2011年12月27日

民主党崩壊の序曲

カラオケ「天に向かって!」「日本を美しく!」(歌・田村重信)が、カラオケ(ウガ、ジョイサウンド)で唄えます。
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 年末、ついに民主党崩壊の序曲が鳴り出した。

 野田政権、鳩山・菅という戦後最低2代内閣の後を受けて登場。

 最初は、ドジョウだといって庶民受けを狙い、散髪も最初は1000円散髪に行き、庶民派をアピール。ところが最近は、銀座高級理髪店へとなった。

 野田政権の支持率も下がる一方、それも日経新聞(12月26日)の世論調査では、不支持が支持を大きく上回った。
 支持率36%(11月末より15%急落)、不支持53%(14%上昇)。支持が落ちる速度が速い。
 これでは、野田首相では選挙が戦えないとの動きが始まった。

 口先番長「前原氏 消費税は将来10%超も」
 また、消費税率15%に引き上げを=民主・仙谷氏(時事通信)といった報道で、小沢グループが反発。

 消費税に反対している小沢一郎元代表、鳩山由紀夫元首相らは、「マニフェストの原点に戻らなければいけない」とマニフェスト遵守を反対の根拠にしているが、なぜか、八ッ場ダムの建設再開には反対の声を上げない。

 早速、民主党の複数の衆院議員が、野田政権の消費増税方針に反発し、離党の意向を固めた。このうち、当選1回の斎藤恭紀氏(宮城2区)は同日午前、記者団に離党を表明するとともに、同党を除籍(除名)された松木謙公元農林水産政務官らと新党を結成する方向で調整していることを明らかにした。
 これに先立ち、中島政希衆院議員が24日、八ツ場ダム建設再開決定を批判し、党本部に離党届を提出。記者会見で「民主党への国民の信頼を裏切るものだ。この問題で変質した民主党はもはや民主党ではない」と述べており、今後は、これがどう連動するか。

 民主党マニフュストのいい加減さは、国民もマスコミも呆れかえっている。

 東京新聞社説(12月26日)では、「野田首相。政権が変わっても民主党のマニフェストは多くが空手形です。政治家の言葉が躍るばかりで成果はいっこうに見えてきません。」と。
 政治評論家の岩見隆夫氏もテレビで「マニフェスト政治の崩壊」と明言し、「信念も節度もゆるんでいる」と批判している。これは、民主党政治の崩壊を意味する。また、マニフェストにある民主党の政治主導も失敗し、今では完全な官僚主導となった。
 この原因は、民主党が素人政治家の集団であったからだ。


 外交でも、多くの問題が惹起している。
 普天間基地の迷走と韓国に媚びる民主党政権で、すでに解決済みのいわゆる従軍慰安婦問題も蒸し返しされてしまった。

 韓国の李明博大統領が17日来日、大阪市で開かれた在日韓国人との会合で「(元慰安婦が)生きている間に解決することが両国の未来のためになる」と発言。
 李明博大統領は18日の野田首相との会談では、ソウルの日本大使館前に元従軍慰安婦を象徴する少女像が設置されたことについて「日本政府がもう少し(慰安婦問題に)関心を見せてくれれば起こらなかった」と指摘。その上で「誠意ある措置がなければ第2、第3の像が建つ」と警告した。

 「ふざけるな!」と言いたくなるような発言だ。

 野田首相が間抜けなのは、街頭演説が得意ということで、19日昼、東京・JR新橋駅前の街頭で演説するために、官邸から出かけたが、北朝鮮の金正日死亡の報道で引き返すといった失態を演じた。
 その上、山岡国家公安委員長が地元の栃木県に戻っていたため北朝鮮の金正日総書記の死去報道を受けて19日に開かれた政府の安全保障会議に間に合わなかった。
この問題で、藤村官房長官は20日午前の記者会見で、山岡氏に事前に特別放送が行われるとの情報が届いていなかったことを明らかにした。これは、警察当局が事前に知らせたらその後の民間企業の式典挨拶の中で、得意になってこの情報を披露されたら困る(情報漏れ)という感覚が働いたのではないか?と思われる。
 問題大臣を抱えた警察庁が国家のための抵抗を示したのだろう。でなかったら、警察の権威が失墜していただろう。今回の事前連絡しなかったことで批判の動きが少ないのがその証明である。

 口先番長=前原政調会長も問題だ。
「建設中止か継続かで検証対象となっていた八ッ場ダム(群馬県長野原町)について、政府は建設継続の方向で最終調整に入った。政府関係者が17日明らかにした。」(読売)
 これに前原政調会長が「自分としては国交省の予算を認めない」と大反発した。
この前原政調会長発言に、群馬県の大沢知事が「許せない」と述べた。
 石原東京都知事も、「何様なんだ」「反対なら辞任せざるを得ない」と怒りの発言。
 でも、僕は、「彼は口先番長。腹がないから。辞めないね。」と思う。

 その後、前田国交相は22日午後、大沢・群馬県知事に電話し、建設を継続するとの方針を伝えた。県によると、前田国交相は同日夜、建設予定地の長野原町を訪れ、大沢知事や高山欣也町長らに建設継続を決めた経緯などを直接説明したとの報道。
 最終決着は、政府・民主三役会議が23日に開かれ、八ッ場ダムの建設再開を正式に決定した。
 これにより、民主党の09年衆院選マニフェスト(政権公約)の目玉公約だった八ッ場ダムの建設中止は正式に撤回されることになり、主要公約はことごとく未達成に追い込まれた。民主党マニフェスト出鱈目だったことがここでも証明された。

 口先番長の敗北!


 その後、前原政調会長が25日のフジテレビで、国家公務員削減に関し「分限免職(勤務実績がなどを理由に公務員を辞めさせる)を発動しなかったら国や地方がつぶれる」と述べた。また口先番長か?


 民主党政権の一枚看板の「仕分け」がその使命を終えようとしている。11月下旬に実施した提言型政策仕分けの「提言」は、24日に閣議決定された平成24年度予算案でことごとく黙殺される残念な結果。14日には民主党に行政改革調査会が設置された。仕分けの存在意義すらなくなりつつある。(産経)


 民主党は、政府と党の政策決定がうまく機能しない。
 これを解くカギはこうだ。

 なぜ、小沢一郎氏は民主党政調を廃止したか。
 それは、社会保障と税の一体改革をみても党内がまとまらない。また、八ッ場ダムの問題でも党政調会で、前原政調会長のような反対が出てどうにもならなくなるといったことだ。民主党には、前原政調会長のような自己中心・口先番長のような議員が多いから。民主党は野党で反対することが得意だが、与党として責任を持ってものごとをまとめることができないからだ。
 だから、小沢一郎氏は民主党政調を廃止した。それは復活したから混乱が激しくなったわけだ。


 普天間基地移設を巡る、政府と沖縄の関係も最悪となっている。
 防衛省は26日、米軍普天間飛行場の移転先とする名護市辺野古の環境影響評価(アセスメント)の評価書を、沖縄県の仲井真弘多知事宛てに郵送する手続きに入った。
今日(27日)にも県庁に届く見通しだが、沖縄の反対勢力の抵抗が凄い。
 県庁では県内移設に反対する市民団体が評価書提出を阻止しようと抗議活動を繰り広げていることから沖縄防衛局担当者による手渡しを断念し、民間の宅配便に依頼することになった。
 沖縄防衛局長が知事に直接会って説明もできず、ただ送りつけて済ませようとするなど『言語道断』であり、こんな対応は『前代未聞』だ。これでは、沖縄の地元感情のさらなる悪化することとなる。
 民主党の瑞慶覧長敏衆院議員(沖縄4区)が、提出された場合「沖縄県内は想定不可能な状況になる。県民集会も視野に入れ、徹底抗戦する」と述べていたが、野田政権は地元の民主党議員すら説得できないでいる。 


 次期代表候補の岡田氏もアウト!
 「青島顕の政治評論」『週刊金曜日』(2011、12,16)に

 自民政権時代の言い訳を盾に 
 大規模パーティを開く岡田氏
 「クリーン」の看板が泣きます

――との記事が載った。
 「岡田克也氏は外相時代、売り上げ1228万〜1406万円のパーティを4回開いていた」。 秘書は大規模でないから「前政権が決めた基準に基づけば、2000万円以上が『大規模』」と説明したとある。
 4回で軽く2000万円は超えるが?


 民主党の最大の問題は、外国人との関係だ。

 民主党は21日の両院議員懇談会で、党代表の任期を2年から3年に延長することや、日本国籍を持たない外国人には投票権を与えないことなどを盛り込んだ代表選規則の見直し案を了承した。
 しかし、サポーターの国籍は問わない。年2000円の会費も徴収することだ。
 民主党は、外国人の影響はOK政党だ。


 来年の小沢一郎邸の新年会は中止することとなった。
 すると、来年はいよいよ選挙があるかと?

shige_tamura at 13:26│Comments(0)TrackBack(0)clip!民主党研究 | 民主党

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