2011年06月28日

菅首相、すべては自らの延命のため

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 菅首相は27日首相官邸で記者会見し、自らの辞任条件として「今年度第2次補正予算案の成立、再生可能エネルギー特別措置法案の成立、特例公債法案の成立が一つのめどになる」と明言した。
だが、具体的な辞任時期は示さなかった。

 この記者会見の前に行ったことは、震災担当相、原発担当相の任命など一連の人事の断行を行った。その中で注目されたのが、自民党・浜田和幸参院議員(鳥取選挙区)を総務政務官に引き抜いたことだ。


 この背景を考えてみたい。

 全ては、菅首相は自らの延命を図ることが第一であるということだ。

 それを阻止すべく一致結束動き出したのが、民主党執行部で、菅首相との亀裂が決定的となった。

(参考)民主党の岡田克也幹事長や輿石東参院議員会長ら政権幹部が26日夜、東京都内で会談し、菅直人首相が国会会期末の8月末までに退陣すべきだとの認識で一致した。枝野幸男官房長官や仙谷由人官房副長官、玄葉光一郎政調会長、安住淳国会対策委員長も出席した。
 出席者の一人が「首相は会期70日間というバトンゾーンで、次の首相にバトンを渡すべきだ」とし、他の出席者も一致したという。第3次補正予算案編成も新首相のもとで行うべきだとの方針も確認した。


 そこで、菅首相は、民主党執行部を無視して、亀井国民新党代表を頼りにした。
 亀井氏は、震災対応を巡って、民主・自民・公明の3党協議がスムーズに進むのが面白くなかった。3党協力が進めば、連立した国民新党が埋没するからだ。

 亀井氏にとって、菅首相と民主党執行部の亀裂は歓迎ということだ。

 亀井氏は23日に菅首相に、(1)大改造をやるべき、(2)党執行部を刷新すべき、(3)自民党参院からの一本釣りを視野に入れるべき、(4)小沢・鳩山グループから人材を登用すべし――と進言した。

 菅首相は、この進言を受け入れ、自らで行なうものと亀井氏が行うものに分けて、秘密裏に行動した。

 その結果が、昨日の人事断行となった。

 菅首相は、27日に亀井氏と会って、副総理として入閣するよう要請したが、亀井氏は固辞した。それは、亀井氏自らが大臣に就任すれば、同じ国民新党の自見庄三郎大臣が辞めることになるからだ。
 そこで首相は「それなら特別補佐官として助けてほしい」と求め、亀井氏も受け入れた。特別補佐官は内閣法上存在しない役職だ。そこで、補佐官ということで、名前が特別補佐官となった。亀井氏にとっては発言権が増し、プラスとなる。


 そこで割を食ったのが、馬淵補佐官だ。

 細野補佐官が原発担当相に就任し、その関係で蓮舫大臣が閣外を去り、その処遇として補佐官とした。それに、亀井氏が補佐官就任となると、菅首相は馬淵補佐官を辞めさせて、経済産業副大臣就任を提示したが、馬淵氏は断った。

 次に24日に施行された復興基本法には、復興担当相の新設が明記されており、これに合わせ、菅首相は、結局、防災担当相として震災復旧を担ってきた松本氏の環境相兼務を解き専念させることとなった。

 今まで松本大臣が、環境相と兼務していたのが復興担当相だけになるというのだ。
 これからは、松本大臣が兼務をなくして本気でやるということか?
 ということは、いままで震災対応が遅れたのは兼務であっためで、専任大臣にすればうまくいくということか?そうなるとは思えない。

 今度は、兼務を解かれた環境相だが、玄葉国家戦略相、蓮舫大臣、中野国家公安委員長などの名前もあがったが、うまくいかず、結局は、江田法相が兼務することとなった。
 江田氏は、環境問題は素人である。


 さらに大きな問題は、自民党の浜田和幸参院議員の総務政務官就任だ。
 昨日の朝、僕は、石破茂政調会長と打ち合わせがあり、面談することになっていた。ところが、浜田問題で、面談時間がずれ込んだ。
 浜田氏は鳥取選挙区で、前回の選挙では、石破茂政調会長が自らの選挙以上に熱心に運動を行っていた関係で、残念であった。

 浜田氏に、亀井氏他様々な働きかけがあり、その総仕上げで、復興担当の政務官への就任要請が枝野官房長官からあり、浜田氏は復興政務官要請 受諾・離党の意向となった。
 他にも自民党参院議員数名が亀井氏他からの工作があったが、浜田氏が釣り上げられた格好となった。

 浜田氏は新日鉄、青山学院大講師、米戦略国際問題研究所などを経て、2010年参院選で鳥取選挙区から初当選した国際政治学者だ。舛添要一議員もそうだが、国際政治学者というのは、目先の計算にはたけているが、どうも脚光を浴びていないと我慢ができないようだ。
 今は良いが、長期的にみれば、「裏切り者」とのレッテルから逃れることができない。政治センスがいまいちだ。

 舛添要一氏は、自民党にいた時は、世論的には「次期総理NO1候補」だったのが、今は選外となり、名前は出てこない。

 舛添要一氏が自民党に留まっていれば、今の政局ももっと大きく変化していただろうに、残念だ。舛添氏の計算間違いだった。

 浜田氏は昨日の午後、参院自民党執行部に「離党するつもりはない、自民党議員として頑張る」と語っていたが、夜には、離党届を出した。
 結果は、政務官を受けて離党となった。何か政治センスがかなりずれているといえよう。


 今は、震災対応で与野党の協力関係の構築が重要なのに、菅首相は政務官人事でそれを台無しにした。
 今回の菅政権の人事断行は、与野党協調路線を破壊することを目的とし、自らの延命を図ることのようだ。

 今後、浜田氏の政務官に就任で、自民党は強く反発、逆に法案審議を巡る与野党協議が滞る可能性が大きくなり、与野党対立は激化する。

 だから安住淳国対委員長は27日午後、政府が自民党の浜田和幸参院議員に政務官就任を打診し、自民党の反発を招いたことを受け、「(菅直人首相は)国会の厳しさが分かっているのかと疑問に思う」と菅首相を批判した。

 今日、安住淳国対委員長は、自民党・逢沢国対委員長に頭を下げて「(浜田政務官就任)申し訳ない」と陳謝した。


 菅首相は、退陣を迫る民主党執行部から亀井氏に重心を移し、ひたすら自らの延命を目標にひた走りしている。


 第2次補正予算案の成立、再生可能エネルギー特別措置法案の成立、特例公債法案の成立が、菅首相と民主党内、及び野党との対立が激化して、法案等が成立しない場合は、それだけ延命できるというわけだ。

 さらに「脱原発」解散もありうる。

shige_tamura at 11:52│Comments(4)TrackBack(0)clip!菅直人 

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この記事へのコメント

1. Posted by なおなり   2011年06月28日 13:11
情けない、最低の男ですね。
でも、いくら能力の無い民主党議員のお仲間たちでも、
菅直人に猗媽瓩魃されるな瓩反文世垢譴侘匹い發里髻
無理ですかね?
2. Posted by k   2011年06月28日 15:37
自民党は「脱原発解散」に対して備えをしていますか? 私はそれが大変に心配です。マスコミがタッグを組んで、菅民主党を「正義の脱原発政党」とし、自民党を「悪の原発推進政党」と報道されると、最悪の結果も考えられますよ? 実際の政策ではなくイメージだけで偏向報道することはいくらでも可能なのですから・・・
3. Posted by xxx   2011年06月29日 02:45
http://blog.goo.ne.jp/newseko/e/6d141cf05b8b74a89fe4ea3d477f1441
>浜田議員は国際政治の専門家ではあるが、震災復興に熱心であったとの印象はまったくない。自民党では震災翌日から震災対策本部を立ち上げ、多くの議員が作業服で、週末も返上して、現地の情報収集や、救援物資の集積、現地避難所への輸送等を行ってきたが、そこで浜田議員の姿を見ることはなかった。
>また復興関連の色んなプロジェクトチームが立ち上げられて、政府に対して多数の政策提言等を行ってきたが、プロジェクトの会議に浜田氏が出席し、発言したのを見た記憶がない。

震災後の浜田氏の質問主意書(3月15日から6月17日まで)を参議院のHPで見たけど、
震災に関する質問が殆どないんですよね。
12個の質問の内、
TPP問題、年金問題、(原子力を含む)電力問題、外国人土地購入問題、食糧安全保障問題、北朝鮮問題と震災以外が11個で、
震災対応は6月17日に申し訳程度に1個(ガレキの処理)あるだけです(分数にすれば「1/12」です)。
浜田氏のブログも震災以外の国際政治の話題が多いし。まあ放射能や震災も少しは触れられていますが、人の伝聞であり「震災の現場」の匂いはないし、「震災対策提言」は放射能対策とガレキ処理くらい。

だから、世耕氏が「震災の現場」や「復興関連会議」で浜田氏を見たことがないというのはうなづけるんですね。

確かに他の11個など震災対応以外でも日本の政治として重要だし、
自民党も浜田氏の質問能力は評価してやって欲しいです。
まあ、無所属政務官ということで民主党の軍門に完全に下るということはなさそうですし(国民新党の軍門に下りそうだけど)、
今まで通り、震災対応以外の政策では民主党政権を批判して欲しいですね。
4. Posted by 原田   2011年06月29日 17:43
田村様、菅氏は色んな記事を読んでいる限り、あっちこっちで人間の大事なもの(良識)を壊し、無理やりご自分の立場を利用し只ただ、手柄を残したいと考えているように見えます。

周りがどんなに迷惑を被むっているにも無視し、あちこちで亀裂(浜田氏の件等)を作っている。昔の野党時代で鍛えてきた’何を言われても屈しない、動じない=厚顔無恥?’と言う態度は聞く耳を持たず変哲者と言われても仕方ないように思います。 日本国の首相の器では有りません。

石破氏の仰るように解散総選挙に向かうしか方法がないと思うのですが…
国中が目を覚まし、一丸となることが、原発の問題、被災地/者の問題など今一番大切な事を冷静に判断出来るようになると思うのですが…

それよりも、浜田氏のような自民党議員が続いて裏切り行為をしない事を願っています。今のご自分たちには必ずや支持者がいる事を考えたら突飛な事など出来る筈が有りません。

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