2012年02月02日
年金制度設計問題から逃げる民主党
『日本を美しく!』がカラオケDAMに入りました。
『天に向かって!』がウガとジョイサウンドに入ってますから、全国のカラオケで僕の歌を歌うことが可能になりました。
「天に向かって!」「日本を美しく!」(歌・田村重信)が、セントラルレコードのHPからユーチューブで聴けます。
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野田・民主党が一体改革で四苦八苦している。
それは、民主党の目玉政策「基礎年金の7万円」支給だ。
これについては、僕のブログで、2011年07月27日、2010年06月30日にすでに書いている。
これを読めば民主党のいい加減さが良く分かる。
2011年07月27日
「民主党政権の問題点。自民党だったらこうする」講演録(田村重信・その4・終わり)より
この講演は平成23年2月27日、自由民主党千葉県横芝町支部総会で行ったものです。
【民主党政策の特徴】
民主党の政策というのはみんなバラマキですよ。
結局、財源がないわけですよ。
調子よく言ってたんだけど、お金がなくて困っちゃったというやつですよ。
それで、与謝野さんを引っ張り込んで、税と社会保障の一体改革ですよ。
まぁ与謝野さんもバカだと思いますね。バカでしょ。だって比例で当選して、議席も人に渡さないで、政治家のまま大臣やるっていうんだから。権力欲そのものですよ。本当に税と社会保障の一体改革をやりたいのなら素っ裸になって、やりますというのでなければダメですよね。
だから信用できないわけですよ。
だからその問題で余計に民主党の中はごちゃごちゃになっているんですよ。
なんで、税と社会保障の一体改革か。
前の選挙で消費税の事を言ってうまくいかなかったので、降ろしましたけど、やっぱり消費税を考えなければならないというのが一つ。
それから、社会保障、基礎年金の7万円なんてデタラメなんですよ。
結局のところ、2007年の小沢さんの時のマニフェストではですね、基礎年金部分に6兆3千億円を入れると書いてあるんです、マニフェストに。
ところが、2009年のマニフェストにはその6兆3千億円というのがゼロなんです。
なんでゼロになっているかと言えば、他にガソリンを値下げするとかなんとか言って、どんどんマニフェストに新しいお金を入れるようになり、そうすると16兆8千億円になっちゃった。それに基礎年金の6兆3千億円を加えたらどうなりますか。20兆を超えちゃうでしょ。そうなれば、誰が見てもおかしいとなる。16兆でもおかしいんだけど、20兆超えたらますますおかしくなるっていう事で、口をつぐんじゃったんですよ。
だから、今でも基礎年金7万円、消費税でやるという制度設計は全くできてませんよ。何年かかるの、分からないんですよ。それで、基礎年金7万円まるまるお金持ちにもあげるのかどうか、分からないんですよ。
小沢さんの時には、年収600万の人から少しづつもらえないようにして、1200万円になれば基礎年金をゼロにして、自分で積み立てたお金がいっぱいあるだろうから、それでいいんじゃないかということをちょろっと言いましたよ。
それで、移行するにはどれぐらいかかるのという話になると、最近官房長官は40年かかるというんですよ。40年後の7万円ですかという話でしょ。だから、できないんですよ。
できないからこそ、税と社会保障の一体改革で自民党に抱きついて、一緒に相談しましょうという話なんですよ。
自分で考え方を明示できないんですよ。だから、いったりきたりを繰り返すんですよ。それが、民主党なんですよ。
2010年06月30日
年金制度設計問題から逃げる民主党
民主党は選挙で年金不安を煽り、いい加減な制度設計がバレルことを恐れ、「超党派協議」に逃げようとしている。
民主党は、3年前(2007年)のマニフェストは「年金基礎部分への消費税を全額投入」6兆3000億円が必要と記されていた。
それが、昨年(11年)の総選挙マニフェストから消えた。
2007年の主要政策で一番大きいのは年金問題だった。
年金問題で沸騰した。年金選挙だった。
だから、2007年の参議院選挙のときは、民主党は年金の基礎部分への消費税を全額投入するから、6兆3000億円かかりますということを言ったのです。
そして、公立学校への無償化、それから農業の戸別補償、高速道路の無料化、最低賃金の引き上げ、中小企業対策。それが15兆3000億かかると言ったのです。
その中でいちばん大きいのは基礎年金部分の6兆3000億円でした。
それが、総選挙(昨年)のマニフェストには、全くないのです。
なぜないかというと、年金の未納問題で不安を煽り「年金基礎部分への消費税を全額投入」6兆3000億円で年金の設計ができないとなったからなのです。いい加減な内容だったのです。
その上に、ガソリン税の暫定税率を下げるとか、子ども手当2万6千円支給しますとか、あれもやりますこれもやりますとそれを合わせると2009年総選挙のマニフェストに16兆8000億円かかるということになったのです。2007年(15兆3000億)よりも大きな額になった。
それに6兆3000億円(年金基礎部分への消費税全額投入)乗っけたらどうなります?
20兆をはるかに超える。だから口をつぐんでいるんです。マスコミの方も全然言わないでんです。これが民主党の年金問題のいい加減さです。
民主党、昨年の総選挙から年金の制度設計問題から逃げる
基礎年金の問題。2007年にどんなこと言っていたか?
年金の基礎部分、いろいろと追及されて、みんな払うとおカネがもたないから、「年収600万からどんどんもらえないようにして、1200万になったら基礎年金はもらえないようにしましょう」なんて言っていました。移行期間も明言できなかった。
総選挙から、年金問題を意図的に避けた。
その中で何が明確かといったら「7万円」という数字だけが明確なんです。2段階にする。あとは選挙が終わってから考える。いつもの民主党お得意の逃げです。
僕が『なぜか誰も書かなかった 民主党研究』(成甲書房)という本を出しました。
やはり記録として残しておく必要があると思ったからです。
平成15年(2003年)10月、菅(直人)さんが代表のときです。このとき、マニフェストに各方面から批判を受けて追加しているんです。その中に、「年金制度改革後の負担と給付水準の数値明記」ということが入っているんです。
年金制度改革は、当時、「消費税を充てる基礎年金と所得比例部分からなる二階建て年金制度を4年以内に確立します」と言っているんです。平成15年に。それから何年経ってます?
それが民主党の実態なんです。
民主は、年金問題で国民に不安をあおっただけ
2009年(昨年)5月31日、フジテレビの「新報道2001」で、年金の問題が議論になりました。そのときに慶応義塾大学の権丈(善一)先生が「いかにマスコミと民主党が年金が今にも崩壊するというデマを流し、国民に不安をあおり、選挙に勝つことしか考えていない無責任政党」ということが浮き彫りになった、というようなことを言っているのです。
「民主党の年金戦略が日本政治の諸悪の根源」と。
民主党は、年金問題の不安を煽りに煽っているのです。チェックミスを煽った。そして、民主党は、ちゃんとした年金制度をつくると言った。でも、出してない。
産経新聞(2009年7月10日)の記事。これは社会保障の財源をどうするということで、権丈先生と民主党の峰崎(直樹)さんが年金の議論をしている。
権丈先生が、「民主党の年金改革案はスローガン程度で、抜本改革を言いはじめて5年間も細部を明らかにしていない。(だから)うまい政治戦略だと思う」と。
民主党は、国民年金、基礎年金は崩壊すると言ってるけど、それはウソっぱちだっていうことを権丈先生は言った。
民主党は、新しい年金制度の設計の具体的なアイディアがないのです。
平成15年(2003年)に、今、民主党が言っている年金制度をやりますと言って、何年、経ってるのか。
2007年のときに6兆3000億かかりますと言っといて、昨年(2009年)、今年のマニフェストからは、6兆3000億が消えているんです。
数字を隠した?それは民主党の言ってる制度ができないからなんです。デタラメだからです。
そこをメディアは追及しない。
結果は、昨日(29日)の「新年金制度に関する検討会」(議長・菅直人首相)で「新たな年金制度の基本的考え方」をまとめたとなる。
民主党は、年金制度の設計を国民的議論の原則(国民的な議論の下に制度設計を行う)というところに逃げ込んだわけです。
毎日新聞は、
財源については「保険料と税財源を充てる部分の役割を明確に」「安定的財源を確保」などの表現にとどめた。
民主党は税を財源とする月額7万円の「最低保障年金」を提唱しているが、政府方針として具体額を示せば財源に要する消費税などの増税幅を問われかねないため、給付水準を明記することは避けたとみられる。
―と解説している。
仙谷官房長官は29日の記者会見で、年金制度に関し民主党がマニフェストで月額7万円の最低保障年金について「あの時点では7万円程度が財源等の関係で望ましいし妥当かなという判断で書いたが、今後それが上がることも、より低い金額が設定されることもあり得る」と、7万円にこだわらず制度設計すると。
長妻厚生労働大臣は「最低保障年金7万円と消費税は譲れない」というが。できるのか?
民主党のマニフュストは、本当にどうなっているの?
民主党は、選挙に勝つために国民に年金問題の不安を煽って、いい加減な年金制度を提示し、それをごまかすために、税制と同じように「超党派協議」に逃げ込もうとしている。
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それは、民主党の目玉政策「基礎年金の7万円」支給だ。
これについては、僕のブログで、2011年07月27日、2010年06月30日にすでに書いている。
これを読めば民主党のいい加減さが良く分かる。
2011年07月27日
「民主党政権の問題点。自民党だったらこうする」講演録(田村重信・その4・終わり)より
この講演は平成23年2月27日、自由民主党千葉県横芝町支部総会で行ったものです。
【民主党政策の特徴】
民主党の政策というのはみんなバラマキですよ。
結局、財源がないわけですよ。
調子よく言ってたんだけど、お金がなくて困っちゃったというやつですよ。
それで、与謝野さんを引っ張り込んで、税と社会保障の一体改革ですよ。
まぁ与謝野さんもバカだと思いますね。バカでしょ。だって比例で当選して、議席も人に渡さないで、政治家のまま大臣やるっていうんだから。権力欲そのものですよ。本当に税と社会保障の一体改革をやりたいのなら素っ裸になって、やりますというのでなければダメですよね。
だから信用できないわけですよ。
だからその問題で余計に民主党の中はごちゃごちゃになっているんですよ。
なんで、税と社会保障の一体改革か。
前の選挙で消費税の事を言ってうまくいかなかったので、降ろしましたけど、やっぱり消費税を考えなければならないというのが一つ。
それから、社会保障、基礎年金の7万円なんてデタラメなんですよ。
結局のところ、2007年の小沢さんの時のマニフェストではですね、基礎年金部分に6兆3千億円を入れると書いてあるんです、マニフェストに。
ところが、2009年のマニフェストにはその6兆3千億円というのがゼロなんです。
なんでゼロになっているかと言えば、他にガソリンを値下げするとかなんとか言って、どんどんマニフェストに新しいお金を入れるようになり、そうすると16兆8千億円になっちゃった。それに基礎年金の6兆3千億円を加えたらどうなりますか。20兆を超えちゃうでしょ。そうなれば、誰が見てもおかしいとなる。16兆でもおかしいんだけど、20兆超えたらますますおかしくなるっていう事で、口をつぐんじゃったんですよ。
だから、今でも基礎年金7万円、消費税でやるという制度設計は全くできてませんよ。何年かかるの、分からないんですよ。それで、基礎年金7万円まるまるお金持ちにもあげるのかどうか、分からないんですよ。
小沢さんの時には、年収600万の人から少しづつもらえないようにして、1200万円になれば基礎年金をゼロにして、自分で積み立てたお金がいっぱいあるだろうから、それでいいんじゃないかということをちょろっと言いましたよ。
それで、移行するにはどれぐらいかかるのという話になると、最近官房長官は40年かかるというんですよ。40年後の7万円ですかという話でしょ。だから、できないんですよ。
できないからこそ、税と社会保障の一体改革で自民党に抱きついて、一緒に相談しましょうという話なんですよ。
自分で考え方を明示できないんですよ。だから、いったりきたりを繰り返すんですよ。それが、民主党なんですよ。
2010年06月30日
年金制度設計問題から逃げる民主党
民主党は選挙で年金不安を煽り、いい加減な制度設計がバレルことを恐れ、「超党派協議」に逃げようとしている。
民主党は、3年前(2007年)のマニフェストは「年金基礎部分への消費税を全額投入」6兆3000億円が必要と記されていた。
それが、昨年(11年)の総選挙マニフェストから消えた。
2007年の主要政策で一番大きいのは年金問題だった。
年金問題で沸騰した。年金選挙だった。
だから、2007年の参議院選挙のときは、民主党は年金の基礎部分への消費税を全額投入するから、6兆3000億円かかりますということを言ったのです。
そして、公立学校への無償化、それから農業の戸別補償、高速道路の無料化、最低賃金の引き上げ、中小企業対策。それが15兆3000億かかると言ったのです。
その中でいちばん大きいのは基礎年金部分の6兆3000億円でした。
それが、総選挙(昨年)のマニフェストには、全くないのです。
なぜないかというと、年金の未納問題で不安を煽り「年金基礎部分への消費税を全額投入」6兆3000億円で年金の設計ができないとなったからなのです。いい加減な内容だったのです。
その上に、ガソリン税の暫定税率を下げるとか、子ども手当2万6千円支給しますとか、あれもやりますこれもやりますとそれを合わせると2009年総選挙のマニフェストに16兆8000億円かかるということになったのです。2007年(15兆3000億)よりも大きな額になった。
それに6兆3000億円(年金基礎部分への消費税全額投入)乗っけたらどうなります?
20兆をはるかに超える。だから口をつぐんでいるんです。マスコミの方も全然言わないでんです。これが民主党の年金問題のいい加減さです。
民主党、昨年の総選挙から年金の制度設計問題から逃げる
基礎年金の問題。2007年にどんなこと言っていたか?
年金の基礎部分、いろいろと追及されて、みんな払うとおカネがもたないから、「年収600万からどんどんもらえないようにして、1200万になったら基礎年金はもらえないようにしましょう」なんて言っていました。移行期間も明言できなかった。
総選挙から、年金問題を意図的に避けた。
その中で何が明確かといったら「7万円」という数字だけが明確なんです。2段階にする。あとは選挙が終わってから考える。いつもの民主党お得意の逃げです。
僕が『なぜか誰も書かなかった 民主党研究』(成甲書房)という本を出しました。
やはり記録として残しておく必要があると思ったからです。
平成15年(2003年)10月、菅(直人)さんが代表のときです。このとき、マニフェストに各方面から批判を受けて追加しているんです。その中に、「年金制度改革後の負担と給付水準の数値明記」ということが入っているんです。
年金制度改革は、当時、「消費税を充てる基礎年金と所得比例部分からなる二階建て年金制度を4年以内に確立します」と言っているんです。平成15年に。それから何年経ってます?
それが民主党の実態なんです。
民主は、年金問題で国民に不安をあおっただけ
2009年(昨年)5月31日、フジテレビの「新報道2001」で、年金の問題が議論になりました。そのときに慶応義塾大学の権丈(善一)先生が「いかにマスコミと民主党が年金が今にも崩壊するというデマを流し、国民に不安をあおり、選挙に勝つことしか考えていない無責任政党」ということが浮き彫りになった、というようなことを言っているのです。
「民主党の年金戦略が日本政治の諸悪の根源」と。
民主党は、年金問題の不安を煽りに煽っているのです。チェックミスを煽った。そして、民主党は、ちゃんとした年金制度をつくると言った。でも、出してない。
産経新聞(2009年7月10日)の記事。これは社会保障の財源をどうするということで、権丈先生と民主党の峰崎(直樹)さんが年金の議論をしている。
権丈先生が、「民主党の年金改革案はスローガン程度で、抜本改革を言いはじめて5年間も細部を明らかにしていない。(だから)うまい政治戦略だと思う」と。
民主党は、国民年金、基礎年金は崩壊すると言ってるけど、それはウソっぱちだっていうことを権丈先生は言った。
民主党は、新しい年金制度の設計の具体的なアイディアがないのです。
平成15年(2003年)に、今、民主党が言っている年金制度をやりますと言って、何年、経ってるのか。
2007年のときに6兆3000億かかりますと言っといて、昨年(2009年)、今年のマニフェストからは、6兆3000億が消えているんです。
数字を隠した?それは民主党の言ってる制度ができないからなんです。デタラメだからです。
そこをメディアは追及しない。
結果は、昨日(29日)の「新年金制度に関する検討会」(議長・菅直人首相)で「新たな年金制度の基本的考え方」をまとめたとなる。
民主党は、年金制度の設計を国民的議論の原則(国民的な議論の下に制度設計を行う)というところに逃げ込んだわけです。
毎日新聞は、
財源については「保険料と税財源を充てる部分の役割を明確に」「安定的財源を確保」などの表現にとどめた。
民主党は税を財源とする月額7万円の「最低保障年金」を提唱しているが、政府方針として具体額を示せば財源に要する消費税などの増税幅を問われかねないため、給付水準を明記することは避けたとみられる。
―と解説している。
仙谷官房長官は29日の記者会見で、年金制度に関し民主党がマニフェストで月額7万円の最低保障年金について「あの時点では7万円程度が財源等の関係で望ましいし妥当かなという判断で書いたが、今後それが上がることも、より低い金額が設定されることもあり得る」と、7万円にこだわらず制度設計すると。
長妻厚生労働大臣は「最低保障年金7万円と消費税は譲れない」というが。できるのか?
民主党のマニフュストは、本当にどうなっているの?
民主党は、選挙に勝つために国民に年金問題の不安を煽って、いい加減な年金制度を提示し、それをごまかすために、税制と同じように「超党派協議」に逃げ込もうとしている。