2012年09月
2012年09月05日
大好評！自民党ネットメディア局長 平井 たくや 衆院議員のネット戦略（２）
『日本の防衛政策』（田村重信編著、内外出版）『日本の防衛法制』（田村重信他編著、内外出版）を出版しました。たちまち、『日本の防衛法制』の増刷が決まりました。
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激戦に勝利する【５】
自民党ネットメディア局長 平井 たくや
フルオープンで双方向のホームページを
選挙時はアクセス数が激増する、わが党のホームページ。
党本部や地方組織、国会議員、地方議員など様々なものがあるが、有権者が最も目にするメディアの一つとして、選挙に与える影響が年々増している。そこで、今号は平井たくや党ネットメディア局長がわが党のホームページ戦略について語る。
ソーシャルメディアでアクセス数増やす
ホームページで信頼得て選挙に勝つ
�猜僂錣辰伸畛僂鮓�せて有権者の信頼勝ち取る
フェイスブックが取り込まれ、わが党地方議員によるブログを見ることができる香川県連ホームページ
わが党が選挙に勝つためのホームページ戦略は�爛侫襯�ープン�瓩鉢狒佇�向�瓩�キーワードとなります。
まず、�爛侫襯�ープン�瓩任垢�、ホームページで、政治家のありのままの姿、政治の現場をさらけ出すことが求められています。
一例をあげてみますと、党本部ホームページでは、日ごろから党ネットメディア局の動画スタジオ「カフェスタ」から生中継で、国会議員をはじめ有識者が党議決定前の政策課題でも、自由闊達に意見を語り合う姿を見ることができます。
今年６月には同スタジオの開設１周年記念企画として「12時間ぶっ続け、まるナマ自民党」を生放送しました。政策討論からチャリティーライブまで硬軟織り交ぜた22の番組に国会議員約50人に加え有識者やタレントが出演し、わが党のありのままをさらけ出したことが好評で、12時間で延べ約28万人の視聴がありました。
最も評判が良かった番組がシャドウ・キャビネットの生中継です。視聴者から「こんな真剣に政策を協議しているのか」との感想がよく聞かれました。
また、私が会長を務める香川県連では８月25日、同県連ホームページから参院選挙区の公募応募者が公認決定する過程をユーストリーム（動画共有サービス）で生中継しました。
いまだにわが党は「何も変わっていない」との批判を受けますが、公募選考という�猜僂錣辰伸畛僂鰺�権者に透明化したことで、多くの方からわが党に対する期待が寄せられました。
�爛侫襯�ープン�瓩砲垢襪函△△泙蠍�せたくない面をもさらけ出すことになりますが、政治活動の目的である有権者の信頼を得ることができるのです。
悪いことしていないからすべて知られてもいいと腹をくくり�爛侫襯�ープン�瓩淵曄璽爛據璽犬砲靴討曚靴い隼廚い泙后�
本音の対話を読めば何度もアクセスする
次にアクセス数を増やす必要がありますが、このポイントは�狒佇�向�瓩任后�
ホームページはどれほど政策や活動などのコンテンツを充実させ、お金をかけてデザインや素材に工夫を凝らしても、一方通行で情報を提供するだけでは不十分です。
フェイスブック、ツイッター、フリッカーなどのソーシャルメディアを取り込み、有権者一人ひとりと�狒佇�向�瓩之襪咾弔�ことで確実にアクセスが増えてきます。
フェイスブックでは氏名の公開を義務付けているので、「友達（交流するユーザー）」と本音で語り合うことができます。政策課題、ポスターデザインやキャッチフレーズについて意見を求めると、かなりの数の真摯な意見が返ってきます。フェイスブックがホームページに取り込まれ、こうしたやり取りを見た有権者はついつい何度もアクセスしてみたくなるものです。
ツイッターは匿名である分、フォロワー（投稿を読むユーザー）が非常に多いのでイベント情報の告知に適しています。ツイッターの投稿をホームページに取り込んでフォロワー以外の人に情報を見せることができますし、ツイッターにホームページを更新したことを書き込めばフォロワーはホームページを見てくれます。
また、フリッカー（写真共有サイト）をホームページに取り込むと、写真を通した交流ができます。例えば、私は先日、地元で少年野球の子供たちと撮った記念写真をフリッカーに掲載しましたが、保護者は私のホームページから自分の子供が写っているフリッカーの写真をダウンロードしています。
この他、政治家の素顔が掲載されたブログを取り込み、党本部ホームページのニュースや動画と連動させるとアクセス数が伸びていきます。ぜひ、“フルオープン”に加え�狒佇�向�瓩鯡椹悗靴謄宗璽轡礇襯瓮妊�アやブログを取り込み、選挙に勝つホームページをつくってください。
ことばの解説
【ツイッター】
「ツイート」と呼ばれる１４０文字以内の短文を投稿できる情報サービス。
【フリッカー】
写真の共有を目的としたコミュニティーサイト。個人で撮った写真をウェブ上で分類して掲載できる。
『自由民主』より
2012年09月04日
「国家の覚悟」が問われる領土問題（自民党領土に関する特命委員長代理 新藤義孝議員）
『日本の防衛政策』（田村重信編著、内外出版）『日本の防衛法制』（田村重信他編著、内外出版）を出版しました。よろしく。
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「国家の覚悟」が問われる領土問題
新藤義孝 党領土に関する特命委員長代理
８月10日、李明博韓国大統領が竹島に、15日には香港の活動家が尖閣諸島の魚釣島に不法上陸。衆院は24日、抗議決議（別項）を可決した。「領土保全と主権確立は国家成立の基本要素」と語る新藤義孝・党領土に関する特命委員長代理に、政府の対応の問題点や今後の対応策などについて聞いた。
野田政権 誤った外交政策
竹島、尖閣諸島への不法上陸
―――政府の対応で問題点は。
新藤義孝・党領土に関する特命委員長代理） 今回の問題は単発のものではなく、政権交代後、民主党政権が３年間にわたり誤った外交メッセージを発し続けた果てに招いた最悪の事態です。
韓国はへリポートの改修工事を行うなど竹島への実効支配を強引に進めていますが、鳩山・菅・野田の３総理はこれまで日韓首脳会談で「竹島」という言葉を一度も使わず、具体的な抗議も行ってきませんでした。それは韓国側に「日本の竹島問題に対する抗議は形式的」と受け取られてしまうのです。
一方、尖閣問題については、２年前の中国漁船衝突事件で、「那覇地検の判断」との名目で船長を釈放し、この時の対応が中国側に「日本は強く出れば屈する」との印象を与えることになりました。
今回の尖閣不法上陸事件でも、活動家が海保巡視船にレンガを投げつけているのに、不法上陸以外に公務執行妨害など他に罪がないとして、入管法第65条の規定を適用し、わずか２日で強制送還してしまいました。
活動家たちは「尖閣に上陸し、すしとラーメンを食べ、ビジネスクラスで送ってもらう」などと発言し、それによって日本の領土管理は甘い、事なかれ主義だ、というふうに世界に発信されてしまうのです。
―――わが国はどう対処すべきでしょうか。
新藤） 外交部会と領土に関する特命委員会では、竹島も尖閣も事態が発生する直前・直後に連日合同会議を開いて今後の対応を議論し、政府に申し入れを行いました。
李大統領の竹島上陸と天皇陛下への非礼発言は絶対に許せないもので、断固たる決意のもと、韓国に謝罪と撤回を申し入れなければなりません。竹島問題の国際司法裁判所（ＩＣＪ）提訴はもとより、日韓の通貨スワップ協定（※）の更新中止など、対韓外交政策の全面的な見直しが必要です。
また、尖閣不法上陸事件では、わが党は事実を明らかにするため記録ビデオの公開を求めるとともに、違法行為には厳正な対処をとるよう政府へ働きかけていきます。さらに、事態の再発防止について中国・香港当局に厳重な申し入れを行うとともに、尖閣諸島の警備体制強化を含めあらゆる手立てを講じなくてはなりません。
※通貨スワップ協定
自国の金融危機などに備えるため、各国の中央銀行がお互いに外貨準備を活用して、相手国の通貨を融通しあう取り決め。政府は昨年10月、韓国との融通枠を従来の総額１３０億ドルから７００億ドルへ大幅に引き上げた。
―――わが党は領土問題にどう取り組みますか。
新藤） わが党は次期総選挙の政権公約に領土政策として、（１）領土問題を取り扱う組織を内閣府に設置（２）領土に関する歴史研究や、国際広報活動などを行う研究機関を新設（３）国境離島の管理・振興を図る「特定国境離島保全・振興法」、「無人国境離島の管理推進法」（国会提出済み）などの法整備 （４）尖閣諸島の有人化と海の有効利用・国有化（東京都との連携）―を掲げています。
国家の基本である領土問題に毅然（きぜん）とした姿勢をとれない国は他国から信頼されません。領土問題への対応は「国家の覚悟」が問われているのです。
来る総選挙では、領土問題に対するわが党の覚悟を示し、政権奪還を実現したいと思います。
李明博韓国大統領の竹島上陸と天皇陛下に関する発言に抗議する衆院決議（抜粋）
８月10日に李明博韓国大統領が竹島に上陸した。我が国はこのことを強く非難するとともに、竹島の不法占拠を韓国が一刻も早く停止することを強く求める。また、我が国政府は、断固たる決意をもって、韓国政府に対し、毅然とした態度をとり、竹島問題について効果的な政策を立案・実施するべきである。
さらに、８月14日、天皇陛下の韓国ご訪問について極めて不適切な発言を行った。友好国の国家元首が天皇陛下に対して行う発言として極めて非礼な発言であり、決して容認できないものであり、発言の撤回を求める。
香港の民間活動家らによる尖閣諸島不法上陸に関する衆院決議（抜粋）
本院は、これらの行為を厳しく糾弾するとともに、厳重に抗議する。
国内法令に則（のっと）り厳正な対応を行うのは政府の当然の責務である。政府は、違法行為に対し法に則り厳正に対処するとともに、こうした事態が再発しないよう、中国、香港当局に対し厳重な申し入れを行い、更に、尖閣諸島の有効支配を引き続き確たるものとしていくために、警備体制の強化を含め、あらゆる手立てを尽くすべきである。
我が国は、主張すべきを主張し、措置すべきを措置し、領土・領域の保全を全うし、我が国の国益を、冷徹に、断固として守っていくべきである。
『自由民主』より
2012年09月03日
フェイスブックとは？ 激戦に勝利する【４】 自民党ネットメディア局長 平井 たくや
『日本の防衛政策』（田村重信編著、内外出版）『日本の防衛法制』（田村重信他編著、内外出版）を出版しました。よろしく。
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激戦に勝利する【４】
自民党ネットメディア局長 平井 たくや
一人でも多くフェイスブック開設を
近い将来、政治活動はフェイスブックの活用が主流になると強調する
（平井たくや・自民党ネットメディア局長）
最強ツールの活用で選挙を勝つ
スマートフォンの普及とともにユーザー数が増え続けているフェイスブック。
ソーシャルメディアのなかでも、政治活動の最強ツールとなるはずだが、個人ページを開設しているわが党地方議員は少ないのが現状だ。平井たくや党ネットメディア局長に政治活動におけるフェイスブック活用の必要性を語ってもらった。
都道府県議は５０００人の「友達」目標に
支持層を拡大させ 強い選挙基盤築く
最も有効な選挙対策の一つは、国会議員だけでなくわが党地方議員の一人でも多くがフェイスブックの個人ページを開設し、党員・支持者ら有権者とつながりを広げ、交流することです。
フェイスブックは「友達（交流するユーザー）」の氏名や年齢などの個人情報を公開するため、罵詈雑言（ばりぞうごん）や誹謗（ひぼう）・中傷の書き込みがほとんどなく、緊密な友人関係を築くには適しています。全国約３０００人のわが党地方議員が活用することによって、「友達」の「友達」は「友達」となって支援の輪が広がり、わが党は強固な選挙基盤を築くことができます。
私が会長を務める香川県連では県議の多くがフェイスブックを開設しているため、地元で今まであまり縁がなかった会合に出席しても、直接会ったことがない「友達」からよく親しげに声を掛けられます。ネット上でほぼ毎日接しているのですから、私の顔を見かけると身近に感じるのです。
また、毎週の辻立ちではフェイスブックで告知するだけで必ず40人ほどの聴衆が集まり、通り過ぎる車の中から「いつもフェイスブックで見ているよ」と激励されることもあります。
既に総選挙の候補者となる選挙区支部長の多くが利用していますが地方議員の開設が少ない現状があります。
そこで、わが党の都道府県議や政令指定都市市議、東京都の区議であれば必ず個人ページを開設し、１議員当たり、登録数上限の５０００人の「友達」をつくることを目標にしてほしいと考えています。
中高年も楽しめるからためらわず始めよう
現在、携帯電話でメールするのと同じ気軽さでフェイスブックを操作できるスマートフォンが急速に普及しており、近い将来、フェイスブックを活用した政治活動が主流となります。
そのため、党広報本部は２年前から講習会を開くなど、フェイスブックの利用促進に努めてきましたが、「有権者と直接触れ合う日常活動を蔑（ないがし）ろにできない」と誤解して拒否反応を示す方がいます。日常の直接触れ合う活動の重要性は変わらず、フェイスブックを活用することで活動の効果が何倍にもなるのです。
しかし、フェイスブックが強力な武器となると頭で理解していても、いざ始めるとなると毎日の書き込みや素の自分の思いをさらけ出すことにためらいを感じるものです。そんな方には、「一度始めれば止められなくなるほど楽しいから、とにかく今すぐ始めてください」とアドバイスをしたいです。
また、「中高年に不向き」と捉えられる傾向がありますが、今では人生を楽しむツールとして利用する中高年が増えています。私の後援会長は71歳ですが最近、従来型の携帯電話からスマートフォンに機種変更して毎日私のフェイスブックを読んでいますし、80歳代の利用も増加していると聞いています。
私は先日、中学校の同窓会に出席し、およそ40年ぶりに旧交を温めたのですが、これから皆でフェイスブックを始めることにしました。
フェイスブックの活用には注意点もあります。
一度、始めたら代理ではなく本人が毎日書き込むことです。代理の書き込みは必ずバレてしまいますし、開設しても更新が途絶えがちだと「友達」の信頼を失うことになります。
さらに、礼儀として、タイムライン（個人プロフィル）などにも目を通して「友達」を理解するよう努力し、一方通行で意見を押しつけることがないようにするべきです。
選挙では、地盤の弱い他党の候補者ほどフェイスブックを最大限に活用してきます。わが党地方議員は危機感を持ち、ぜひ、フェイスブックを開設し数多くの「友達」と交流してください。
ことばの解説
【ソーシャルメディア】
オンライン上でユーザー同士が情報を送受信するメディア。フェイスブック、ツイッター、ユーチューブ、ミクシィ、グリー、モバゲーなど。
【フェイスブック】
現実のコミュニティーの人間関係を基にインターネット上で交流するサービス。
世界で８億人以上（平成24年１月現在）のユーザーがいる。「友達」は登録して交流する人のこと。
【スマートフォン】
パソコンの機能をベースとする多機能携帯電話。略称は「スマホ」。
『自由民主』より
