2013年01月30日
平成25年度の防衛予算の増額の意義と内容
『日本の防衛政策』(田村重信編著、内外出版)『日本の防衛法制』(田村重信他編著、内外出版)を出版。早速、増刷が出ました。
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平成25年度防衛関係予算は、4兆7.538億円(対前年、プラス400億円、0.8%増)
平成25年度の防衛予算については、「自衛隊の人員・装備・予算の拡充」との自民党の「政権公約」に従い、対前年度400億円増(0.8%増)となりました。
これは、民主党政権下での昨年9月の概算要求で、対前年度600億円減(1.3%減)とされていたことからの大きな転換です。もしも、民主党政権が続けば、対前年度から600億円以上削減されていたことでしょう。
防衛予算の増額は実に11年振りのこととなります。
400億円の増額といっても、実際には、25年度には給与削減により人件費が600億円減となるので、装備品の整備、維持、運用に使う物件費は1,000億円増加することとなります。
補正予算を加えた「15ヶ月予算」では、4兆9.600億円超になります。
今回の歴史的な転換は、予算の額だけに止まりません。
尖閣諸島を始めとする南西諸島における情報収集や警戒監視や島嶼防衛体制の強化が焦眉の急であることを踏まえ、航空自衛隊の早期警戒管制機の搭乗員や整備員、海上自衛隊の護衛艦部隊のレーダーやソーナーの操作員等を中心に計287名の自衛官を増勢することとなりました。
このような大幅な人員増は20年振りのこととなります。
これらの予算増と人員増により、我が国の防衛力は、緊張が高まる南西諸島周辺で不測の事態が起こった場合でも、これに即応して的確に対処できることとなるでしょう。
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この記事へのコメント
1. Posted by 国民A 2013年01月30日 11:59
防衛予算増額には賛成です。
ただ、具体的に国防をどう考えるかが問題です。
憲法改正を含め、自衛隊の在り方、領土防衛、海外等での国民の生命財産など、色々セットでやらないと、予算増額だけで何もできない自衛隊では無駄です。正直、お金より先に決めなきゃあいけないことではないでしょうか。
それから、
「もしも、民主党政権が続けば、・・・。」
これはもうやめましょう。正直自民党時代から減額して来たではないですか。領土問題に何もしてこなかったではないですか。
他党の責任を追求する資格はないです。これからどうするかです。
正確に言えば私は自民党ではなく、安倍首相に期待します。閣僚など、自民党内部にも色々問題があるからです。
ただ、具体的に国防をどう考えるかが問題です。
憲法改正を含め、自衛隊の在り方、領土防衛、海外等での国民の生命財産など、色々セットでやらないと、予算増額だけで何もできない自衛隊では無駄です。正直、お金より先に決めなきゃあいけないことではないでしょうか。
それから、
「もしも、民主党政権が続けば、・・・。」
これはもうやめましょう。正直自民党時代から減額して来たではないですか。領土問題に何もしてこなかったではないですか。
他党の責任を追求する資格はないです。これからどうするかです。
正確に言えば私は自民党ではなく、安倍首相に期待します。閣僚など、自民党内部にも色々問題があるからです。