2011年07月27日

「民主党政権の問題点。自民党だったらこうする」講演録(田村重信・その4・終わり)

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 この講演は平成23年2月27日、自由民主党千葉県横芝町支部総会で行ったものです。


【民主党政策の特徴】

 民主党の政策というのはみんなバラマキですよ。

 結局、財源がないわけですよ。

 調子よく言ってたんだけど、お金がなくて困っちゃったというやつですよ。

 それで、与謝野さんを引っ張り込んで、税と社会保障の一体改革ですよ。
 まぁ与謝野さんもバカだと思いますね。バカでしょ。だって比例で当選して、議席も人に渡さないで、政治家のまま大臣やるっていうんだから。権力欲そのものですよ。本当に税と社会保障の一体改革をやりたいのなら素っ裸になって、やりますというのでなければダメですよね。だから信用できないわけですよ。だからその問題で余計に民主党の中はごちゃごちゃになっているんですよ。

 なんで、税と社会保障の一体改革か。
 前の選挙で消費税の事を言ってうまくいかなかったので、降ろしましたけど、やっぱり消費税を考えなければならないというのが一つ。

 それから、社会保障、基礎年金の7万円なんてデタラメなんですよ。
 結局のところ、2007年の小沢さんの時のマニフェストではですね、基礎年金部分に6兆3千億円を入れると書いてあるんです、マニフェストに。ところが、2009年のマニフェストにはその6兆3千億円というのがゼロなんです。
 なんでゼロになっているかと言えば、他にガソリンを値下げするとかなんとか言って、どんどんマニフェストに新しいお金を入れるようになり、そうすると16兆8千億円になっちゃった。それに基礎年金の6兆3千億円を加えたらどうなりますか。20兆を超えちゃうでしょ。そうなれば、誰が見てもおかしいとなる。16兆でもおかしいんだけど、20兆超えたらますますおかしくなるっていう事で、口をつぐんじゃったんですよ。

 だから、今でも基礎年金7万円、消費税でやるという制度設計は全くできてませんよ。何年かかるの、分からないんですよ。それで、基礎年金7万円まるまるお金持ちにもあげるのかどうか、分からないんですよ。
 小沢さんの時には、年収600万の人から少しづつもらえないようにして、1200万円になれば基礎年金をゼロにして、自分で積み立てたお金がいっぱいあるだろうから、それでいいんじゃないかということをちょろっと言いましたよ。
 それで、移行するにはどれぐらいかかるのという話になると、最近官房長官は40年かかるというんですよ。40年後の7万円ですかという話でしょ。だから、できないんですよ。

 できないからこそ、税と社会保障の一体改革で自民党に抱きついて、一緒に相談しましょうという話なんですよ。
 自分で考え方を明示できないんですよ。だから、いったりきたりを繰り返すんですよ。それが、民主党なんですよ。


【信なくば立たず】

 国会で一番はやった言葉は何かと言うと、論語で言う「信なくば立たず」というやつですね。
 言ったことは実行しなさいよという話ですよ。「信なくば立たず」というのは、ここに書いておきましたけど、「子貢問政。子曰、『足食、足兵、民信之矣。』」、子貢さんが、孔子さんに聞いたと。政治を考える上で何が大事かと。食っていうのは食べ物ですね、食糧、農業、大事だなと。それから兵というのは、軍備力、安全保障ですね。それから信というのは国民との信頼。国を治めるにはその3つが全部必要だと言う話なんです。
 3つ必要だけど、最初にこれはいらないというのは何ですかということになれば、全部必要だけど、軍備だろうと。じゃあ次は、食べることだと。一番大事なのは、信頼関係だと。そういうことで、信なくば立たず、ということなんです。

 これは、実は深い意味がありましてね、僕らは生きていますが、死ぬっていうのは肉体がなくなります。でも魂は生きていますから。そういう話なんですよ、そうするとまた次何かに生まれ変わる。ということは、今生きている社会でいいことをしておかないと、何に生まれ変わるか分からないんですよ。そういう意味でも、信用、信頼関係が大事だという意味があるんです。


【品格ある国家−自民党が目指す国家像】

 自民党が目指すのは、品格ある国家ですよ。

 品っていうのは、口が3つでしょ。
 勘違いする人がいるんですよ、俺は品格あるって言う人がいますが、それは品格ないんですよ。品は3つの口、3人がですね、あなたは品格がありますね、偉いですねっていうから品格なんです。
 世の中、個人も国家もいい時もあれば悪い時もありますよ。
 でも悪い時でもあんまりショックを受けないで頑張ろうと思うこと、いい時にはおごり高ぶるとステンと行きますから。だから、そういうことじゃなくて平静つまりきちんとした気持ちを持ち続けようとするのが品格ある人なんです。

 それとやっぱり、憲法改正ですよ。
 日本には軍隊がないんだから。きちんと、自衛隊は軍隊であると位置づけてあげないと、PKO活動に行った時に、人から助けてもらっても、自分からは助けに行くことはできないなんてバカなことが起こるのはそういう事ですよ。


 また、民主党との違いは綱領があるかないかですよ。
 民主党は考え方をまとめようとすると、まとまらないんですよ。
 右と左があるからです。だから綱領がないんです。憲法の問題もきちんと議論できないんです。だから国会で憲法審査会ができないんです。民主党政権ですから、国会に憲法調査会が出来ていいわけだけども、それが出来ないんですよ。民主党が反対してできないんですよ。やると民主党の政策がいかにバラバラかというのが出てくるのが分かるからですよ。


【何事も継続が大事】

 最後ですが、日本はいい国ですから、大きくするとかじゃなくて、続けるということが大事なんですよ。
 日本で一番偉い人は天皇陛下でしょ。
 なぜ偉いか、続いてるんですよ、ものすごく長く。
 続けるのは、いいことも悪い事もあるけど、続いているっていうことはすごい事なんですよ。だから、今のいい日本をどう続けるか。

 それとやっぱり民主党との違いは、子ども手当にしても、これから国家、社会が面倒みればいいということにしてたのが、結局お金がないから子ども手当を支給できませんと言われても困っちゃいますよ。
 やはり、大事なのは親子の関係ですよ。人間であれば、やはり親を大事にする。親孝行する。そういうのが欠けすぎているんです。みんなが幸せになれるんですよ。

 また、自分はそれぞれのポジションで立派な事をやっているんだという意識をもって生きるということです。

 正しいというのは、なんで正しいか。
 一ってあるでしょ、一っていうのは天なんですよ。
 天にとまる。
 だから天の教えに止まるのは正しいんですよ。

 だからそういう気持ちっていうのは、日本人にはあったんですよ。それが、日本人の良さなんですよ。それを考える必要がある。


【自助論】

 明治時代に精神的に影響を与えたのは、自助論ですよ。
 天は自ら助くる者を助く。
 それから、福澤諭吉の学問のすすめですよ。大ベストセラーですよ。天は平等に人をつくったんですよ。なんで、金持ちと貧乏な人がいて、頭のいい人がいて悪い人がいるのか、それは本人が努力して勉強するかしないかですよ。

 自民党と民主党の違いは、
 民主党はなんかうまくいかなくなると社会が悪い、人のせいだっていうのが民主党、
 自民党はですね、やっぱりそうじゃなくて、自分がどこか足りないんじゃないかということで、胸に手を当てて反省して、そして日々努力をする。そういう人たちを応援するというのが自民党です。
 額に汗する人を応援するのが自民党だということをですね、ぜひそのように思って頂きたい。


【正直者がバカを見る−専業主婦の年金救済問題】

 最近はこんなことありましたよね、専業主婦の第3号被保険者の年金救済特例問題です。結局、これは年金の切替をしてなくてですね、お金払ってないわけですよ。ちょっとややこしい話で、時間オーバーしますが、少し話をしておきます。

 サラリーマンの奥さんは、旦那さんが国民年金払っていることになるんです。でも、自営業者になると今度は奥さんも自分の国民年金を払わなくてはいけなくなるんです。その切替をせずに、国民年金を払ってないということがあるわけです。
 それについて民主党は全部チャラにしますと言ったんですよ。それも、課長通達でチャラにしますと言ったんですよ。
 それが、総務省の有識者の委員会でそれは不公平じゃないかという話になったんですよ。なんで、払ってもいない人がもらえるんだと。そしたら、年金制度そのものがおかしくなるじゃないかと。救済方法としてはもっと別の方法があるんじゃないかという話になったんですよ。
 それが問題になって、先週末に自民党の鴨下一郎議員が予算委員会で質問して、その結果厚生労働大臣と総務大臣がその問題は保留にするとしたわけです。

 だから、民主党は正直者がバカを見る社会をつくったんです。
 われわれは正直者はバカを見ない、額に汗する人を応援して、富を増やしていって、そして本当にどうにもならない人に対しては援助をする、そういうことをするのが自民党です。

 それについては、レジュメの最後の方に政権構想会議で伊吹文明座長を中心として新しい綱領をつくった考え方を分かりやすく書いてありますので、お帰りの際に是非これをご一読頂ければ、なるほど自民党はこういう考え方なのかということがご理解頂けると思います。


【結言】

 また、綱領にある考え方で前回の参議院選挙をやって勝たせてもらったし、それから今度の地方選の公約の中にも、この考え方は生きているという事をご報告させていただきまして、私の話を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

shige_tamura at 08:57│Comments(0)TrackBack(0)clip!講演録 | 民主党

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