2013年11月22日

オバマケアは、レストランの規制も強化する (ワシントン報告、横江公美氏)

田村 
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 オバマケアは、レストランの規制も強化する
 
 ヘリテージ財団、アジア研究センター(2013年11月21日)


 オバマケア導入以後の混乱は、いまだ、収まっていない。
 とりわけ、ネットで保険に入るHEALTHCARE.GOV の不備は大きな問題になっている。ウォールストリートによると、このサイトで保険加入を試みた人が50万人に対して、「見事」加入できたのは5万人に過ぎない。

 こういう状況の中、今週、ヘリテージ財団では、ブローガー用招待イベントが行われ、オバマケアに含まれる規制について議論された。オバマケアは、国民皆保険を目指すだけではなく、レストランなどの食事にも規制を増加させるという。

 オバマケアは、すべての出来合いの食材に栄養価を記入することを義務付けており、この規制は、レストランの食事だけではなくコンビニやスーパーが売る出来合いの食事にもあてはまることになる。だが、この規制については、ほとんど知られていないという。

 スピーカーは、ワシントンDC、バージニア州、メリーランドのドミノピザのオーナーであるMary Lynne Carrawayだ。

 Carrawayによると、FDA(米国食品医薬品局)は、この規制によって、食料品店は、初年度は5億3000万ドルの経費が嵩み、翌年から6400万ドルの経費が必要になると見積もっている。しかし、スーパーマーケットは初年度にかかる費用を10億ドルと考えているという。

 このイベントでは、政府は消費者にとって一番良いことは何であるのか知っているのか、さらに、政府は何を食べるべきかと国民に知らせる義務はあるのか、という点が注目されていた。
 というのも、データによると、カロリー表示がある時のほうが、ないときよりも、人はたくさんのカロリーを摂取するという

 Carrawayは、現在、60店舗1800人の従業員を有している。
 そしてそれぞれにお店はそれぞれのマネージャーがおり、マネージャーの給料は売り上げに連動して支払われている。すべてのメニューに栄養価を記入するため作り直すとなると、彼らの給料に影響することを心配していた。

 Carrawayは、「私の場合は、ピザを注文するときは、何が食べたいかでオーダーを決めるものでカロリーに基づかない。たぶんほとんどの人がそうだろう」と付け加えた。その上で、栄養価の記入は経費がかかるだけで、お客さんがハッピーになるわけではなく、しかもマネージャーに給料を下げてしまい、どこから見てももWinWinWinの関係は成り立たないと語った。

 Carrawayは、「人によって食べる量も異なれば、運動量も異なる。健康的なランチをとって、夕食は簡単にピザという組み合わせもよくあることで、政府がここに介入すべきではない」と強く語った。


 キャピトルの丘

 日米共通してキャロライン・ケネディ駐日大使に対する関心は高い。今週、日本から電話がかかってくるといえば、日本のマスコミでキャロライン・ケネディについてであった。
 キャロラインの父ケネディ元大統領は、アフリカ系アメリカ人に公民権を認めた民主党を代表する大統領であるが、保守思想を掲げるヘリテージ財団でもそれなりの地位を得ている。
 今週、ヘリテージ財団では、ケネディ元大統領を再評価する招待オンリーのイベントが行われた。
 スピーカーは、最近「End of Days: The Assassination of JFK」を出版したJames Swansonで、彼は、「レフトがJFKを盗んだ」という刺激的な言葉で話し始めた。

 Swansonによるとケネディ元大統領の政策は、非常に保守的であり、実際、JFKはリベラルと呼ばれることを嫌っていたという。
 JFKは、キューバ危機回避、そしてソ連との対峙で有名だが、このことは、とてもレーガン大統領の外交手腕と類似する。さらに、Swansonは、「リベラルは市民権とリンクさせ、JFKをリベラルのシンボルと掲げるが、JFKはホワイトハウスに入るまでアフリカ系アメリカ人の問題についてほとんど知らず、興味がなかった」と語っていた。

 ケネディ元大統領が暗殺されたときに、アメリカに留学していた先輩方に話を聞くと、「ケネディ大統領暗殺のニュースが流れたときに、悲しんでいる風の人はいなかった。」と振り返る。どちらかというと、思想にかかわらず、「やっぱり感」が漂っていたという。

 だが、「ケネディ」は、キャロライン・ケネディが駐日大使となり暗殺から50年たった今、まさに政党にかかわらない政治的イコンになっている。

 日本にとって、ケネディ大使がやってきたことは、本当にラッキーなことだと言える。


 横江 公美
 客員上級研究員

 アジア研究センター Ph.D(政策) 松下政経塾15期生、プリンストン客員研究員などを経て2011年7月からヘリテージ財団の客員上級研究員。著書に、「第五の権力 アメリカのシンクタンク(文芸春秋)」「判断力はどうすれば身につくのか(PHP)」「キャリアウーマンルールズ(K.Kベストセラーズ)」「日本にオバマは生まれるか(PHP)」などがある。

shige_tamura at 11:51│Comments(0)TrackBack(0)clip!安保・防衛政策 

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