2013年12月13日

4つの白に気をつけろ!(ワシントン報告、横江公美氏)

田村 日経















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 ヘリテージ財団、アジア研究センター、2013年12月12日
 
コカコーラやペプシなどの飲料メーカーは、最近、ダイエット飲料の販売を軒並み減少させていると言う。カロリーに関係なく人口甘味料のほうがメタボリック症状を誘発するという研究結果が発表されるようになったからだ。

 私も2年半のアメリカ生活で、日々、最高体重を更新中である。
 1990年代のアメリカ生活は、私を甘いもの好きに変えた。
 今回は、甘いもの好きに拍車がかかっている感がある。
 とりわけ、ホリデー・シーズンのアメリカは、甘いもの好きにとっては危険な季節である。ハロウィーンと感謝祭には、パンプキンパイとピーカンパイの誘惑には逆らえない。その上、ターキーの付け合せには、付け合せのなかで最大カロリーを持つと思われるマッシュドポテトははずせない。クリスマスが近づくとクリスマス用ケーキと冬のジビエに頭の中は支配される。この季節は、最も町が華やぐ時であり、季節そのものが中毒性を含んでいる。

 ヘリテージ財団のスタッフを見渡すと、私ほどに体重を増やしている人はいない。それなりの高値安定者もいないわけではないが、増加傾向には見えないし、鍛えている感はある。

 ワシントンやNYでは肥満は「自分のコントロールができない人」として見なされると言われだけに、肥満に近づくことは大問題である。とりわけ、健康保険が問題になっているアメリカでは肥満は、予算議論でも敵である。

 ヘリテージ財団で全スタッフ向けアンチ肥満のゼミナールが、ホリデーシーズンに先駆けて行われたので、その内容を紹介しよう。

 スピーカーは「Dr.Ann’s Weight Less for Life」という本を出版するダイエット業界では有名なアン・カルズ博士だ。たぶん50代であろうが、スリムなジーンズをはき、モデルのような体型だ。

 カルズ博士は最初に、4つの敵を紹介した。
 4つとも白い食べ物で「白色に注意」と題されていた。

 1つは、白砂糖。
 2つ目は白小麦。
 3つ目は白米。
 4つ目はジャガイモ。

 とりわけ、砂糖と小麦は、少量でも食べると食欲スイッチが入り、さらに食べたくなるという。

 次に、奨励されること。重要なのは、何度も聞いたことがある話であるが、食事と運動だ。

 食事については、4つの白を避けて、野菜をたっぷりととることを奨励した。パワーポイントでは丼一杯分以上の野菜を食べるカルズ博士の写真が映し出された。「お腹がすいたと感じない量の野菜はとるべき」と語る。
 野菜以外に奨励されたのは、1日一掴みのピーナッツやアーモンドなどのナッツ類だった。

 運動については、思ったよりも長く必要だ。毎日、運動する場合は45分以上、週1の場合は2時間以上の運動が必要になるという。

 甘いものを食べたいときは、70%以上カカオのチョコレート。これは食べないよりも食べた方がいい、ということがだが、食べてもいい量は1日1粒ということだった。

 ちなみにヘリテージ財団では、外部向けイベントであると内部向けであろうと大規模な昼下がりの集まりでは、ゼミナール終了後、大量のクッキーやチョコレートなどの甘いお菓子、そしてコーラなどのソフト・ドリンクが必ず用意される。つまり、カルズ博士が「悪者」とするものばかりが用意されている。今日は、どうするんだろうと思っていたら、その日ばかりは、カルズ博士お勧めのピーナッツやドライフルーツのバーと水が用意されていた。
 

 キャピトルの丘

 日米同盟の新しい分野の1つが宇宙政策だ。そのなかでも、日本は宇宙ごみの技術が進んでおり、宇宙ごみでの貢献が日米間で進んでいる。そんな話を聞いていたので、宇宙ごみの映画「グラビティ」が封切されたので、さっそく、見に行った。

 ご覧になる方のことを考え詳細は避けるが、この映画で私が最も感動したことを1つが、主役サンドラ・ブラックの筋肉だった。無重力に浮くサンドラの体の無駄のない脂肪としっかりついた筋肉に見惚れてしまった。宇宙飛行士には頭脳だけではなく優れた肉体も必要と今さらながらに思うと同時に、私は、日米筋肉比較をしていた。

 日米のホワイトカラーの筋肉量を比較すると、圧倒的にアメリカが多いと思われる。筋肉をつける環境が、アメリカのオフィスにはしっかりと根付いている。

 この環境こそは、日本が取り入れるべきもの、と思う。

 例えば、ヘリテージ財団のスタッフを見ると年齢に関係なく、ワークアウトに力を入れている。なぜ、こんなことがわかるかというと、ヘリテージ財団の地下は、シャワー室完備のジムがある。お昼頃に行くと、デミント所長がワークアウトしている。デミント所長もかなり鍛えており、60代にして片手、片足で腕立て伏せをしている。かなりワークアウト歴が長いレベルである。昼下がりに行くと、創設者の一人であるタロック副所長が個人トレーナーに指導を受けながらワークアウトしている。ワークアウトは、怠けているのではなく、仕事に重要な要素として受け入れられている。健康は、健康保険料への最大の貢献でもある。

 日本でも、医療費はさらに必要になっていく。ワークアウトを重要視する環境作りは、日本にとっても必須ではないかと思えてならない。

 さて、日本でも忘年会、お正月、新年会と太りやすい季節である。お互い、気を引き締めていきましょう。

出張から休暇に入るため、今年のニュースレターはこれが最後です。良いお年をお迎えください。Happy Holiday!!


 横江 公美、客員上級研究員、アジア研究センター
 Ph.D(政策) 松下政経塾15期生、プリンストン客員研究員などを経て2011年7月からヘリテージ財団の客員上級研究員。著書に、「第五の権力 アメリカのシンクタンク(文芸春秋)」「判断力はどうすれば身につくのか(PHP)」「キャリアウーマンルールズ(K.Kベストセラーズ)」「日本にオバマは生まれるか(PHP)」などがある。

shige_tamura at 10:41│Comments(1)TrackBack(0)clip!安保・防衛政策 

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この記事へのコメント

1. Posted by hinomoto   2013年12月13日 19:15
久し振りにコメントさせていただく者です。
(以前は違うHNだったと思います)

自民党の先生方で「鍛えている人」と言えば何と言っても高村副総裁と谷垣大臣ですね♪
あとは元自衛隊の佐藤先生や宇都先生でしょうか。
他にも「隠れ筋肉質」の方がおられそうな気がします。
麻生副総理は「筋肉ムキムキ」という感じではないものの、ウォーキング等しておられるせいか、スリムでいらっしゃいますね。

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