2013年07月
2013年07月31日
大好評!高村正彦副総裁 記者懇談 冒頭発言(消費税率引き上げについて)
これで納得! 日本国憲法講義 -前文、九条、九六条などの正しい解説- [単行本(ソフトカバー)]
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お急ぎの方は、自民党本部の1階売店で販売開始!
アマゾンでも買えます。または、 内外出版(03−3712−0141)にご連絡ください。
書店は、今週中ごろ以降になります。
(本は、新宿紀伊国屋・池袋ジュンク堂にはあります)
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高村正彦副総裁 記者懇談 冒頭発言
来年4月の消費税率引き上げについては、秋に安倍総理が判断することになるわけですが、今のところアベノミクスが順調でありますし、4−6月の指標はそれほど悪いものが出るわけではないと思います。
その他の経済状況にしても、海外からよほどのショックでも襲ってこない限り、法律ができた時に想定された経済状況よりは良い状況で判断できるのではないかと思っております。
そうであっても消費税率を上げるということは、景気にマイナスの影響を与えることは間違いないことでありまして、そのマイナスの影響を最小限に抑える成長戦略をしっかりとやって、総理が安心して判断できる環境を整えなければいけないと思っています。
成長戦略の一つの柱になるのは企業の投資減税でありますが、企業の投資減税にしても、それが生産設備の新陳代謝につながるようなものでなければならないわけでありますし、それは税制そのものも色々工夫するわけでありますけれども、その他の産業政策と一体となってはじめて、企業の設備の新陳代謝が促進されるので、関係するあらゆる部署が、そのための知恵を出してもらいたいと思っています。
ただやみくもに設備投資があれば良いということだと、かえって供給能力が増強されてデフレ要因となりますので、あくまで新陳代謝につながるような設備投資ということがキーポイントということになるかと思いますし、これは税の方でもしっかり検討しなければなりませんが、産業政策の面でも、あらゆる面で税と一体となって、新陳代謝を促す設備投資、そういうことが肝要だと思っています。
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高村正彦副総裁 記者懇談 冒頭発言
来年4月の消費税率引き上げについては、秋に安倍総理が判断することになるわけですが、今のところアベノミクスが順調でありますし、4−6月の指標はそれほど悪いものが出るわけではないと思います。
その他の経済状況にしても、海外からよほどのショックでも襲ってこない限り、法律ができた時に想定された経済状況よりは良い状況で判断できるのではないかと思っております。
そうであっても消費税率を上げるということは、景気にマイナスの影響を与えることは間違いないことでありまして、そのマイナスの影響を最小限に抑える成長戦略をしっかりとやって、総理が安心して判断できる環境を整えなければいけないと思っています。
成長戦略の一つの柱になるのは企業の投資減税でありますが、企業の投資減税にしても、それが生産設備の新陳代謝につながるようなものでなければならないわけでありますし、それは税制そのものも色々工夫するわけでありますけれども、その他の産業政策と一体となってはじめて、企業の設備の新陳代謝が促進されるので、関係するあらゆる部署が、そのための知恵を出してもらいたいと思っています。
ただやみくもに設備投資があれば良いということだと、かえって供給能力が増強されてデフレ要因となりますので、あくまで新陳代謝につながるような設備投資ということがキーポイントということになるかと思いますし、これは税の方でもしっかり検討しなければなりませんが、産業政策の面でも、あらゆる面で税と一体となって、新陳代謝を促す設備投資、そういうことが肝要だと思っています。
2013年07月30日
第一線の防衛省幹部が教える、この秋最高の安全保障講義。
≪尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座(防衛編)≫ご案内
【概要】 防衛省幹部を講師に迎え、政治特別講座 (防衛編)を実施いたします。
【期間】 2013年9月〜10月/金曜日/午後6時30分〜8時 /全5回
【定員】 30名(先着順)(7月31日現在、17名に申し込みありました。)
【費用】 3万円(資料・軽食を含む)
【教材】防衛白書・平成25年度版 日本の防衛
【場所】 憲政記念館(千代田永田町1-1-1 国会議事堂向い側)
第1回 9月 6日(金) 『わが国の防衛政策』
第2回 9月13日(金) 『わが国を取り巻く安全保障環境』
第3回 9月27日(金) 『日米安保体制』
第4回 10月 4日(金) 『わが国の防衛に関する施策(国民の生命・財産と領土・領海を守る態勢、海賊、PKO)』
第5回 10月11日(金) 『わが国の防衛に関する施策 (防衛装備・技術等)』
<お問い合せ、申し込み>
一般財団法人尾崎行雄記念財団
事務局
TEL:03-3581-1778
info@ozakiyukio.or.jp
*参加者は、すでに10人を超えました。
【概要】 防衛省幹部を講師に迎え、政治特別講座 (防衛編)を実施いたします。
【期間】 2013年9月〜10月/金曜日/午後6時30分〜8時 /全5回
【定員】 30名(先着順)(7月31日現在、17名に申し込みありました。)
【費用】 3万円(資料・軽食を含む)
【教材】防衛白書・平成25年度版 日本の防衛
【場所】 憲政記念館(千代田永田町1-1-1 国会議事堂向い側)
第1回 9月 6日(金) 『わが国の防衛政策』
第2回 9月13日(金) 『わが国を取り巻く安全保障環境』
第3回 9月27日(金) 『日米安保体制』
第4回 10月 4日(金) 『わが国の防衛に関する施策(国民の生命・財産と領土・領海を守る態勢、海賊、PKO)』
第5回 10月11日(金) 『わが国の防衛に関する施策 (防衛装備・技術等)』
<お問い合せ、申し込み>
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民主支持率、共産下に回る
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民主支持率、共産下に回る 政権復帰「望まぬ」7割
再編より再建 海江田氏固執
(産経新聞2013.7.30)
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、民主党支持率は共産党を下回るという、参院選惨敗を引きずる無残な結果だった。政権復活が望まれていないことも明確になった。党内には代表選を求める声がくすぶっているが、海江田万里代表に応じる気はない。党の生き残り戦略すら描き切れておらず、レームダック(死に体)になるのは時間の問題だ。(桑原雄尚)
「深刻な事態としか言いようがない。衝撃的だ。民主党に対する拒否度が、共産党への拒否度を上回ったということだろう…」
民主党幹部は29日、民主党支持率が5.4%で共産党の5.5%を下回ったことに絶句した。
民主党に突きつけられた厳しい数字はこれだけではない。自民党との間で政権交代可能な野党の存在について「必要だ」と答えたのは72.2%だったが、民主党が再び政権を担うことには67.3%が「望まない」と回答。野党再編が「必要だ」と回答したのは77.7%に上った。しかも、民主党支持層に限っても「必要だ」が90.7%−。
もはや民主党は「非自民」の受け皿としての資格を失ったに等しい。だが、海江田氏が向いている方向は野党再編というより、むしろ党再建で、あくまでも内向き。しかも、新幹事長に気心の知れた日立労組出身の大畠章宏元経済産業相を起用するなど、労組依存を深めるばかりだ。
そんな大畠氏について、日本維新の会の松井一郎幹事長(大阪府知事)は府庁内で記者団に「政策、政治信条、理念が重要なポイントになる。最初から全く価値観の違う人と協議してもまとまらない」と、あからさまに語った。
海江田氏は29日の記者会見で「毎日、屈辱の中に息をしている。もっと魅力のある野党にしなければならない」と語り、まずは都道府県連から意見を聴取する考えを示した。だが、地方の反乱はすでに始まっている。滋賀県連は29日、大畠氏に代表選の実施を申し入れた。大畠氏は「代表は悪くない」と突っぱねたが、代表選実施論が地方に広がる可能性は高い。
それでも代表選を拒否し続けた場合、若手保守系や非労組系議員が決起し、離党者が相次ぎかねない。引くも地獄、進むも地獄−。会見で改めて進退を問われた海江田氏は「まだ刀折れ、矢尽きていない」と答えるのがやっとだった。
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民主支持率、共産下に回る 政権復帰「望まぬ」7割
再編より再建 海江田氏固執
(産経新聞2013.7.30)
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、民主党支持率は共産党を下回るという、参院選惨敗を引きずる無残な結果だった。政権復活が望まれていないことも明確になった。党内には代表選を求める声がくすぶっているが、海江田万里代表に応じる気はない。党の生き残り戦略すら描き切れておらず、レームダック(死に体)になるのは時間の問題だ。(桑原雄尚)
「深刻な事態としか言いようがない。衝撃的だ。民主党に対する拒否度が、共産党への拒否度を上回ったということだろう…」
民主党幹部は29日、民主党支持率が5.4%で共産党の5.5%を下回ったことに絶句した。
民主党に突きつけられた厳しい数字はこれだけではない。自民党との間で政権交代可能な野党の存在について「必要だ」と答えたのは72.2%だったが、民主党が再び政権を担うことには67.3%が「望まない」と回答。野党再編が「必要だ」と回答したのは77.7%に上った。しかも、民主党支持層に限っても「必要だ」が90.7%−。
もはや民主党は「非自民」の受け皿としての資格を失ったに等しい。だが、海江田氏が向いている方向は野党再編というより、むしろ党再建で、あくまでも内向き。しかも、新幹事長に気心の知れた日立労組出身の大畠章宏元経済産業相を起用するなど、労組依存を深めるばかりだ。
そんな大畠氏について、日本維新の会の松井一郎幹事長(大阪府知事)は府庁内で記者団に「政策、政治信条、理念が重要なポイントになる。最初から全く価値観の違う人と協議してもまとまらない」と、あからさまに語った。
海江田氏は29日の記者会見で「毎日、屈辱の中に息をしている。もっと魅力のある野党にしなければならない」と語り、まずは都道府県連から意見を聴取する考えを示した。だが、地方の反乱はすでに始まっている。滋賀県連は29日、大畠氏に代表選の実施を申し入れた。大畠氏は「代表は悪くない」と突っぱねたが、代表選実施論が地方に広がる可能性は高い。
それでも代表選を拒否し続けた場合、若手保守系や非労組系議員が決起し、離党者が相次ぎかねない。引くも地獄、進むも地獄−。会見で改めて進退を問われた海江田氏は「まだ刀折れ、矢尽きていない」と答えるのがやっとだった。
「多弱」の野党 再編は政策論議から始めよ(7月30日付・読売社説)
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最近は野党ネタしかありません。
今日は、読売新聞(社説)が
「多弱」の野党 再編は政策論議から始めよ(7月30日付・読売社説)
ーーを載せてました。
以下、掲載します。
「1強」の自民党と、「多弱」の野党と言われる。巨大与党に対抗し得る野党像を模索すべきなのに、展望は厳しい。
参院選後、執行部の責任問題が取り沙汰された民主党、日本維新の会は、ともにトップが続投することになった。
みんなの党を加えた3党間で野党再編も浮上しているが、参院選で共闘できなかった党首の下、結束や再編は容易ではあるまい。
民主党は、参院選で無所属候補を応援した菅元代表の処分を「党員資格3か月停止」とした。当初案の「除籍」に比べて後退した。海江田代表の続投に不満が根強く、党再建の道筋は不透明だ。
民主党では結党以来、基本政策を巡って隔たりが大きい。最大の弱点とされる党の一体感の欠如を招いている。海江田氏が、路線対立を乗り越える指導力を発揮できるのか、はなはだ疑問である。
幹事長には、大畠章宏代表代行が就いた。大畠氏は旧社会党出身で労働組合色が濃く、民主党の労組依存体質は強まるだろう。
参院選の比例選でも、当選者7人のうち連合の組織内候補が6人を占めている。
海江田氏は、野党再編に関し、「大切なのは民主党が中心になることだ」と述べたが、民主党の置かれた状況を理解していない。
維新の会の橋下共同代表らは、まさに民主党の労組依存を問題視しており、結束を呼びかける相手は、みんなの党と民主党の保守・非労組系議員だからだ。
その維新の会では、橋下氏が辞意を表明したものの、石原共同代表らに慰留された。本拠地の大阪と、東京の国会議員団との対立という問題は今後もくすぶろう。
みんなの党には、渡辺代表と江田幹事長の確執がある。江田氏はみんなの党が再編を主導すべきだと前のめりだが、渡辺氏は「拙速な再編は野合に終わり、失敗する」と慎重な構えだ。
長年、政界再編の中心だった生活の党の小沢代表は、政治力の低下が著しい。社民党を10年間率いてきた福島党首も退く。
政党は本来、内外の課題を把握し、処方箋たる政策を実行していくためにある。政治家の都合で離合集散すべきものではないし、国民の支持なしに生き残れない。
新しい野党には、ガバナンスを確立できるリーダーの下、憲法など政策での一致が欠かせない。
次の国政選まで最大3年ある。野党各党は、浮ついた再編論議ではなく、現実的で地道な政策論から始めるべきである。
(2013年7月30日01時39分 読売新聞)
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「多弱」の野党 再編は政策論議から始めよ(7月30日付・読売社説)
ーーを載せてました。
以下、掲載します。
「1強」の自民党と、「多弱」の野党と言われる。巨大与党に対抗し得る野党像を模索すべきなのに、展望は厳しい。
参院選後、執行部の責任問題が取り沙汰された民主党、日本維新の会は、ともにトップが続投することになった。
みんなの党を加えた3党間で野党再編も浮上しているが、参院選で共闘できなかった党首の下、結束や再編は容易ではあるまい。
民主党は、参院選で無所属候補を応援した菅元代表の処分を「党員資格3か月停止」とした。当初案の「除籍」に比べて後退した。海江田代表の続投に不満が根強く、党再建の道筋は不透明だ。
民主党では結党以来、基本政策を巡って隔たりが大きい。最大の弱点とされる党の一体感の欠如を招いている。海江田氏が、路線対立を乗り越える指導力を発揮できるのか、はなはだ疑問である。
幹事長には、大畠章宏代表代行が就いた。大畠氏は旧社会党出身で労働組合色が濃く、民主党の労組依存体質は強まるだろう。
参院選の比例選でも、当選者7人のうち連合の組織内候補が6人を占めている。
海江田氏は、野党再編に関し、「大切なのは民主党が中心になることだ」と述べたが、民主党の置かれた状況を理解していない。
維新の会の橋下共同代表らは、まさに民主党の労組依存を問題視しており、結束を呼びかける相手は、みんなの党と民主党の保守・非労組系議員だからだ。
その維新の会では、橋下氏が辞意を表明したものの、石原共同代表らに慰留された。本拠地の大阪と、東京の国会議員団との対立という問題は今後もくすぶろう。
みんなの党には、渡辺代表と江田幹事長の確執がある。江田氏はみんなの党が再編を主導すべきだと前のめりだが、渡辺氏は「拙速な再編は野合に終わり、失敗する」と慎重な構えだ。
長年、政界再編の中心だった生活の党の小沢代表は、政治力の低下が著しい。社民党を10年間率いてきた福島党首も退く。
政党は本来、内外の課題を把握し、処方箋たる政策を実行していくためにある。政治家の都合で離合集散すべきものではないし、国民の支持なしに生き残れない。
新しい野党には、ガバナンスを確立できるリーダーの下、憲法など政策での一致が欠かせない。
次の国政選まで最大3年ある。野党各党は、浮ついた再編論議ではなく、現実的で地道な政策論から始めるべきである。
(2013年7月30日01時39分 読売新聞)
2013年07月29日
ワシントン情報(米ヘリテージ財団、横江公美氏) テレビショーをデジタル化して保存せよ
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ヘリテージ財団 アジア研究センター
(2013年7月25日)
テレビショーをデジタル化して保存せよ
1950年代から1970年代まで続いた人気のテレビショーをデジタル化する動きが始まった。
議会図書館は、Walter Cronkiteの「CBSイブニング・ニュース」や「Rowan & Martin’s Laugh –In」をデジタル・ファイルで保存することを開始した。
莫大な時間がかかる作業であるが、今、デジタル・ファイル化しないとJFK時代、ヒッピー時代、ウォーターゲート事件といった歴史的映像を、今後、見る機会を失っていく、という。1970年代までに作られたフィルムは保存することは考えられて作られていないのですでに非常にもろくなっている。
すでに修復不可能なフィルムもでてきている。
以前は、夜のニュースで頻繁に放映されていたベトナム戦争の映像も使えないものが多くなっているという。
1962年から1970年に放映されていたJonny Carsonの「Tonight Show」のビデオはほとんど残っていない。
フィルムのコーティングは年月で湿気を吸いテープとテープがくっついてしまっているものもある。
それを丁寧にはがしていくこと修復作業はかなり難しいという。
しかも修復しただけでは、1980年代より古い機械でしか再生できない。
現在、議会図書館は70万のビデオのデジタル化を目指している。
ここで問題になるのは、著作権とコストである。
記録映像の保存はアメリカのためはあきらかであるので、議会図書館は著作権は寄付されるべきと考えている。
コストは1本につき修復デジタル化が400ドルかかる。
古いテープを読み込む機械の修復には1台につき5000ドルかかっている。
1本につき400ドルがかかるが、それ以上の価値があると認識されている。
議会図書館では、こんな経験があった。
1990年代「Resignation/Disneyland」というラベルのテープを見つけた。
400ドルかけてデジタル化する価値があるかどうか考えたが、デジタル化してみた。
なんとそこには、1974年ディズニーランドでカリフォルニア州知事のレーガン元大統領がニクソン大統領辞任について演説する姿があった。
過去のドキュメント映像は、まさに宝の山である。
この動きを知ったときに、日本の状況と比べてしまった。
アメリカは、過去の事実の蓄積を民主主義の必要要件としている、と思われる。
アメリカでは、過去数十年分の新聞、雑誌の記事に加えてテレビ・ラジオのニュース番組のトランスクリプションまでもを含む巨大ニュース・データベースが存在する。
しかも、それは、電子政府予算のもと、アメリカ住人であるなら無料で自宅のPCからアクセスできる環境ができている。そして、議会図書館に行けば、過去の映像に加えて政治にかかわる音声録画も保存されている。
しかもアーカイブには、読みきれない量の政府の一次資料が保存されている。
今年はリンカーン大統領のもっとも有名な「人民の人民のための人民による政治」と語ったゲチスバーグ演説から150年ということで、リンカーンのアーカイブ資料をさらに読み込むプロジェクトが行われているが、いまだすべての資料を読み込むことができず、資金も時間も尽きている、というニュースが出ていたほど、リンカーン時代ですら多くの資料が残されている。
アーカイブにはアメリカ人だけではなく、自国のアーカイブでは見つからない資料を探して世界中のリサーチャーが集まっている。
キャピトルの丘
日本には、ニュース記事の巨大データベースと同時に、NHKの歴史映像をデジタル化し、ある程度、時間が経過したものは、国会図書館で閲覧できるようにすべきではないかと思う。
NHKの関係者に聞いたところ、過去の政見放送は公開情報になっていないし、デジタルでデータベース化もしていない。
過去の政見放送を見られるだけでも、かなり日本の政治に対する意識は変わってくると思われる。政治家の演説の質も、政治に対する議論の質の向上につながるんじゃないかと思う。
先週まで続いた参議院選挙での議員の演説映像は、将来は、貴重な記録映像になっていく。
話は変わるが、アシスタントのラィリー・ウォルターズが、この参議院選挙についてアメリカ人はどう見ているか、についてコラムを書きました。以下に簡単な日本文と英語本文を貼り付けます。
コメント、質問、取材などありましたら、本人にご連絡ください。よろしくお願いします。
参議院選挙を見るアメリカ人の目
By ラィリー・ウォルターズ
参議院選挙で勝利し、安定政権を手にしたことで、安部政権はナショナリストに進むと心配する国もあるが、アメリカ人がもっとも興味があるのは、アベノミクスと憲法の今後である。
アベノミクスの放った1本目の矢と2本目の矢は量的緩和と政府支出の増加である。この二つはアメリカでも日本でもなんども使われた手法であるが、それほどの効果があったためしはない。
そのため3番目の矢に興味が集まっている。
3番目の矢はTPPに思われるが、健康保険と農業を守りたい日本と自動車産業を守りたいアメリカの交渉は容易ではない。
しかし、TPPは、政府ではなく需要者に勝ち負けの決定権を与えることになる。今でも、私はホンダに乗り、両親はFordに乗っている。
2つ目は、憲法改正である。実はほとんどのアメリカ人は、今の憲法で問題ないと思っている。
今の憲法下で、すでに安倍首相は防衛費も値上げしているし、自衛隊も活動している。とりたてて変える必要性がわからない。
中国は、日本のナショナリズムについて不満をやめない。アメリカは日本ではなく中国の軍事力強化を恐れている。
アメリカは日本の防衛費の増加は歓迎している。
日本は中国からの反感を刺激するよりも、自由市場と経済成長に集中したほうが日米両国にとって良い結果につながると思っている。
Those Americans who are interested in international policy know well that Sunday’s election was a big day for Japan. The LDP reclaimed the Upper House and secured re-elected Prime Minster Shinzo Abe’s place as head of the government for at least a few more years. Not only did this election fully restore the LDP’s power in both the Upper and Lower Houses, but it was also the historic first time that Japanese politicians were allowed to use the internet for campaigning.
Abe may be viewed by his opponents, and even neighboring countries, as being nationalistic, but do Americans really care? Abe ran and won with two main political issues, one being economic reform Abenomics, and the other being the revision of the Japanese constitution.
Abe’s first two arrows of Abenomics, Quantitative Easing and increased government spending, are nothing new to policy in Japan or the U.S. Politicians love campaigning with these two policies because it makes it easy for them to quantify the amount of money they have “given” to “help” the economy. But both countries have tried these measures countless times before, and have failed. What’s most important about Abenomics is his third arrow, deregulation and reform.
A big part of Abe’s third arrow was finally pushing Japan into joining TPP. As of yesterday, Japan has successfully joined. But this is only one hurdle, because now the negotiations around which tariffs to eliminate and which to keep will be hotly debated. For Japan, this means protecting insurance and agriculture. For America, this means cars. But Japan and America have thrived for years through their outstanding trade and investment and fully implementing TPP will help guarantee that Japanese and American consumers pick the winners and losers, not governments. My parents drive a ford, I drive a Honda, and every once in a while I’ll buy Japanese rice to make in my Japanese rice cooker because I want Japanese rice, not because it’s the cheapest.
The second main campaigning topic for Abe was revising Japan’s Constitution. Obviously Japanese polls have showed the majority of Japanese are not happy with constitution changes, but I believe most Americans in foreign policy don’t care about changes to Japan’s constitution. This might be because they realize that Abe doesn’t see a need to change the constitution to get what he wants. He has already increased defense spending to deal with potential threats. And though Japan’s constitution does not allow it to have an army, most already view the JSDF as one. Obviously Japan has shown it can get what it needs without changing their constitution around.
Though the Chinese government may moan about the threat of Japanese nationalism, I believe the average American fears the growing threat of China more than any questionable threat from Japan. This solidifies America’s support for a greater alliance with a stronger Japanese military in the Asia-Pacific region. China will never stop accusing Japanese politicians of being nationalist and therefore it’s important for Abe to focus on reform in order to further increase the freedom of markets in Japan instead of giving fuel to the Chinese government which is still advocates communism and is riddled with corruption.
横江 公美
客員上級研究員
アジア研究センター Ph.D(政策) 松下政経塾15期生、プリンストン客員研究員などを経て2011年7月からヘリテージ財団の客員上級研究員。著書に、「第五の権力 アメリカのシンクタンク(文芸春秋)」「判断力はどうすれば身につくのか(PHP)」「キャリアウーマンルールズ(K.Kベストセラーズ)」「日本にオバマは生まれるか(PHP)」などがある。
2013年07月28日
維新、みんなは当面そのまま、細野幹事長は辞任。
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日本維新の会は昨日(27日)、東京都内で執行役員会を開き、橋下共同代表(大阪市長)と松井幹事長(大阪府知事)は、「大阪都構想」などの改革に専念したいと述べて辞任を申し出たが、石原共同代表らほかの党幹部に慰留され、続投を受け入れた。
これで維新は、現体制でまとまって進むことになる。
みんなも、選挙後の江田幹事長の離脱もなくなった。
民主の細野幹事長は辞任した。
戦いすんで日が暮れたという感じである。
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<維新の会>橋下共同代表、続投 慰留受け辞意撤回
(毎日新聞 7月27日(土)20時53分配信)
日本維新の会は27日、東京都内の国会議員団本部で参院選を総括する執行役員会を開いた。橋下徹共同代表(大阪市長)は「大阪の改革に専念したい」と辞意を表明したが、石原慎太郎共同代表ら国会議員団が慰留し、続投が決まった。また野党再編について松野頼久・国会議員団幹事長を中心に他野党と協議を進める方針も確認した。
役員会で橋下氏は大阪都構想実現に向けた協議が大詰めを迎えることを挙げ「大阪の改革に専念すると国政の勉強もできなくなり、形式的だけの共同代表になってしまう」と辞意を表明。出席者からは「我々がカバーする」などと慰留が相次いだ。
橋下氏は「形式だけの代表では党内に禍根を残す」と渋ったが、石原氏が「君が辞めるとオレは死んでしまう」と自らの辞任もちらつかせて続投を要求。平沼赳夫代表代行が多数決での採決を提案し、橋下氏や松井一郎幹事長(大阪府知事)ら大阪系幹部を除く賛成多数により続投を決めた。
参院選で8議席の獲得にとどまった維新は、橋下氏抜きでは存在感がさらに低下する。選挙前に石原氏が橋下氏を批判するなど食い違いも表面化しただけに、橋下氏は切り札の「辞任カード」を使って党内の求心力回復をはかった形だ。
一方で、橋下氏側には石原氏ら旧太陽の党側との分裂論がくすぶる。橋下氏は維新、民主、みんなの党の3党の一部勢力を結集する新党構想を提唱しているが、民主やみんなには、保守色が強すぎる旧太陽系議員への警戒感が強い。再編を模索する他野党の幹部は選挙前に橋下氏に電話で「維新の低迷の原因は旧太陽との合流だ」と旧太陽系議員との分裂を求めた。
松井氏は役員会で「野党がバラバラで巨大な与党に対峙(たいじ)していては、与党の独断専行を許す」と述べ、野党勢力の結集に意欲を示した。橋下氏側からも野党再編を優先して旧太陽系との決別を模索する動きが出ている。【阿部亮介、山下貴史、村上尊一】
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「茶飲み話は報告しない」江田・みんな幹事長
(朝日新聞デジタル 7月27日(土)19時24分配信)
■江田憲司・みんなの党幹事長
昨日もね、渡辺喜美代表と2人で話しましたけど、同じようなことを言っている。政治理念を一致させた上で政界再編をしていくんだ、と。まあ、言い方の問題は多少あるんでしょうけれども、昨日で一致したと思う。
私だって、3年ぐらい選挙がない時に、やれすぐに新党だとは思っていない。国会議員なんて、お尻に火がつかないと動かないから。ただ、我々は政界再編というものを結党宣言に入れている珍しい政党だ。なんで私たちが先んじてやらないんですか。
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「第一幕は昨日で終わった」民主・細野氏
(朝日新聞デジタル 7月27日(土)17時29分配信)
■細野豪志・民主党衆院議員
昨日、幹事長を辞任しました。
ここが潮時だと感じ、私から辞任の前倒しを海江田万里代表にお願いしました。幹事長ではなくなりますが、参議院選挙の総括は8月中にまとめなければなりません。今後も、民主党議員の一員として海江田執行部を支えていきます。
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2013年07月27日
混乱が続く民主、維新、みんな。
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参院選が終わり、社民党の福島党首は辞任。
民主党は、細野幹事長が辞任、菅元首相が「党員資格停止3カ月、海江田代表の続投がきまったものの、民主党内では海江田代表の退陣を求める声があり、しばらくは党内のゴタゴタは続きそうだ。
維新の会は報道で、橋下徹共同代表(大阪市長)が参院選敗北の責任を取って代表の辞意を表明する意向を固めたとのこと。今日・27日に東京都内で開かれる執行役員会で表明する見通し。石原慎太郎共同代表ら党幹部は慰留する考えで、結論を持ち越す可能性もある。――とのことで、揺れている。
みんなの党は、渡辺代表と江田幹事長の対立が深刻で、いずれ、両者は分かれることが予想される。
ということで、野党各党は深刻で、今後は、細野・松野・江田の3人の動向が注目される。
いずれにしても、野党の問題は人にある。
トップが自ら潔く責任を取らずに、自らの責任を他人に転嫁するようでは現在の野党に未来はない。
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<民主党>連舫氏、幹事長代行を辞任 ツイッターで明らかに
(毎日新聞 7月26日(金)21時37分配信)
民主党は26日、両院議員総会を党本部で開き、海江田万里代表の続投と、8月末としていた細野豪志幹事長の辞任を前倒しし後任に大畠章宏代表代行を充てる人事を了承した。海江田氏は1年後をめどに政策策定や党改革で成果を上げる方針を掲げ、執行部体制の維持に向けた動きを加速させた。だが、出席者からは退陣を求める声も噴出、足場は揺らいだままだ。【笈田直樹、高橋恵子、光田宗義】
◇菅氏、党員資格停止3カ月
参院選東京選挙区で無所属候補を応援した菅直人元首相の「党員資格停止3カ月」の処分も了承された。
「1年後は統一地方選に向けた準備の一番大切な時期。それまでに結果が目に見える形で出ていなければ、このように恥を忍んで代表の立場をお願いすることはない」。海江田氏は総会冒頭のあいさつでこう強調し、15年9月の任期切れを待たず1年後に成果を果たせない場合は辞任する意向を示した。
8月末に辞任する方針だった細野氏の辞任時期を早めた理由については、菅氏の処分を巡り党内に亀裂が生じたことを念頭に「その後の民主党の状況に変化があり、本人から『なるべく早く代わりの人を』という申し出があった」と説明した。
出席者からは「なぜ幹事長だけなのか。執行部全体として責任を認めないとけじめがつかない」(福山哲郎元官房副長官)、「代表選こそが最大の総括になる」(柚木道義衆院議員)と辞任を求める声が続出。海江田氏は「代表選をやるときは私が退くときだ」と拒否したものの、出席者からは党役員らだけで「続投」を決めたことへの不満が相次いだ。
海江田氏が自らの任期の区切りを「1年後」と定めたのは、身を引く姿勢を示すことで党内の反発を和らげたい狙いがある。菅氏に除籍(除名)など厳しい処分を主張し党内で反発を招いた細野氏についても、辞任時期を前倒しすることで自らの求心力低下を避けたいとの思惑がにじむ。
だが、大畠氏の起用について党幹部が「他にも何人か当たったが断られた」と打ち明けた。連舫幹事長代行も26日夕、自身のツイッターで総会後に辞任したことを明らかにした。海江田氏の求心力低下が逆に浮き彫りになった格好だ。
同党の混迷ぶりに、連合の古賀伸明会長は26日の記者会見で、「民主党の混乱は目を覆うばかりだ。政党の基本を見つめ直さないとまたこういう問題が起きる」と苦言を呈した。
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橋下氏、維新代表の辞意表明へ 幹部らは慰留の構え
(朝日新聞デジタル 7月27日(土)3時0分配信)
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)は参院選敗北の責任を取って代表の辞意を表明する意向を固めた。27日に東京都内で開かれる執行役員会で表明する見通し。石原慎太郎共同代表ら党幹部は慰留する考えで、結論を持ち越す可能性もある。
維新は21日の参院選で計44人の候補を擁立したが当選は8人にとどまった。橋下氏は21日の記者会見で「勝ちではない」と述べ、進退は27日の党執行役員会で議論するとしていた。
周辺によると、橋下氏は旧日本軍慰安婦をめぐる自らの発言などで党支持率が低迷し、参院選でのみんなの党との選挙協力が解消されたことなどが議席の伸び悩みにつながったとして、責任を取る意向を示しているという。
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<みんなの党>渡辺氏と江田氏、歩み寄りできず
(毎日新聞 7月26日(金)21時28分配信)
みんなの党の渡辺喜美代表と江田憲司幹事長は26日、国会内で会談した。野党再編などを巡り確執が続く両氏が歩み寄りを模索した格好だが、江田氏が民主党と日本維新の会との連携を深めていることに、渡辺氏は不信感をあらわにし、溝は埋まらなかった。
会談は渡辺氏の国会内の部屋で約1時間行われた。渡辺氏は江田氏が求める党改革について、30日の役員会で自らが改革案を示す意向を示し、江田氏も了承した。
だが、江田氏が21日に行った民主党の細野豪志前幹事長、維新の松野頼久国会議員団幹事長との会談について「野党再編について話し合った事実はない」と説明すると、渡辺氏は「投票が終わらない時間に前日まで戦っていた(他党の)幹事長と会って話をするのを報告しないのは腑(ふ)に落ちない」と異論を唱えた。【木下訓明】
2013年07月26日
憲法講演満員御礼!『これで納得!日本国憲法講義―前文・9条・96条などの正しい解説』(田村重信、内外出版)
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(本は、新宿紀伊国屋・池袋ジュンク堂にはあります)
それから8月8日の「憲法に関する講演会」が満員になりました。
ありがとうございます。
(参考)
尾崎行雄記念財団主催
「咢堂塾・特別講演会」緊急開催決定!
講師は、「尾崎行雄・咢堂塾 政治特別講座」塾長の田村重信氏。
田村氏は、自民党政務調査会調査役として、憲法と安全保障を中心に、多くの課題に現場で取り組んでいる方です。
今回は、緊急出版される著書『これで納得!日本国憲法講義―前文・9条・96条などの正しい解説』(内外出版)を基に、日本国憲法が直面している課題、また自民党の考えなどについて話して頂きます。
お申し込みは、下記の尾崎財団メールアドレスへ。定員30名・先着順です。
お早めにお申込み下さい。
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≪咢堂塾・特別講演演会≫
■日時: 2013年8月8日(木)18:15〜19:30 (18:00開場)
■場所: 憲政記念館
■講師: 田村重信氏
■演題: 「日本国憲法講義」
■会費: 3000円(上記の書籍代を含みます)
■定員: 30名・先着順(満員となりました)
■お申し込みの締め切りは、8月5日(月)ですが、満員となりました。
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一般財団法人尾崎行雄記念財団
TEL:03-3581-1778
info@ozakiyukio.or.jp
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