、「一つの中国」原則を基礎に置きながら「ナイジェリアの鉄道、高速道路、水力発電および軍事安全」など、巨大なポテンシャルを持つ領域における協力を約束した。

◆その陰には400億ドル(約4.5兆円)の新たなチャイナ・マネー

1月14日、中国大陸のウェブサイトの一つである「観察者網」は「大陸はナイジェリアに400億ドルを新たに投資 台湾驚愕」というタイトルの報道をした。

それによれば中国政府はナイジェリアに、新たに400億ドル(約4.5兆円)の投資をすることを決定したとのこと。中国はすでにナイジェリアに450億ドル(5兆円強)を投資している。

王毅外相は共同記者会見で「中国はすでにナイジェリアに220億ドルの投資を実施し終わっており、残りの230億ドルに関しては現在当該プロジェクトを実施中だ。このたびさらに、新たに400億ドルの投資を追加したということだ」と述べた。

合計850億ドルの「チャイナ・マネー」をナイジェリアに注ぐことになる。

これだけのチャイナ・マネーを注いで、「国を買う」戦術に出たと言っていい。

◆対台湾の大陸“外交戦”新モデル

観察網は大陸(中国政府、あるいは北京政府)のこのやり方を「対台湾の大陸“外交戦”新モデル」と名付けている。同時に、「中華民国」と国交はないものの、台湾との間で「代表処」などの形で非公式交流機関を設けている国を、一つ一つ落していく「新しい手」に出るだろうと分析している。

1月14日付の「環球網」はまた、王毅外相が行くところ、必ず「一つの中国」原則を認めさせるための「鉄拳」が動いていく。台湾はそれ相当のツケを払わなければならないと、警告している。

1月10日付の本コラム「米中断交さえ!? 台湾総統の米国経由外交」で、筆者は以下のように書いた。

――北京政府は、「蔡英文は必ず制裁を受けることになる。現に昨年(12月20日)、台湾と国交を結んでいたサントメ・プリンシペ国は台湾と国交を断絶し中華人民共和国と国交を結んだ(12月26日)。台湾を国家と認める国は、この地球上でわずか21カ国しかないが、それも一気に無くなっていくだろう」と環球時報に言わせていた。

同日、テレ朝の「ワイドスクランブル」という番組で、「今後中国はどう出ると思うか」といった趣旨の質問に対して、筆者はおおむね「中国は今後、台湾と国交を結んでいる国を、チャイナ・マネーを使って、つぎつぎと落していくことだろう」と回答した。

その翌日に、王毅外相がナイジェリアにおける台湾との交流窓口の名称から「中華民国」という名称を削除させて、チャイナ・マネーにモノを言わせて「一つの中国」原則を誓わせたのは、なんとも象徴的である。

◆トランプ政権と日本

現在、中華民国と国交のある国は21カ国。国交はないが(あるいは断絶したが)非公式機関を置いて経済文化交流を行っている国は60ヵ国ある。日本などがその一つで、大使館は置かない代わりに、たとえば「台北駐日経済文化代表処」といった組織が設置されている。

日本はそれ以外にも台湾との間の交流窓口として「交流協会」というものを設立していた。これは1972年9月に中華人民共和国との間で日中国交正常化に関する共同声明に調印したとき、同時に中華民国との国交を断絶したことによって同年12月に設立された日台間の交流を存続させる財団法人である。

その「交流協会」を今年1月1日から「日本台湾交流協会」と改称したのは、少なくともナイジェリアとは逆の方向で、評価していい。

これまで中国の顔色を窺っていた日本の外務省としては非常に画期的なことで、おそらくトランプ陣営の中における対中政策の傾向を感知してのことだと推測される。つまり、トランプ政権の対中政策が「一つの中国」原則にも疑義を挟む可能性を秘めている何よりの証拠だろう。

1月13日、トランプ次期大統領はアメリカのウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対し「もし北京が為替や貿易問題で譲歩しなければ、アメリカは“一つの中国”を見直さなければならなくなる」と語った。BBS中文網などが「トランプ:“一つの中国”原則を守るには北京の譲歩が必要」と伝えた。

昨年12月11日に米フォックス・ニュースのインタビューに対して述べた「通商を含めて色々なことについて中国と取り引きして合意しない限り、なぜ“一つの中国”政策に縛られなきゃならないのか分からない」という同氏の回答と比べると、やや強硬感が和らいだ感はある。しかし、トランプ次期米大統領はホワイトハウス内に貿易政策を担当する「国家通商会議」を新設し、トップに対中強硬派で知られるピーター・ナバロ氏を起用すると決定しているので、「一つの中国」原則に対する懐疑論は収まらないだろう。

そもそも北京政府が主張する「一つの中国」原則的概念を世界に広めてしまったのはニクソン元大統領とキッシンジャー元国務長官で、ニクソン氏が2度目の大統領選に勝とうとした個人的欲望から前のめりになった結果だ。日本の頭越しにキッシンジャー氏が訪中したことに驚いた日本が、あわててアメリカに追随した。日米が「一つの中国」を認めて(あるいは認識すると認めて)しまったことで、他の国が日米にならたったため、あたかも1972年以降(あるいは米中国交正常化が調印された1979年以降)の国際秩序を形成してしまった「不動の原則」のように見えるかもしれない。

そしてその結果、中国を強大化させてしまい、今では中国の覇権に苦しめられているというのだから、日米ともに反省しなければならないだろう。日米が強大化させてしまった中国が、それゆえに日米に脅威を与え、戦争の危険性さえ招くとすれば、本末転倒。

日本人は「中国共産党が如何にして強大化したのか」という歴史の真相を学ぼうとしないために、今もなお同じことを繰り返しているのである。思考停止が自国民に不幸をもたらすことにメスを入れたのがトランプ発言だ。いろいろ問題もあり、不確定要素も多い人物ではあるが、この発言にはアメリカ国民の感覚も込められているのではないかと、筆者には思われる。アメリカの中国研究者やシンクタンクとの接触により感じ取った実感だ。

安倍首相が地球儀を俯瞰して、東南アジアなどの関係国と経済交流などを強化するのは悪いことではない。ただ常に発展途上国に対しては日本国民の税金が膨大に使われており、おまけにほとんどの国が中国と日本に「いい顔」をして漁夫の利を得ている。安全保障に関しては当てにならない。

それよりは、「日中戦争中に毛沢東率いる中共軍が日本軍と共謀していた真相」を直視し、中国共産党がいかにして強大化したかを正視する勇気を日本が持つことの方が有効ではないだろうか。お金は一銭もかからない。真の思考力を持つ勇気を持てばいいだけのことである。

それにより中国共産党が統治の正当性を失うのである。「一つの中国」の是非を解くカギは、すべてこの事実の中にあるのだ。

この真相を直視する方が、かえって、戦争を回避できると筆者は信じている。


2017年01月13日

「ギリシア人の物語 民主政のはじまり(1)」(塩野七生著、新潮社)

 ギリシアに誕生した民主制の実態を探るために読んだ。
 以下、参考になったことを記述します。

・「市民」とは?
 スパルタ人にとって「市民」とは、祖国の防衛に生涯を捧げる「戦士」しか意味しない。
一方、アテネはでは、職人も商人も農民も「市民」なのである。


・「本格的な改革を成し遂げる人は」
 既成階級からしかでない。
 既成階級の中には、自分たちが享受してきた既得権を堅持することしか考えない人もいるが、自らでどうしようもない欠陥を直視する人がいる。
 改革は、既得権階級のもつ欠陥に斬りこまないことには達成できない。斬りこむには、欠陥を知りつくす、というか肌で知っている者のほうが有利にきまっている。どこに、どう斬りこめば成功するか、家庭教育で自然に会得し、この種の「蓄積」はいかに優秀な新興階級の出身者でも、一朝一夕には得られるたぐいのものではなかった。


・「デモクラシー」
 古代アテネの「デモクラシー」は、「国政の行方を市民(デモス)の手にゆだねた」のではなく、「国政の行方はエリートたちが考えて提案し、市民にその賛否をゆだねた」。
 エリート(特権階級)をぶっ壊したのではなく、その温存を謀ったのだ。

 アテネの民主政は、高邁なイデオロギーから生まれたのではない。必要性から生まれた、冷徹な選択の結果である。このように考える人が率いていた時代のアテネで民主主義は力を持ち、機能したのだ。それがイデオロギーに変わった時代、都市国家アテネを待っていたのは衰退でしななかった。
 

・「指導者」
 興隆期のアテネの指導者たちは、一人を除く全員が、名門の出身者で占められているのには驚かされる。アテネの改革の中心人物を考えると、世襲の弊害なんて言ってはいられない、と思うくらいの世襲の連続だ。
 アテネの指導者たちは、理想を追うことがイデオルギーという名の目的になってしまう、人間性に無知で単純な理想主義者ではなかったのである。
 これにより、自らが属する階級の基盤をぶち壊すことによって、かえってその階級の持つ真の力をより強く発揮させる政体の構築という大技までやってのけた、アテネ人らしく悪賢いクリステネスをどうぞ。=「クリステネスの改革」


・「棄権、少数意見」
 棄権や少数意見をことさら重要視すること自体が、民主政治の精神に反する。こう考えないと民主政を機能させていくことはできない。(続く)

2017年01月12日

人生、下流から上流に行くためには

 僕は、「政治とは弱いもののためにある」と考えていますから、格差とか、貧困とかに関心があり、それを如何になくせるかを常に考えています。
 その一環で、児童養護施設を支援する元プロボクサーの坂本博之氏を応援しています。

 そこで今回「続・下流社会」(藤田孝典著、朝日新書)を読みました。
 筆者の「下流社会を生み出すのは、自己責任ではない。この国の社会システムの歪みだ。」の考えには一部賛同できません。
 こういった本に共通するのは、例えば、就職がうまくいかないのも「この国が悪い、安倍政権の政策が悪い」といったものが多く、結論は「社会保障制度などの脆弱性が問題」と指摘しています。
 筆者は、カール・マルクスを称賛しています。

 だから、こうした本に書いてあることを読めば、自分がうまくいかないのは「社会のせいだ。自分は悪くない」ということになります。
 それでいったい、就職できない人は、その先うまくいくのか?
 うまくはいかない。他にうまくいっている人がいるからです。

 自ら、うまくいった人に学び、それを参考にして頑張ったほうがいいと思うのだが。

 僕はこうしたことに反対して、「論語」を広めることにしている。
 それは社会の体制を変えることも重要ですが、それによって、うまくいっていない人が必ず上手くいく保障はないからです。

 今週の土曜日に日本論語研究会があります。
 そこで僕が講演をします。

 テーマは、「13年目を迎えた日本論語研究会〜人生を考える〜」とうものです。

 以下が、レジメの一部です。

 自分の人生(生まれる?)、どう生きるか?どう死ぬか?それは自分が決める。

 良い人生、悪い人生=誰が原因か?

 友は?自分が選ぶ。台風になると倒れない木。因果応報


「利のやっこ 位のやっこ多き世に 我はわが身のあるじなりけり」佐佐木信綱

ーなどです。

 人生、うまくいかないことを人のせい、社会のせいにしたら、気が楽になりますが、でもそれで、その人の問題は何も解決しないのです。

 どうすれば、より楽しい人生を送ることができるか?
 それを、僕なりに話したいと思います。

 是非とも多くの方のご参加をお待ちしています。

(その後、パーティも同じビルであります=会費6000円です)


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2017年01月11日

「論語から人間学を学ぶ」まもなく出版

 『論語から人間学を学ぶ』(田村重信 著、内外出版)
 出版社HPから予約注文できます。http://www.naigai-group.co.jp/_2016/12/post-61.html

ISBN 978-4-905285-69-4
四六判 全288ページ
定価=本体1,500円+税
1月17日発売!!


田村重信による人間学の集大成!

日本論語研究会での講演のほか、ぐんま政治塾、美濃青年会議所、中国儒学と法律文化研究会(中国浙江省義烏市)での講演を収録!
『論語』から人生のエッセンスを抽出、人生を善き方向へ向かわせるコツ、人間学を学びましょう!


【目次】
はじめに 『論語』を学ぶと、生きる勇気が湧いてきます。
第1部 論語から人間学を学ぶ
(1) 論語から人間学を学ぶ  「修己知人」と「経世済民」
(2) 継続することが目的  「一隅を照らす」と「積小為大」
(3) 田村流・生き方のノウハウ「時間」と「約束」を守る
(4) 日本経済の発展と論語  「アジア経済の発展と儒教」
(5) 政治家と人間学    「中曽根康弘・青雲塾長の教え」
第2部 いま、学ぶべき偉人伝
(1) 孟子と大和魂       吉田松陰 「至誠通天」
(2) 代表的日本人       西郷隆盛 「敬天愛人」
(3) 日本ブランドをつくった男 渋沢栄一 「論語と算盤」
(4) 聖徳太子の十七条憲法   聖徳太子 「以和為貴」
(5) 善く生きるとは      ソクラテス「無知の知」
おわりに

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2017年01月10日

防衛・憲法・外交関連の本

 来週、19日に防衛省で講演をしますが、その際の講演レジメを休暇中に作成しました。
 その中で、僕が出版した防衛・憲法・外交関連の本を整理しました。

 有事法制(武力攻撃事態対処法案など)が国会で議論されたときは、『急げ!有事法制』を作りました。これは、書店などにいくと「有事法制は危険だ、戦争になる」といった反対本しかなく、そこで、国民に正しい知識を理解してもらうために急きょ出版しました。
お蔭さまで、この本は、国会議員が参考にするなど、増刷し、結構売れました。

 その後、防衛知識普及会を作ってテロ特措法や海賊対策の必要性についても、少しでも国民に正しい知識が広まるよう努力しました。

 最近では、一昨年の7月の集団的自衛権を含む閣議決定がなされ、急きょ『安倍政権と安保法制』を出版、これは、憲法と自衛隊の関係をわかりやすく解説し、4刷になりました。

 その後、平和安全法制が国会で成立した後に、『平和安全法制の真実』を出版し、昨年は、『防衛装備庁と装備政策の解説』(共著、内外出版、2016年3月)、『日本の防衛政策 第2版』(編著、2016年9月)を出版しました。

『日本の防衛政策 第2版』は、世界中の日本大使館に送付され、日本の最新の防衛政策の虎の巻になっています。
 現在2刷ですが、今年になって、「まもなく3刷になる予定」と今年になって出版社から嬉しいお話をいただきました。 

 もし、皆様が正しい防衛知識を学びたいのであれば、僕の『安倍政権と安保法制』(内外出版、2014年7月)、『平和安全法制の真実』(内外出版、2015年10月)、『日本の防衛政策 第2版』(編著、2016年9月)をご覧ください。

 自民党の憲法改正が知りたければ、『これで納得!日本国憲法講義』(内外出版2013年8月)、『改正 日本国憲法』(講談社+a新書、2013年11月)をお読みください。

 以下が、今まで出版した僕の防衛・憲法・外交関連の本です。

 26冊になりました。

 今後も、正しい防衛知識の普及のために出版していきます。


「憲法と安全保障」(南窓社、1993年)
「日本国憲法見直し論」(KKベストセラーズ、1994年)
「日米安保と極東有事」(南窓社、1997年)
「日華断行と日中国交正常化」(共著、南窓社、2000年)
「急げ!有事法制」(朝雲新聞社、2002年)
「教科書 日本の安全保障」(共著、芙蓉書房出版、2004年)
「政治と危機管理」(共著、内外出版、2006年)
「防衛法制の解説」(共編著、内外出版、2006年)
「新憲法はこうなるー美しいこの国のかたち」(講談社、2006年)
「防衛省誕生―その意義と歴史」(編著、内外出版、2007年)
「テロ特措法 海上自衛隊の給油活動」(防衛知識普及会編、内外出版、2007年)
「新テロ対策特措法 石破防衛大臣に聞く」(防衛知識普及会編、内外出版、2007年)
「岐路に立つ日本の安全―安全保障・危機管理政策の実際と展望」
                           (共著、北星堂、2008年)
「教科書・日本の防衛政策」(佐藤正久参議院議員と共編著、芙蓉書房出版、2008年)
「日本の防衛法制」共編著、内外出版、2008年)
「防衛省改革」(防衛知識普及会編、内外出版、2008年)
「海賊対策 海上警備行動と海賊対処法案」(防衛知識普及会編、内外出版、2009年)
「漂流する日米同盟」(森本敏監修、海竜社、2010年)
「日本の防衛法制 第2版」(編著、内外出版、2012年)
「日本の防衛政策」(編著、内外出版、2012年)
「これで納得!日本国憲法講義 」(内外出版2013年8月)
「改正 日本国憲法」 (講談社+a新書、2013年11月)
「安倍政権と安保法制」(内外出版、2014年7月)4刷
「平和安全法制の真実」(内外出版、2015年10月)
「防衛装備庁と装備政策の解説」(共著、内外出版、2016年3月)
「日本の防衛政策 第2版」(編著、2016年9月)2刷 

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