2013年03月21日
大好評!高村正彦副総裁 記者懇談 冒頭発言
『日本の防衛政策』(田村重信編著、内外出版)『日本の防衛法制』(田村重信他編著、内外出版)を出版。早速、増刷が出ました。
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選挙制度改革の自民党案でありますが、理想的とはいえないかもしれませんが、今国会中に成立させるという自民党、公明党、民主党の三党合意のタイムリミットを考えれば、これ以上良いものはいくら考えても浮かんでこないという案だと思います。
自民党が身を削って少数政党に配慮するというのが根本的な思想である案だと思います。
民主党の人達は、例によってわかりにくいとか、あるいは一票の格差があるから憲法違反ではないかと言っていますが、民主党が与党時代に出していた連用制に比べればはるかに分かりやすいし、一票の格差もはるかに少ない。こういうふうに思います。
第一、一票の格差でありますが、今裁判所が問題にしている一票の格差は選ぶ側の一票の格差なんですね。
選ぶ側が、あらかじめ選挙やる前から格差がありますということを問題にしているのであって、少数政党配慮の制度のもとで選挙をやった結果、当選者の票数に格差が出てくるという一票の格差と、今裁判所が問題にしている一票の格差とは質的に全く異なるものであって、この案が裁判所に一票の格差で違憲であるといわれる可能性は、法律家高村正彦としては皆無だと思っています。
民主党の幹部は予算委員会で、「どうせ自民党は案をまとめられないだろう」と居丈高で追及していましたが、現実に案ができてしまったら何が何でも足を引っ張る姿は、野田さんが党首討論で、谷垣さんと「一票の格差は切り離してやる」という約束を国民の前でしておきながら、是正されたら解散に追い込まれるのではないかという党利党略で一票の格差を放置した、その姿を彷彿とさせるものだと感じております。