2012年10月23日

『地方維新vs.土着権力 47都道府県 政治地図』(八幡和郎著、文春新書)

八幡
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『地方維新vs.土着権力 47都道府県 政治地図』(八幡和郎著、文春新書)を読んだ。
 僕は新潟県出身だから田中角栄のことが良く理解できる。それは冬、雪の中で耐えた人でないと分からないことです。
 政治を考える上で、盲点だった「東京発」でないところに焦点を当てた本だと思います
 
「歴代総理大臣の出身地マップ」「統一地方選の歩み」「現職知事一覧」など役に立つデ―タが満載、政治関係者の役に立つ一冊です。

 今回は、僕の良く知る政治家・森喜朗元総理のことが書かれていたのでそれを紹介します。
 森元総理は、1993年、細川連立政権時代、野党・自民党幹事長として、本当によく頑張りました。
 当時、僕は橋本龍太郎政調会長の下で、会長室長を務めていました。
 森元総理は、規律を重んじ、時間を守り、約束を守り、気配りのできる党人政治家です。
 ですから、若い政治家に時には苦言を呈することがあります。


 以下、本書から

「石川県 坂本龍馬は森喜朗のようなタイプだった?」を掲載します。


 加賀百万石の城下町だった金沢だが、幕末にどっちつかずの日和見的態度を取ったので、尊ばれず恐れられずで冷遇された。北陸ブロックが中部の一部として埋没したので国の機関も少なく、北陸帝国大学も実現のほんの少し手前まで行ったが終戦で制度がなくなった。北陸新幹線は上越新幹線より32年も遅く2014年にやっとお目見えだ。

 そんな石川県人の象徴が悲運の宰相ともいえる森喜朗元首相だ。

 坂本龍馬にいちばん似た現代の政治家は誰かと聞かれると、「それは森さんでしょう」と私は答えて龍馬ファンを「がっかり」させている。地方の金持ちの息子、巨体を揺らす体育会系、気配りの名人、相手の懐に飛び込むのが上手、違う立場の人の仲介が得意、宴会での座持ちや子ども相手のあしらいに長けているなど共通点は多いのである。

 あの小泉純一郎さえ派閥の長としてそこそこコントロールした。郵政民営化問題で談判に官邸に乗り込んで、「ひからびたチーズしか出なかった」と一芝居打って小泉首相の強気を上手にバックアップした。

 石原慎太郎が、外務大臣にいちばん向いているのは森喜朗といったように、どことでもうまく付き合える希有な人物だ。とくにロシアのプーチン大統領との友情は有名で、野田首相すら領土問題の特使として派遣したいと言ったことがある。

 しかし、北陸新幹線延伸についても新潟の田中角栄のように図々しく開き直らず、なんとなく言い訳がましく遠慮がちなので、首相時代も富山までの工事を決めただけでも「利権誘導」とかいわれてなかなか強引に進めることができなくて損をした。
石川の人は、戊辰戦争でも官軍で最大級の犠牲を出しながら徳川にも未練を残すような態度をとったがゆえに十分に恩賞に与かれなかった。逆に、江戸時代には金沢より格下で人口も少なかった仙台が、「白河以北一山一文などといわれて差別されている」と騒いだあげく国の出先機関を集めて大都市にのし上がったような真似もできなかった。

 よく考えれば龍馬に似ているのに、そういうイメージが全然わかない森喜朗のような石川県の政治家は、誠実だがそれが全国の人から評価されずに同じように損をしている。

shige_tamura at 12:33│Comments(0)TrackBack(0)clip!本の紹介 

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