2011年12月28日

谷垣禎一総裁論

ブログランキングに参加しています。
↓↓↓貴方の応援クリックが明日の活力になります↓↓↓

こちらをクリック

先頭に立って突き進め

谷垣禎一総裁論

「国民のためにこれをやる」を示せ

政治評論家 前内外ニュース会長 清宮 龍


国民は公に尽くす人物を求めている


 谷垣禎一、生まれたのは終戦の年の昭和20年3月、東京大学を卒業後、司法試験に合格、弁護士に。昭和58年、衆院旧京都2区の補選に自民党から出馬、初当選。以後、連続当選10回。父は文部大臣をつとめた専一氏。この経歴からみる限り恵まれた環境に育った典型的な2世議員ということになろう。

 だが、これまでに谷垣が歩んできた半生は結構山あり谷ありで挫折も何度か味わっている。
 大学時代山登りに熱中するあまり留年を経験
(これは本人の責任でもあるが……)、司法試験も何度か挑戦、やっと合格している。
 ところで、本人は父専一から「政治家の世襲はいかん。お前は別の道を行け」といわれて弁護士を目指し、それを終生の仕事にするつもりだった。しかし弁護士稼業がやっと軌道に乗り、忙しくなってきたとき父が突然亡くなる。すると選挙区(旧京都2区)の後援者たちが谷垣をかつぎ出そうとして上京、連日のヒザ詰め談判のような形で出馬を要請した。

 谷垣もついにその熱意に動かされ出馬を決意する。だが8月7日の補選まで約1カ月しかない。このとき父が所属していた宏池会(旧池田派)から現地に出向いて采配を振るってくれたのが宮澤喜一元総理だった。なお、この補選は欠員が2人あったので自民党はもう1人野中広務(京都副知事、のち官房長官)を立て、その選挙責任者になったのが竹下登元総理だった。当時中央政界ではニューリーダーといわれた宮澤、竹下の代理戦争と注目を集めたが2人そろって当選、関係者をほっとさせた。

 さて、谷垣は中央政界で次第に頭角を現し財務大臣はじめ閣僚、党三役などの要職を歴任、ポスト小泉では麻生、福田、安倍と並んで総裁候補の1人となった。当時4人の名前から一字ずつとり「麻垣康三」と呼んで、このうち誰が総理になるか大いに関心を集めた。

 その少し前だったと思うが私が夕食に誘ったら「お返し」ということだろう、あるレストランに招かれた。地味な店だった。
 彼は知る人ぞ知るワイン通で名誉ソムリエの称号をもっているという。ワイン通には知識をひけらかす者が多いが、その日ワインは出たものの彼から講釈めいたものは一切なく、ただ「飲みましょう」と楽しげに何度もグラスをあげた。お互い随分飲んで愉快な一夕を過ごした。これも人柄だなあと感心したものだ。

 ところで前に述べた「麻垣康三」のうち谷垣を除く3人は、ごく短期間だが総理の座を射とめている。残るは谷垣だけだ。
 今、自民党が院内勢力で過半数を割っているため谷垣は総裁にはなったものの政権を手中にできないでいる。

 一方、政権を握った民主党も国民の期待を裏切って鳩山、菅両総理が1年そこそこで退陣、3人目の野田も支持率を大幅に減らしている(23年末現在)。だが、このチャンスに自民党の支持率も一向に上向かない。この点を谷垣に聞くと、こう答えた。「われわれの考えを国民に理解してもらうための工夫が必要と考える。自民党だったらどうするかをはっきり発信することが課題の一つだ」


 谷垣も自民党も今が正念場

 その通りだ。国会での論戦をみても、自民党の質問者は身振り手振りを交えながら、厳しい言葉で政府を批判するが「この問題はこうして解決する」という明確な対応策がほとんど出てこない。これでは国民も自民党にやらせてみようという気持ちにはならない。

 谷垣は紳士で一見優男風だがシンは強い。谷垣も自民党も今が正念場。内輪で足の引っ張りあいをしているときではない。日本は今、功利的で自分本位の人間が増えているが、心ある国民は公のため自分を犠牲にして尽くす人物を尊敬し好意を寄せている。谷垣が先頭に立ち、党をあげて「国民のためこれをやります」と具体例を掲げて突き進めば、必ず前途に光明がみえてくるだろう。  (敬称略)


 清宮 龍(きよみや・りゅう)

 昭和3年生まれ。東京教育大学卒業。時事通信社で総理官邸キャップなどを歴任。52年、政界の中堅議員とソニー会長・盛田昭夫氏らの財界とで自由社会研究会を結成、事務局長を務める。この会から9人の総理が出ている。前内外ニュース会長。
『自由民主』より

shige_tamura at 11:15│Comments(0)TrackBack(0)clip!自由民主党 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
ランキング一覧

人気blogランキング

人気blogランキングに参加しました。
応援よろしくお願いします。
月別アーカイブ
最新コメント