2012年11月26日

激戦に勝利する【14】安全保障調査会長 岩屋 毅氏

日本本












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 本当の敵は自分の心に
 激戦に勝利する【14】
 自民党安全保障調査会長 岩屋 毅氏


 衆院小選挙区制の下では連続当選が難しくなった。2度の落選を経て再起した経験を持つ、岩屋毅党安全保障調査会長は「浪人生活が政治家として成長させていただく機会となった」と述べる。岩屋会長に7年間の浪人生活の中での心の葛藤にいかに打ち勝ったか、また、その心得について語ってもらった。


 「驕り」消え支持者が自然と増える
 心の葛藤に打ち勝つ


 169票差で落選 悔しい思いでいっぱい


 再起を期す政治家にとって、本当の敵は自分の心の中にあります。
 平成5年の総選挙の開票開始の直後、全てのテレビ局で「当確」の一報が流れます。大分・別府の選挙事務所は喜びに沸きました。しかし、中津の事務所に向かう列車で、169票差で落選したことを知りました。「当確」は誤報でした。血の気が引き、奈落の底に落ちていく気がしました。

 中津では支持者に対し、「不徳の致すところ」と決まり文句を並べ、再起する決意を表明しましたが、心はあまりの出来事に虚脱状態でした。

 一睡もできず、翌朝早く国道沿いでマイクを握りました。泣いている支持者が通り過ぎるのを見て、初めて落選を実感しました。お詫(わ)び行脚を始めますが、悔しい思いでいっぱいです。様々な人から助言を頂きましたが、心に余裕がなくて受け止めることができませんでした。


 人のせいにすることなく 真心の足りなさ反省する


 浪人時代、一番つらかったのは会合に呼ばれても次第に紹介だけというケースが増えることです。政治の世界から、次第に消えていく気がしました。一日が長く感じられます。朝起きたら、今日はどうやって過ごそうかと考えます。テレビで国会中継を見ると、政治の現場に居ない不本意さで胸が苦しくなります。

 傍目(はため)にはいつも陽気だと映ったと思いますが、精神的に不安定で心がくじけそうになる時もありました。そんな折、初対面の人から「あなたの目は人を恨んでいる。俺を当選させなかった奴(やつ)が悪いと思っているでしょう」と指摘されました。

 これは毎日朗読していた『南洲翁遺訓』の「天を相手にして、己を尽くし人を咎(とが)めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」という西郷隆盛の戒めに通じます。物事がうまくいかないことを人のせいにせず、自分の真心が足りないことを反省せよ、という意味です。この日の夜はこの言葉が頭の中を駆け巡り、なかなか寝付けませんでした。

 朝になると、自分の心に一番の問題があったと初めて思えるようになりました。それまで、対話をしても相手が自分の主張を理解しないことに憤り、相手の気持ちをくみ取ることができなかったのです。

 自分の未熟さに気付くと気持ちがのびやかになり、どんな会合に出席しても自分が一番つまらない人間だと思えるようになりました。すると自然に支持者が増えてきました。


 成果をすべて否定せず 変えるべき点を変える


 浪人中の心得について触れたいと思います。絶えず将来のことが不安になります。そんな時は自問自答して、人生を通し心底やりたいことを明確にしてください。それをやりきって、結果がでなかったら仕方がないと覚悟するしか道はありません。

 私の場合、支持者の方が心配して、市長選や他の選挙への出馬を勧められました。しかし、高校生の時から西郷隆盛や大久保利通に憧れ、日本の将来のために人生を捧げる志を持っていました。だから、どうしても国政の場で働きたい気持ちがあり、それに従いました。どんな苦境の中にあっても、後悔がない選択をして良かったと思います。

 心が萎縮しないよう気をつけてほしいと思います。10万票取るべき選挙で1000票足りずに負けたとします。9万9000票を得たことに自信を持ち、足りない1000票を獲得する努力をすればいいのです。落胆するあまり実績のすべてを否定せず、変えるべき点を変えればいいのです。また、優等生となる必要はありません。演説では日々の生活の中で感じたことを包み隠さず訴えれば、有権者の心に届くのです。

 落選は終わりではありません。自分の未熟さに気付き、政治家として成長する機会が与えられたと考えるべきです。選挙は究極的には政治家の徳が問われます。徳が備わっていないから、支持が広がらないのです。

 私が衆院議員に初当選して国会に登庁した時、「ついに来るべき所に来た」と思いました。

 しかし、再起を果たした時は「国会に送り返していただいた」と感じました。浪人の経験は私の心から驕りを消してくれたのだと思います。

『自由民主』より

shige_tamura at 10:02│Comments(0)TrackBack(0)clip!自由民主党 

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