2011年05月31日
菅内閣不信任決議案の注目は民主党内の攻防
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今週、自民・公明が共同で菅内閣不信任決議案を提出することがほぼ決まった。
菅政権に対する内閣不信任決議案を今週中に国会へ提出する方向で最終調整に入った。
6月2日か3日の提出を想定。また青森県知事選(5日投開票)後の週明け6日に採決する案などが浮上している。
公明党も自民党と共同で提案する方針。
すると、焦点は、民主党の造反者は何人かということになった。
早速、小沢元代表が「週内に内閣不信任案提出へ…小沢氏、賛成を示唆」
(読売新聞 5月31日(火)3時11分配信)との報道だ。
民主党では、小沢一郎元代表のグループが不信任案に同調する構えを見せており、元代表は30日、自らに近い議員に対し、不信任案に賛成する考えを示唆した。民主党は同日の役員会で、不信任案の採決で党内から賛成や欠席者が出た場合、除籍(除名)を含めて厳正に対処する方針を決めた。政局は緊迫の度合いを強めている。
(略)
一方、小沢元代表は30日の小沢グループの会合で、首相の自発的退陣を求めていく考えを示した上で、不信任案を念頭に、「決断する時は決断する」と強調した。
さらに、西岡参院議長が、改めて退陣要求を求めた。
(産経新聞 5月31日(火)7時56分配信)によると、
西岡武夫参院議長は30日夜、BS11の番組で、菅内閣への不信任案について「国会議員一人一人が本気で日本の将来を考え判断すれば、みんな賛成してもおかしくない」と述べ、その上で「菅(直人)さんが首相じゃなければ、相当数の野党の皆さん方と一緒になった政権ができると思う」と、首相の存在が、大連立を含めた与野党協力の実現を阻んでいるとの考えを示した。
また西岡氏は、菅首相の震災対応について「(この国難という)急流を渡る気がないと思うし、渡るだけの器量がない。原発の事故の問題の処理も菅さんの下でやったら、どうなるかわからないので心配だ」と批判、改めて退陣を求めた。
――といった内容だ。
(読売新聞 5月31日(火)8時44分配信)は、民主「造反は除名」で厳しく対処していくようだが、これが逆効果にならないか。
以下、「民主「造反は除名」…内閣不信任案巡りヤマ場」の記事を掲載する。
自民党執行部が菅政権に対する内閣不信任決議案を週内に提出する方針を固め、政局は大きなヤマ場を迎えた。
民主党執行部は不信任案採決での造反には除名を含め、厳しい処分を科す方針を決めたが、小沢一郎元代表のグループは対決姿勢をさらに強めており、民主党は分裂含みの様相を呈してきた。
(略)
民主党内では、不信任案否決を目指す執行部と、小沢元代表のグループの綱引きが激しさを増した。
岡田幹事長は30日の役員会後の記者会見で、「不信任案への賛成、欠席がどういう意味を持つか理解していない議員がいるようだ。信じがたく、恥ずかしい話だ」と述べ、造反の動きを強くけん制した。
岡田氏は役員会に先立ち、造反者を厳しく処分する方針を元代表とも親しい輿石東参院議員会長に伝えたほか、菅首相にも報告し、根回しを行った。役員会後には社民党の重野幹事長とも会談し、不信任案への反対を要請した。
渡部恒三最高顧問は30日、福島県喜多方市での会合で「内閣不信任案に小沢君の子分らが80人賛成すると成立してしまう。小沢君に会って、つまらないことをしないよう説得しなければならない」と述べた。
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今週、自民・公明が共同で菅内閣不信任決議案を提出することがほぼ決まった。
菅政権に対する内閣不信任決議案を今週中に国会へ提出する方向で最終調整に入った。
6月2日か3日の提出を想定。また青森県知事選(5日投開票)後の週明け6日に採決する案などが浮上している。
公明党も自民党と共同で提案する方針。
すると、焦点は、民主党の造反者は何人かということになった。
早速、小沢元代表が「週内に内閣不信任案提出へ…小沢氏、賛成を示唆」
(読売新聞 5月31日(火)3時11分配信)との報道だ。
民主党では、小沢一郎元代表のグループが不信任案に同調する構えを見せており、元代表は30日、自らに近い議員に対し、不信任案に賛成する考えを示唆した。民主党は同日の役員会で、不信任案の採決で党内から賛成や欠席者が出た場合、除籍(除名)を含めて厳正に対処する方針を決めた。政局は緊迫の度合いを強めている。
(略)
一方、小沢元代表は30日の小沢グループの会合で、首相の自発的退陣を求めていく考えを示した上で、不信任案を念頭に、「決断する時は決断する」と強調した。
さらに、西岡参院議長が、改めて退陣要求を求めた。
(産経新聞 5月31日(火)7時56分配信)によると、
西岡武夫参院議長は30日夜、BS11の番組で、菅内閣への不信任案について「国会議員一人一人が本気で日本の将来を考え判断すれば、みんな賛成してもおかしくない」と述べ、その上で「菅(直人)さんが首相じゃなければ、相当数の野党の皆さん方と一緒になった政権ができると思う」と、首相の存在が、大連立を含めた与野党協力の実現を阻んでいるとの考えを示した。
また西岡氏は、菅首相の震災対応について「(この国難という)急流を渡る気がないと思うし、渡るだけの器量がない。原発の事故の問題の処理も菅さんの下でやったら、どうなるかわからないので心配だ」と批判、改めて退陣を求めた。
――といった内容だ。
(読売新聞 5月31日(火)8時44分配信)は、民主「造反は除名」で厳しく対処していくようだが、これが逆効果にならないか。
以下、「民主「造反は除名」…内閣不信任案巡りヤマ場」の記事を掲載する。
自民党執行部が菅政権に対する内閣不信任決議案を週内に提出する方針を固め、政局は大きなヤマ場を迎えた。
民主党執行部は不信任案採決での造反には除名を含め、厳しい処分を科す方針を決めたが、小沢一郎元代表のグループは対決姿勢をさらに強めており、民主党は分裂含みの様相を呈してきた。
(略)
民主党内では、不信任案否決を目指す執行部と、小沢元代表のグループの綱引きが激しさを増した。
岡田幹事長は30日の役員会後の記者会見で、「不信任案への賛成、欠席がどういう意味を持つか理解していない議員がいるようだ。信じがたく、恥ずかしい話だ」と述べ、造反の動きを強くけん制した。
岡田氏は役員会に先立ち、造反者を厳しく処分する方針を元代表とも親しい輿石東参院議員会長に伝えたほか、菅首相にも報告し、根回しを行った。役員会後には社民党の重野幹事長とも会談し、不信任案への反対を要請した。
渡部恒三最高顧問は30日、福島県喜多方市での会合で「内閣不信任案に小沢君の子分らが80人賛成すると成立してしまう。小沢君に会って、つまらないことをしないよう説得しなければならない」と述べた。