小沢一郎

2010年09月04日

民主党代表選、最大の争点はマニフェストと財源確保

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 民主党の代表選挙で、両者の最大の違いはマニフェストとその財源確保をどうするかだ。

 両者の選挙公報は、
 
 菅氏が、「財源の制約などを実現が困難な場合は、国民に率直に説明し理解を求めます。」と、財源確保が困難なため、マニフェスト見直しを示唆している。

 小沢氏は、「無駄の削減と国家予算207兆円の総組み替えで財源をつくります」と「政権交代の原点に立ち返り、マニフェストの実現に全力を挙げます。」と述べている。
 

 さらに、双方の立候補政見から見てみよう。

 菅氏は「2009年マニフェストの実現に誠実に取り組む」で、

 2009マニフェストは、政権交代実現のため、「国民の生活が第一」の理念に基づき、私たちが魂を込めてまとめたものです。これを疎かにはできません。子ども手当・出産支援などの子ども・子育て支援、高校の実質無償化、年金制度改革、農業の戸別補償を始め、盛り込まれた政策は、無駄削減に全力を挙げた上で、できる限り誠実に取り組みます。
 一方、財源の制約などを実現が困難な場合は、国民に率直に説明し理解を求めます。


 小沢氏は「国民の生活が第一。」の政権政策で

 国家予算207兆円の全面組み替えを断行する。
 もって、行政の無駄を徹底的に省き、マニフェスト実行の財源に充て、日本経済、国民生活、地域社会を再生する。特に、あらゆる分野で日本型セーフテイネットを構築しつつ、外需に頼らない成熟した経済・社会を実現する。

3、国民生活の再生
?全ての国民が同じ年金に加入する年金制度の一元化を実施し、最低補償年金(月額7万円)と加入者の報酬比例年金という2階建て年金制度をスタートさせる。それとともに、国民健康保険、介護保険、生活保護は実務を全て地方自治体が行なっている実態を踏まえ、社会保障関係費としてまとめて地方に交付する。これにより、各地方の実情に応じて、かつ地方の知恵を生かして、より効果的な福祉が行える仕組みに改める。以上の制度創設に向けて国民的議論をおこし、年内に具体的方針を示す。

?子ども手当は、子育てをめぐる厳しい家庭環境に最大限に配慮し、平成23年度に現行の月額13000円から20000円に引き上げ、平成24年度から満額の月額26000円を支給する。

4、地域経済・社会の再生
?(略)漁業についても平成23年度から段階的に所得補償を導入する(略)

――というように菅氏は、ガソリン税の暫定税率や高速道路の無料化、子ども手当の満額支給などは、財源確保ができなかったことから断念し、その現実を踏まえて「財源の制約などを実現が困難な場合は、国民に率直に説明し理解を求めます。」と述べている。

 一方、小沢氏は「無駄の削減と国家予算207兆円の総組み替えで財源をつくります」と、それで財源確保は可能だと述べ、今後は、子ども手当の満額支給と農業の戸別所得補償を漁業にも広げると言っている。


 民主党のマニフェストの最大の問題は財源確保であり、その確保が、事業仕分けなどの無駄の削減と国家予算207兆円の総組み替えで可能と言っていたのが、実際にはできなかった。

 それを今回、小沢氏はできると言った。

 これに荒井国家戦略相は「必要な財源がムダを省くだけで出てくるのか。昨年の例から見ると厳しい」と批判している。


 今後の争点は、小沢氏の「無駄の削減と国家予算207兆円の総組み替え」という単なるスローガンだけではなく、財源確保の具体策を示せるか否かである。

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2010年09月03日

民主党代表選、迷走する普天間問題

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 民主党の代表選の討論会は始まった。
 両者の政策の違いが鮮明になってきた。
 菅総理は、「政治とカネ」でせめ、クリーンな政治をPRすれば、小沢氏は、マニフュストの実行を約束する。

 今日は、普天間問題を言及する。

 以下が両氏の「立候補政見」の普天間関連。

菅氏「普天間基地移設問題については、日米合意を踏まえて取り組むと同時に、沖縄の負担軽減に全力を挙げます。何よりも沖縄の方々の理解を得るため、誠心誠意説明を尽くします。」

小沢氏「米軍普天間基地移設問題は、沖縄県民と米国政府がともに理解し、納得し得る解決策を目指して、沖縄県、米政府と改めて話し合いを行う。」


――ということで、菅氏は政府の取り決めを実行するというものだが、小沢氏のものは「沖縄県、米政府と改めて話し合いを行う」ということで、昨日の日本記者クラブでも大きな争点となった。


 小沢氏は「県外移設なのか」「腹案は、具体案は」との疑問には、

 菅氏から「沖縄も米国も納得する知恵があるなら、教えて欲しい。」と。

 これに小沢氏は「日米合意を原点として尊重していくことには変わりがない。ただ、沖縄、米国の両方が納得する知恵を出さなくてはいけないのではないかと言っているだけだ。3人集まりゃあ文殊の知恵ということがある。具体的な案を持っているわけではない。」
――と、まったく具体案のないことがわかった。


 それについて、産経新聞の主張(社説)は、
「普天間発言は無責任だ」と批判している。

 以下、産経の関連部分と毎日新聞の記事も掲載する。


 さらにあきれたのは、米軍普天間飛行場移設問題をめぐる小沢氏の対応である。
 1日の会見で、小沢氏は「沖縄も米政府も納得できる案は、知恵を出せば必ずできる」として、「今、自分の頭にあることを言うわけにはいかない」と腹案があるような表現をしていた。
 だが、討論会では「案があるとは言っていない」と発言を覆し、「みんなで考えれば、3人集まれば文殊(もんじゅ)の知恵ということがある」などと語った。日米関係を大きく損なった移設問題に対し、真剣さを欠いた無責任な姿勢としかいいようがない。
 辺野古移設案の実現が、沖縄県民側の理解を得られなければ困難なことは、小沢氏が言うまでもない。また、小沢氏は幹事長時代には直接、関与していなかったので、移設問題をめぐる迷走についての責任はないといったような態度をとっている。」



◇普天間「日米合意が前提」小沢氏、発言修正(毎日新聞 2010年9月2日 21時44分(最終更新 9月3日 0時37分)

 米軍普天間飛行場の移設問題では、小沢氏は2日の討論会で「日米合意は重く受け止め、尊重しないといけない。合意を前提として話し合う」と、5月の日米共同声明を前提に沖縄や米政府と話し合う考えを表明し、1日の共同会見での見直し発言を修正した。
 小沢氏は同日の会見では「幹事長時代は政府の政策決定に全く関与していない」と言い切り、見直しに向けて腹案の存在まで示唆していたが、討論会では「具体的な案を持っているわけではない」と述べた。
 仙谷由人官房長官は2日の会見で共同声明は「政府・与党一体的に決定した」と反論した。小沢氏が軌道修正したのは、米側の反発を警戒したためとみられ、蓮舫行政刷新担当相は「ぶれている印象」と批判した。【平田崇浩】

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2010年09月02日

民主党代表選の過去の経緯では「小沢氏有利」

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 今回の民主党の代表選挙でハッキリしたのは、党内の実力者は今でも「トロイカ」と言われる「菅・小沢・鳩山」の3氏に参院のドン・輿石議員会長ということだ。


 代表選の行方を考える上で参考になるのが、過去の代表選挙の結果である。
 そこで、過去のデータ(菅・小沢・鳩山関連を中心に)を調べてみた。



・1999年9月25日  鳩山由紀夫182票、菅直人130票
 所属国会議員と各都道府県連の代表者による投票
 (第1回投票:鳩山由紀夫154票、菅直人109票、横路孝弘57票、棄権・無効1票)


・2002年9月23日  鳩山由紀夫254P 菅直人242P
 所属国会議員・公認予定候補者・所属地方議員・党員・サポーター投票によるポイント制
 (鳩山由紀夫249P、菅直人221P、野田佳彦182P、横路孝弘119P)


(2003年7月23日、「民主、自由両党が合併に関する合意書」署名「菅代表と小沢自由 党党首」、『小沢氏が民主党に入る』)


・2006年4月7日  小沢一郎119票 菅直人72票
 所属国会議員による投票


・2009年5月16日  鳩山由紀夫124票 岡田克也95票 無効1票
 所属国会議員による投票


(2010年6月4日 菅直人291票 樽床伸二129票 無効2票)
 所属国会議員による投票


・今回は?・2010年9月14日(予定)
 菅直人 小沢一郎 
 所属国会議員・所属地方議員・党員・サポーター投票によるポイント制


――というように、「菅対鳩山」「菅対小沢」との争いはあるが、「鳩山対小沢」はない。
「菅・小沢・鳩山」が絡む戦いでは菅氏がすべて敗北している。

 なお、鳩山氏が代表になるために小沢氏から協力をしてもらっている。だから、今回、鳩山氏は小沢氏を支持するのだ。


 過去の経緯からみれば、菅氏は、小沢氏と鳩山氏と戦った時は常に敗北している。

 今回は小沢氏が出て、鳩山氏が支援するという構図は、小沢氏に有利である。

shige_tamura at 10:40|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!

2010年09月01日

民主党の代表選が行われるのは良いことだ

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 菅・小沢会談は、密室・談合との批判に配慮した結果、話し合いは決裂し、代表か選が行われることとなった。

 民主党の大半は、小沢氏と菅総理の代表選となれば、分裂するのではないかとの懸念から、鳩山前首相の調整に期待したが、それが失敗に終わった。

 両氏は「戦いが終わったら協力しよう」と言ったが、それだけ、選挙後の両氏の溝の深さと亀裂が予想される。


 菅総理は、何としても再選を果たしたかった。そこで、鳩山前首相と30日夜に会談し、調整に期待し、別れ際に深々と頭を下げて見送った。
 
 それが翌31日になって、マスコミは「トロイカ体制」による挙党態勢の重視から「対決回避へ」と報じた。

 小沢氏は、菅総理が話し合いを求めていることで、強気に転じた。

 これに対し、僕を含めたブログやマスコミが「密室・談合」「不透明」と批判をし、これが閣僚も同様な発言をするようになり、大きな波となった。
 

 その結果、「密室・談合」との批判を恐れ、菅・小沢両氏の話し合いは決裂し、代表か選が行われることとなった。

 民主党はこの間、党内の分裂をいかに回避するかに終始しただけで、円高・株安の日本経済への対応は疎かにされた。


 今回、民主党の代表選が行われるということは良いことだ。
 それは、先にブログでも書いたが、菅総理と小沢氏の「水と油」の違いが国民の前に明確になるからだ。
 やっと、マスコミを通じて政策論争が行われるからだ。

shige_tamura at 00:23|PermalinkComments(4)TrackBack(0)clip!

2010年08月31日

民主党代表選は、「トロイカ体制」=「談合3兄弟体制」で回避へ

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 民主主義とは、「最後は選挙で決める」ことだが、民主党は、「最後は談合で決める」ということのようだ。

 選挙をすれは、激しく争うからしこりは残る、だからといって選挙を回避したら、しないことでのマイナスも多い。

 民主党は、憲法とか安保政策など、議論すると分裂しそうになる問題は、議論をしないで先送りをする。でも、普天間問題のように、期限があって決めなくてはならなくなると、どうにもならずに鳩山総理は辞任した。


 今回、菅・小沢会談で、代表選が回避されても、民主党の「脱小沢」路線がなくなると、世論の支持も低下する。そこで、また、あの時に代表選をしていれば良かったということになる。

 代表選回避に突如登場したキーワードが「トロイカ体制」という言葉、これは、菅・鳩山・小沢の3人体制のこと、これに参院会長の輿石氏が加わるということだ。


 メディアは、民主党の代表選で党員・サポーターが一票を行使できなくなることをあまり大きく報道しない。民主党の分裂回避を応援し、談合・話し合いを支持しているようだ。
 
 自民党だと、総裁選を回避しようものなら地方の党員から反発を受け大変だ。だから最近は、必ず複数候補が出て政策論争がおこなわれる。その際、マスコミは「出来レース」と批判するが、実際の選挙戦は熾烈なものだ。


 今回の民主党代表選は、メディアが大きく影響を行使している。

 小沢代表が立候補することになって、朝日新聞(8月29日)は一面で、「仙谷氏政治資金長男側に 計320万 ビル賃料補填か 事務所・人件費名目で」という記事が躍った。

 これによって、小沢氏側が求めていた「仙谷官房長官の更迭」も可能となった。

 朝日新聞は、小沢氏に代表選に出て欲しくない。そこで、こうした高等戦術をつかったのだ。さらにマスコミ各紙は世論調査を実施し、菅総理の圧倒的な世論の支持を大々的に報道した。

 この朝日新聞の記事と世論調査報道で、状況は一変し、菅総理側が小沢氏に折れて、代表選回避へとの動きとなった。


 昨日の菅・鳩山会談で、「トロイカ」体制が浮上した。
 今日の「菅・小沢会談」で、「トロイカ=団子3兄弟」が「談合3兄弟」体制に変質し、菅総理は、小沢氏の圧力に屈する形で代表選は回避される可能性が大きくなった。

また、小沢代表当時の資金配分は「適正」と枝野幹事長が30日の記者会見で、小沢一郎前幹事長の代表時代の党の「組織対策費」の使途に関し、不適切な点はなかったとの見解を明らかにした。

 これは一部週刊誌が報じたことに対し、小沢支持派議員から「首相陣営が情報を漏らしている」と強い反発が上がり、今回、枝野幹事長はこうした対立の回避に動いた。


 結局は、政策論争もなく、矛盾を抱えたままで、菅政権は続投される可能性が大きくなった。
 民主党は、お得意の分裂をさけるための論争と選挙を回避することになるが、今、問題なのは、民主党は何をしたいのかがハッキリしないことだ。
 景気対策はどうするのか、また、マニフェストは見直すのか、消費税は?といったことなのである。

 
 今回、民主党の代表選が回避されることで民主党の分裂は避けられたが、それによって民主党内の政策論争は先送りされ、日本丸の舵も漂流と混迷を続けることになる。
 これで、次期総選挙に立候補しないといっていた鳩山前首相が早くも復権することになる。 

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2010年08月27日

民主党代表選の結果、「水と油」が融合するか分離するか。

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 昨日、小沢氏が民主党代表選に出馬とのことでマスコミは「大フィーバー」。
 「菅対小沢」の大報道だ。

 しかし、混乱もしている。

 その代表が、民主党支持新聞の朝日新聞と毎日新聞だ。

 今朝の社説は、朝日が「小沢氏出馬へ あいた口がふさがらない」。
 毎日新聞社説は「民主党代表選 大義欠く小沢氏の出馬」で、「党分裂の可能性もはらむ、重大な岐路である」との書きだしだ。
小沢氏が立候補して困ったようだ。

 この2紙は民主党支持で、今回、露骨に菅支持を鮮明にした。
 新聞社の姿勢をみて記事を読まないと洗脳される。

 それだけ、現時点では小沢有利ということだろう。


 政局が混乱すると僕のブログのアクセスが急増する。
 そこで、読者の皆様の期待に応えるべく書きました。


 今回の代表選は、大変に意味のある選挙で〜す!

 選挙がなかったら、今の菅政権の政策が不明確で何をしたいのかが分からなかった。
 それが、選挙戦を通じて明らかになる。具体策は何か、結局は何もないのか、といったことが明確になることだ。


 民主党は、選挙で当選するために集まった政党。それが政権に就いたことで迷走が始まった。

 それは民主党が、自民党から社会党という「水と油」ほどの違いのある人々が選挙で当選するために集まった政党だから。
 だから、政党の綱領もない。何をしたいのか国家的なビジョンがない政党だ。

 自民党は、野党になって「政権構想会議」を設置して、「平成22年(2010年)綱領」を策定した。こうした努力が民主党にはない。

 民主党は「水と油」のため、党の理念、憲法などの基本政策を議論すると分裂するために、議論を常に先送りしてきた政党だ。

今回の代表選は、「小沢対菅」=「旧自民対旧社会(菅氏は社民連だが)」=「水と油」の戦いの構図と見るべきだ。

 最近の小沢氏の政策は、『日本改造計画』から大きく変遷し、社会主義政策となったが、小沢ビジョンは何かを聞きたい。

 今回は、財源の裏付けにないマニフェストをどうするのかが大きな焦点だ。
 他に、財政、経済政策、憲法、安全保障(普天間)、外国人参政権問題など、代表選を通じて初めて民主党の政策が明らかになる。

 という意味で、今まで先延ばししてきた政策論争が代表選で行われる。
 これで民主党はどういう政党かが分かり、国民にとっては良いことだ。

 選挙に勝つためとか、政権をとるため、相手を批判するときは、一致協力できる。
 しかし、それらの目標が達成されると、今度は、民主党とはどんな政党か、民主党の議員の資質が問われることになる。


 今度の代表選の結果によって、民主党が「水と油」がうまく混ざるのか、やっぱり分離するのかが明確になる。


(参考)『なぜか誰も書かなかった民主党研究』『民主党はなぜ、頼りないのか』(田村重信著、成甲書房)をお読みください。

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2010年08月26日

「政界一寸先は闇」 小沢氏が代表選に出馬

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 僕は、菅再選で決まり、代表選はないと書いたが、小沢氏が出馬する。
 予想が外れた。

 まさに「政界一寸先は闇」、何が起こるかわからないものだ。


 小沢氏の出馬は、マスコミや菅支持派から批判され、同志からは「是非出馬を」と要請され、悩んだ結果、最後に小沢氏は政治家としての意地を通した格好だ。
 なぜ、出馬となったか。


 鳩山前首相は、菅総理と挙党態勢を目指し調整したが、失敗に終わった。

 小沢氏は出馬回避の条件として枝野幹事長と仙谷官房長官らの更迭を含めた「脱小沢」路線の撤回を求めたが、菅総理が「脱小沢」路線を堅持した。
 また、菅総理には小沢氏に会談を呼びかけても応じなったことなどへの不満もあった。
 
 鳩山陣営は、軽井沢に小沢グループを呼び、小沢氏にも来てもらい、前首相補佐官の中山義活議員が「気合いだ」と連呼するなど、「小鳩体制」を強調した。
 その後、一転、菅支持となった。

 こうした状況で、小沢氏は、このまま、引っ込んでいたら、政治的影響力が失墜し、自らの「政治とカネ」の問題がクローズアップされかねないとして出馬に踏み切った。

 今後、民主党は党員待望の代表選が行われ、激しい選挙戦が予想される。
 

(参考情報)

 小沢氏、代表選出馬の意向を表明 「鳩山氏から支援の言葉聞き決意した」(産経新聞:08/26 08:45更新)

 民主党の小沢一郎前幹事長は26日午前、鳩山由紀夫前首相と都内の鳩山氏の事務所で会談し、9月の党代表選に出馬する意向を伝えた。

 会談後、小沢氏は記者団に、「鳩山由紀夫前首相から、出馬を決断するなら全面的に支援していきたいとの言葉を聞いたので、鳩山氏の前で出馬する決意をした」と述べた。



 小沢陣営は26日中に選対本部発足へ 早くも臨戦態勢(8月26日9時54分配信 産経新聞)

 民主党の小沢一郎前幹事長が9月の党代表選に出馬する意志を固めたことを受け、側近議員らを中心にした選対本部が26日中にも立ち上がることがわかった。小沢氏陣営は、すでにブロック別の担当議員も内定させており、党員・サポーター票の確保も急ぐ方針だ。

 また、小沢氏を支持する中堅議員グループ「一新会」は同日昼に国会近くで会合を開き、結束を確認する。側近議員の1人は「きょうの昼会合は、事実上の決起集会になる」としている。

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2010年08月24日

国民生活そっちのけの民主党代表選

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 日本経済は、デフレ、円高、そして24日の東京株式市場は、日経平均で2009年5月18日以来、約1年3か月ぶりに9000円を割り込んだ。
 というのに、菅総理は日銀総裁に電話をしただけ。

 また、平成23年度予算概算要求の提出期限が8月末に迫るなか、23日の民主党政策調査会の役員会では、「概算要求を8月末に出すのは、単なる習慣。守らなくてもいい」といった声がでるなど、国民生活に重大な影響を持つ予算編成が迷走している。

 こうした国民生活に関する問題はそっちのけで、9月1日の民主党代表選は熱を帯びてきた。
 菅総理は、国民生活よりも9月の代表選に再選することで頭の中は一杯だ。


 日曜にブログを書き、昨日休んだのは、民主党代表選のことを書くのがバカらしくなったからだ。
 しかし、連日、テレビや新聞が民主党代表選の事を報道するので、僕の視点で書く必要があると思った。

 民主党代表選の基本は、「小沢対反小沢」の構図だ。


 小沢支持派の原口総務相は22日、「昨日、今日と検察審査会についての言及があるが、推定無罪の原則が民主主義の鉄則だ。民主主義の原点を踏み外した発言はすべきでない」「検察審査会によって、一国の国家の代表を決めるようなことではない、というわきまえた行動が必要」と述べた。

 それに反論したのが、反小沢の岡田外相だ。
 23日、「推定無罪は法律の問題だ。政治倫理の問題はどうなのか、次元の違う話だ」と反論した。


 新人囲い込み


 民主党の当選一回の衆院議員は144人(民主党の3分の1を上回る)。
この争奪戦が始まった。
 昨日、菅総理が首相主催の懇談会を開催したのが議員会館の首相事務所で、大学のゼミのようなスタイルで午前と午後に開催。そこでは、自分のサイン入りのインタビュー本を配布した。
 そこでは、選挙をして欲しくない議員心情に配慮して、菅総理は「3年間腰を据えて政権運営したい。3年後に衆参ダブル選挙をやればいい」と発言した。

 これに対し、小沢支持派は、一回生の支持集めを先に仕掛けた。
「小沢一郎政治塾」を開催、25日には小沢氏本人が講演する。
 山岡副代表は、(再選されても)「まったく不可能だ。参院が過半数を割っている状況で、本予算はともかく、関連法案が通らない。衆院解散と引き換えに野党に予算(平成23年度)を通してもらうことになる」と菅総理発言を批判した。

 反小沢の前原国土交通相は23日上海で「政権交代を実現し、4年間でこの国の根本を変えるさまざまな政策を約束したのだから(残りの)3年間一生懸命やる方向性は間違っていない」「国民の思いを受け止めてやり切るリーダーでなければ、この難局を切り開けない。菅首相をその限りにおいては支持していきたい」と述べた。

 というように連日、「小沢対反小沢」の攻防は激しさを増してきている。


「ルーピー鳩山登場!」

 ここにきて一番元気の良いのが議員辞職を公言した鳩山前首相だ。
 まさにキングメーカー気取りだ。
 軽井沢研修会には小沢氏に声をかけで出席してもらい、気勢をあげた。
 鳩山氏、昨日は菅総理から電話がきたことをテレビで披露した。
 その詳細は、産経新聞(8月24日)にあったので、以下に掲載する。


 23日夜、BSフジ番組に出演する前の鳩山由紀夫前首相に電話がかかってきた。菅直人首相だった。

 「どうすればいいですかね」

 首相は9月の民主党代表選について相談を持ちかけた。小沢一郎前幹事長の出馬に向けた動きが活発化するなかで、小沢氏とのパイプ役として鳩山氏に期待したようだ。
 「泰然自若でいいんじゃないですか。選挙目当てと思われるのはプラスにならない。国政に専念する姿を見てもらうべきだ」
 こう答えた鳩山氏だが、首相とのやりとりをBSフジ番組で暴露してみせた。民主党を切り盛りしてきた鳩菅の間には小沢氏をめぐり温度差がある。

 鳩山氏は小沢氏も含む挙党態勢を、代表選後の人事でつくるよう求めている。首相は小沢氏に批判的な世論を背景に、「脱小沢」路線の堅持を求める仙谷由人官房長官、枝野幸男幹事長らに軸足を置いている。

 首相も23日に行われた1回生議員との懇談会では、「脱小沢」路線から軌道修正を図ろうとしているかにみえる発言をした。
 「鳩山さんや輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長)さん、小沢さんも含め、前向きに進めるという態勢を作るつもりだ」と、代表選後の挙党態勢づくりを示唆。さらに「小沢さんがいてくれたから政権交代できた。大変な手腕だ。いずれ小沢さんのような人が必要になる時もある」と、気味が悪いほど小沢氏を持ち上げた。

 にもかかわらず、鳩山氏は本気とは受け取っていないようだ。首相の“挙党態勢”発言が、鳩山グループや衆院1回生を切り崩すための「クセ球」とにらんだからにほかならない。事実、「反小沢」の前原グループからは「懇談会の発言と権力行使は別だ。人事は勝者が決める」(幹部)との声が出ている。

 ◆「優しい私」が仲介

 鳩山氏は小沢氏が出馬し首相と対決することには危惧(きぐ)を覚えているようだ。
 「19日の(鳩山グループの)研修会で小沢さんが『がんばろう』と言ったのは出馬するとの言葉だと思った。(首相と小沢氏が)ガチ(本気)で戦ったら国民のためにならない」

 そこで「優しい私」(鳩山氏)が仲介役となる可能性も示唆した。

 「菅さんは頭で考える。小沢さんは心を大切にする。お互い強すぎる。必要なら2人を会わせる前にそれぞれと私が会わないと」
 引退宣言したはずだが、積極的に発言する鳩山氏とは対照的に小沢氏は23日、山田正彦農林水産相らと会うぐらいで、表立って発言はしなかった。小沢氏は出馬について「かなり悩んでいる」(周辺)とされる。

 首相になれば国会で「政治とカネ」の問題で集中砲火を浴びるのは確実だ。もともと小沢氏は、公認権と年間170億円の政党助成金を扱う幹事長ポストを重視しているとされる。
 小沢氏が満足するように幹事長ポストを首相が差し出すか、それとも「脱小沢」を貫くかが代表選の焦点になっている。(佐々木美恵)

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