2016年09月
2016年09月06日
『日本の防衛政策 第2版』(田村重信編著、内外出版)について
この度『日本の防衛政策 第2版』(田村重信編著、内外出版)を出版しました。
平和安全法制が成立し、いよいよ防衛に関する基礎的な知識が必要となっています。
最近、バイデン米副大統領が演説で、共和党の大統領候補、ドナルド・トランプ氏を批判して、「(日本が)核保有国になり得ないとする日本国憲法を、私たちが書いたことを彼(トランプ氏)は知らないのか。学校で習わなかったのか」といった誤った発言もあります。また、いまだに防衛費の「GNP1%」枠があると間違って思っている識者などがいます。
自衛隊は憲法上軍隊ではなく、国際上は軍隊です。自衛隊が海外で諸外国の軍隊と同じ活動がどうしてできないのか?自衛隊は、捕虜として扱われるか?などなど、キチンと知っておく必要があります。
こうしたことが全て本書に出ています。辞書代わりにお使いいただければ便利です。
今回、平和安全法制の成立を踏まえ『日本の防衛政策 第2版』(内外出版)として大幅改定したものです。
本書は、「教科書 日本の安全保障」(芙蓉書房出版、2004年)、「教科書・日本の防衛政策」(芙蓉書房出版、2008年)、「日本の防衛政策」(内外出版、2012年)と改定を重ね、今回、平和安全法制の成立を踏まえ『日本の防衛政策 第2版』(内外出版)として大幅改定したものです。
私が自民党国防部会を担当しながら、慶應義塾大学大学院法学研究科・非常勤講師として「日本の安全保障講座(15年間)」を教えている中から生まれました。
現在、日本の大学には安全保障に関する講座が極めて少ないことは昨今の事情から考えればおかしな事です。また、安全保障講座に関する体系的な教科書もありません。そこで、防衛省・自衛隊の協力も得て、この本を出版したというわけです。
特に今回、「冷戦後の安全保障政策の変遷」の他「我が国の防衛政策の基本」には力を入れて書いたものです。最近の憲法第9条、自衛隊、集団的自衛権などの関連が正確に理解できます。
今、平和安全法制の成立に伴って、防衛政策についての正しい知識が必要です。ところが、キチンとした本がありません。そこで、本書が役立つわけです。
是非とも、ご一読いただき、日本の安全保障に関する正しい知識を深めていただければ幸いです。
また、大学の授業等でお使いいただければ幸いです。(教科書及び参考書として指定)
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