2012年07月12日

自民党日本国憲法改正草案(3) 「国会・内閣・司法」

日本本












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ここがポイント
日本国憲法改正草案(3)
「国会・内閣・司法」
総理の行政権限を強化:

 解 説
 参議院議員 党憲法改正推進本部 起草委員会事務局長 礒崎 陽輔


 現行の三権分立 の統治機構維持

◇改正のポイント

 日本国憲法改正草案では、内閣総理大臣(総理)の行政権限を明確にして強化したことが特徴です。
 現在、統治機構の在り方として一院制や道州制、首相公選制などの検討課題がありますが、党内の合意形成や詳細な制度設計が必要なので、現行の統治機構を維持することにしました。特に一院制を求める声がありますが、党内で二院制の在り方を議論する中で導入の是非を検討することにしました。

 また、民主党政権下となり三権分立を否定するかのような考えを持つ総理が現れたため、前文で「立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される」と明記しています。


 総理による衆院 解散権を明文化

◇国会

 総理の意思により衆議院を解散することを違憲と主張する意見が一部にあるため、第五十四条で「衆議院の解散は、内閣総理大臣が決定する」と明記しました。平成17年には衆議院の解散を決める閣議で反対する閣僚が罷免される事例がありましたが、この規定により解散は閣議によらず総理単独で決定できるようになります。

 第五十九条は、法案の議決に関する衆議院の優越の規定です。党内議論で、ねじれ現象を可能な限り解消するため、参議院で否決された法案を衆議院で再議決する要件について「3分の2以上から過半数の賛成に引き下げるべきだ」という意見がありました。しかし、「過半数では参議院の存在を否定することになる」との意見が大勢を占め変更しませんでした。

 現在、政党は、現行憲法に規定がなく政党法も存在しないので、政治団体の一つとして整理されています。そこで、第六十四条に政党に関する規定を置くことにより、政党法の制定や政党助成法の根拠とすることにしました。

 政党法の制定にあたっては政党の自由な活動を保障することは当然ですが、公的な存在として政党内の民主主義の確立や収支の公開などが求められると考えています。


 総理が国防軍を 指揮・統括する

◇内閣

 現行憲法では国務大臣の文民資格が必ずしも明確ではなく、自衛官経験者の入閣に異論が出たことがありました。同草案では自衛隊を国防軍という名称の軍隊とし、現行の「文民」を第六十六条の2項で「現役の軍人であってはならない」と規定。現役の軍人以外であれば、元軍人(元自衛官)や招集されていない予備役の軍人でも入閣できることを明文化しました。

第七十条
2項 内閣総理大臣が欠けたとき、その他これに準ずる場合として法律で定めるときは、内閣総理大臣があらかじめ指定した国務大臣が、臨時に、その職務を行う。
 「欠けたとき」とは主に死亡した場合を想定しています。その場合、内閣総辞職を閣議決定する手続きは憲法上明確ではなく、欠けた状態が長引くと安全保障上の問題が生じるため、臨時代行者の設置の規定を置きました。「その他これに準ずる場合」とは、総理が意識不明や事故で行方不明になるなど、現職復帰の可能性が残されている事態を想定しています。

第七十二条
内閣総理大臣は、行政各部を指揮監督し、その総合調整を行う。
2項 (省略)
3項 内閣総理大臣は、最高指揮官として、国防軍を統括する。
 現在、省庁横断的な政策課題が増えているので、1項で行政各部に対する「指揮監督権」だけでなく「総合調整権」を加え、総理が強いリーダーシップを発揮できるようにしました。
 3項では「内閣総理大臣は、最高指揮官として、国防軍を統括する」と定め、国防軍を動かす最終的な決定権は、防衛大臣ではなく総理にあることを明示しました。法律に特別の規定を置かない限り、閣議にかけなくても総理が国防軍を指揮できます。
 また、「国防軍を統括する」とは総理は国防軍という組織全体を管理する権限を持つことを意味しています。


 裁判官の国民審査 形骸化防止可能に

◇司法

 同草案で司法に関する改革が少ないのは、現行憲法でも司法に関する規定が少なく、多くは法律の規定に委ねられているためです。
 第七十九条2項で「法律の定めるところにより、国民の審査を受けなければならない」と規定し、最高裁判所の裁判官に対する国民審査の形骸化防止に向け法律で工夫できるようにしました。

 また、現行憲法では裁判官の報酬は在任中減額できないため、同条5項「この報酬は、在任中、分限又は懲戒による場合及び一般の公務員の例による場合を除き、減額できない」と規定し、他の公務員と連動できることを明確にしました。
『自由民主』より

shige_tamura at 13:58│Comments(0)TrackBack(0)clip!憲法改正 

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