2011年04月14日
福島原発事故「レベル7」は行きすぎか。海外報道は
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日本が、福島原発事故を「レベル7」に引き上げたことで、外国から様々な意見が出ている。
それを、紹介する。
米“レベル7 驚きはない”(NHK、4月13日 11時26分)
アメリカの原子力規制委員会のヤツコ委員長は、日本が東京電力福島第一原子力発電所の事故を、国際的な事故の評価でチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」に引き上げたことについて、「深刻な事故であり、驚きはない」と述べて、日本政府の判断を支持しました。
原子力規制委員会のヤツコ委員長は12日、記者団に対し、日本が福島第一原発の事故の評価を「レベル7」に引き上げたことについて、「驚きはない。明らかに深刻な事故であり、関係者は適切に対応していると思う」と述べて、日本政府の判断を支持しました。また、この日、議会上院の公聴会で証言したヤツコ委員長は、福島第一原発の状況について、「変化はあまりないが、安定した状態とは言えない」と述べたうえで、「余震の影響で外部電源が遮断され、水の注入の作業が一時止まったりしている」と、依然トラブルが続いていることに懸念を示し、事態の推移を引き続き注視していく考えを示しました。
ロシア“レベル7行きすぎ”(NHK、4月13日 10時1分)
福島第一原子力発電所の事故が、旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」と評価されたことについて、ロシア原子力公社は12日、ロシアの通信社に対して「行きすぎだ」との見方を示しました。ロシアの原子力公社「ロスアトム」のノビコフ報道官はこの中で、急性放射線症で犠牲者が出たチェルノブイリ事故と異なり、福島第一原発の作業員に今のところ深刻な健康被害は出ていないなどと指摘したうえで「原子炉周辺の損傷状況からもレベル5を超えていない」と述べました。
ロシア レベル7の判断疑問視(NHK、4月14日 4時32分)
福島第一原子力発電所の事故が旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」と評価されたことについて、ロシアの原子力公社のトップは日本政府の判断を疑問視する考えを示しました。
ロシアの原子力公社「ロスアトム」のキリエンコ総裁は、13日、訪問先の中国で記者団に対し、「福島第一原発の状況は思ったほどには悪化しておらず、われわれの評価ではレベル6にも達しない」と述べ、原子力開発史上、最悪の惨事となったチェルノブイリ原発の事故と同じレベルと評価した日本政府の判断を疑問視する考えを示しました。そのうえで、キリエンコ総裁は日本が厳しい評価を決めた理由について、「原子力とは別の財政上の問題があるのではないかという疑いも残る」と述べ、事故のレベルを引き上げることで、事故に伴う巨額の保険金などの支払いを免れようとする意図があるのではないかという見方を示しました。
福島原発事故「レベル7」、専門家は評価制度に異論
(ロイター 4月13日(水)15時21分配信)
4月12日、福島第1原発事故の深刻さを示す国際評価が引き上げられたことを受け、専門家からは評価制度自体の見直しを求める声が出ている。
[ニューヨーク 12日 ロイター]
東京電力福島第1原子力発電所の事故の深刻さを示す国際評価が引き上げられたことを受け、海外の専門家からは疑問や評価制度自体の見直しを求める声が出ている。
日本の原子力安全・保安院と原子力安全委員会は12日、福島第1原発事故の「国際原子力事象評価尺度(INES)」を放射性物質の放出量を踏まえて「レベル5」から2段階引き上げ最悪の「レベル7」にしたと発表した。これまでに「レベル7」に判定されたのは1986年に起きたチェルノブイリ原発事故のみ。福島第1原発事故が、欧州に大量の放射性物質をまき散らし、周辺に数十人の死者を出し、その後多数のがん患者を出したチェルノブイリ事故と同じくらい深刻と判定されたことになる。
しかし、異論も出ている。
南カリフォルニア大学のNajmedin Meshkati教授(土木環境工学)は「福島の事故はチェルノブイリほど深刻ではない。福島がレベル7なら、評価尺度を見直しレベル8か9まで作る必要がある」と言う。
INESは、チェルノブイリ事故を受け、原発事故の深刻さを一般に示すために国際原子力機関(IAEA)などによって1989年に策定された。地震の規模を示すマグニチュードと同様、事故の深刻さが高くなるほど数字が上がり、最高がレベル7「深刻な事故」となっている。
米カーネギー国際平和財団のアソシエート、ジェームズ・アクトン氏は、福島とチェルノブイリの比較上の不一致は「『7』が広範な罪をカバーする」という事実からきていると指摘する。
福島とチェルノブイリがレベル7とされたのは、事故の深刻さが同程度という理由ではなく、放射性物質の放出量が規定値に達したためだとしている。
<混乱を招く評価付け>
事故の本当の深刻さをめぐる混乱は、評価する当局が定まっていないことにも関係する。評価は、原発を運営する企業、政府の所管機関あるいは科学研究機関など、当該国によって異なる。
カリフォルニア大学のケネス・バリッシュ教授(物理学)は「明らかに(福島の事故)はチェルノブイリほど深刻でない」と主張。
「放射性物質の放出量がチェルノブイリと同程度としても、事故の内容や対応の違いから人体への影響は福島の方がはるかに小さい」との認識を示した。
しかし福島は、3基の原子炉および使用済み燃料棒プールが関係する事故。地震発生から1週間以内に水素爆発も起きている。チェルノブイリは原子炉1基の事故だった。
原子力業界で長い経験を持つフェアウィンズ・アソシエーツのチーフエンジニア、アーニー・ガンダーセン氏は、3基の原子炉と燃料棒プールが冷却機能を失うという事態は明らかにレベル7に相当すると指摘した。
<政府・東電は説明不足>
今回の評価引き上げについて、専門家からは、日本政府は国民や近隣諸国がそういう事態も想定できるような措置を取ることができたはずだ、との声も出ている。
IHSエナジー・アジア・パシフィックのアナリスト、トマス・グリーダー氏は「日本政府と東電は、危機が発生した時に原子炉の燃料棒プールの状況をほとんど把握できていないことを強調できたはず」と指摘する。
政府と東電は、当初の評価はその時点で入手している極めて限定的なる情報に基づいたものであり、放射性物質の放出量のデータを収集するには時間を要し、評価はより深刻な方向に修正する可能性もあると説明できた、という。
専門家は、福島第1原発の問題はまだ完全に制御できておらず、水素爆発など事態がさらに深刻化する可能性があると警告している。
(Scott DiSavino/Eileen O'Grady記者;翻訳 武藤邦子;編集 吉瀬邦彦)
福島原発が最悪のレベル7…「日本政府の隠ぺい疑惑」=韓国
(サーチナ 4月13日(水)15時24分配信)
経済産業省原子力安全・保安院は12日、福島第1原発事故の国際評価尺度(INES)を暫定評価で「レベル7」に引き上げた。韓国メディアは日本国内の反応や海外の見解を紹介しつつ、「日本政府に事故の深刻性を隠ぺいした疑惑」、「一歩遅れの対応」などと批判的な見解を示した。
事故の発生から1カ月が経過した12日、原子力安全・保安院は事故レベルをINES(国際原子力事象評価尺度)に応じてレベル7に引き上げた。しかし、フランス原子力安全局など海外専門機関は16日時点ですでにレベル6に達したとの見解を示した。基準となる放射性物質の漏れは3月23日の時点ですでに10万テラ・ベクレルを超えていたとの報道もある。
放射性物質の流出量は推定63万テラ・ベクレルで、チェルノブイリのおよそ10分の1程度だ。ただ、チェルノブイリでは原子炉1基が爆発したのに対し、福島では原子炉4基が問題を抱えており、今なお事態は収束されていない。韓国メディアもその点に注目、「事故は進行中であり、放射性物質の流出量がチェルノブイリ原発事故以上になる可能性を排除できない」と懸念を示した。
韓国メディアは外部に漏れた放射性物質のほとんどは15日の2号機の爆発で発生したとする日本の報道を紹介し、「レベル7への引き上げは事態の悪化というより、日本政府が当初から事故を縮小評価したことを示す」、「日本政府には事故の深刻性を隠ぺいした疑惑がもたれている」と指摘。福島第1原発事故をめぐる日本政府の対処を「一歩遅れた対応」と批判した。
関連報道の多くはチェルノブイリ原発事故との比較を通じて、今なお進行中の福島第1原発事故の深刻性を論じる一方、「隠ぺい疑惑がある」、「縮小評価した」などと日本政府の対応を批判した。自国政府に対して放射性物質の汚染対策を練り直すよう求めたメディアもある。(編集担当:金志秀)
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日本が、福島原発事故を「レベル7」に引き上げたことで、外国から様々な意見が出ている。
それを、紹介する。
米“レベル7 驚きはない”(NHK、4月13日 11時26分)
アメリカの原子力規制委員会のヤツコ委員長は、日本が東京電力福島第一原子力発電所の事故を、国際的な事故の評価でチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」に引き上げたことについて、「深刻な事故であり、驚きはない」と述べて、日本政府の判断を支持しました。
原子力規制委員会のヤツコ委員長は12日、記者団に対し、日本が福島第一原発の事故の評価を「レベル7」に引き上げたことについて、「驚きはない。明らかに深刻な事故であり、関係者は適切に対応していると思う」と述べて、日本政府の判断を支持しました。また、この日、議会上院の公聴会で証言したヤツコ委員長は、福島第一原発の状況について、「変化はあまりないが、安定した状態とは言えない」と述べたうえで、「余震の影響で外部電源が遮断され、水の注入の作業が一時止まったりしている」と、依然トラブルが続いていることに懸念を示し、事態の推移を引き続き注視していく考えを示しました。
ロシア“レベル7行きすぎ”(NHK、4月13日 10時1分)
福島第一原子力発電所の事故が、旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」と評価されたことについて、ロシア原子力公社は12日、ロシアの通信社に対して「行きすぎだ」との見方を示しました。ロシアの原子力公社「ロスアトム」のノビコフ報道官はこの中で、急性放射線症で犠牲者が出たチェルノブイリ事故と異なり、福島第一原発の作業員に今のところ深刻な健康被害は出ていないなどと指摘したうえで「原子炉周辺の損傷状況からもレベル5を超えていない」と述べました。
ロシア レベル7の判断疑問視(NHK、4月14日 4時32分)
福島第一原子力発電所の事故が旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ「レベル7」と評価されたことについて、ロシアの原子力公社のトップは日本政府の判断を疑問視する考えを示しました。
ロシアの原子力公社「ロスアトム」のキリエンコ総裁は、13日、訪問先の中国で記者団に対し、「福島第一原発の状況は思ったほどには悪化しておらず、われわれの評価ではレベル6にも達しない」と述べ、原子力開発史上、最悪の惨事となったチェルノブイリ原発の事故と同じレベルと評価した日本政府の判断を疑問視する考えを示しました。そのうえで、キリエンコ総裁は日本が厳しい評価を決めた理由について、「原子力とは別の財政上の問題があるのではないかという疑いも残る」と述べ、事故のレベルを引き上げることで、事故に伴う巨額の保険金などの支払いを免れようとする意図があるのではないかという見方を示しました。
福島原発事故「レベル7」、専門家は評価制度に異論
(ロイター 4月13日(水)15時21分配信)
4月12日、福島第1原発事故の深刻さを示す国際評価が引き上げられたことを受け、専門家からは評価制度自体の見直しを求める声が出ている。
[ニューヨーク 12日 ロイター]
東京電力福島第1原子力発電所の事故の深刻さを示す国際評価が引き上げられたことを受け、海外の専門家からは疑問や評価制度自体の見直しを求める声が出ている。
日本の原子力安全・保安院と原子力安全委員会は12日、福島第1原発事故の「国際原子力事象評価尺度(INES)」を放射性物質の放出量を踏まえて「レベル5」から2段階引き上げ最悪の「レベル7」にしたと発表した。これまでに「レベル7」に判定されたのは1986年に起きたチェルノブイリ原発事故のみ。福島第1原発事故が、欧州に大量の放射性物質をまき散らし、周辺に数十人の死者を出し、その後多数のがん患者を出したチェルノブイリ事故と同じくらい深刻と判定されたことになる。
しかし、異論も出ている。
南カリフォルニア大学のNajmedin Meshkati教授(土木環境工学)は「福島の事故はチェルノブイリほど深刻ではない。福島がレベル7なら、評価尺度を見直しレベル8か9まで作る必要がある」と言う。
INESは、チェルノブイリ事故を受け、原発事故の深刻さを一般に示すために国際原子力機関(IAEA)などによって1989年に策定された。地震の規模を示すマグニチュードと同様、事故の深刻さが高くなるほど数字が上がり、最高がレベル7「深刻な事故」となっている。
米カーネギー国際平和財団のアソシエート、ジェームズ・アクトン氏は、福島とチェルノブイリの比較上の不一致は「『7』が広範な罪をカバーする」という事実からきていると指摘する。
福島とチェルノブイリがレベル7とされたのは、事故の深刻さが同程度という理由ではなく、放射性物質の放出量が規定値に達したためだとしている。
<混乱を招く評価付け>
事故の本当の深刻さをめぐる混乱は、評価する当局が定まっていないことにも関係する。評価は、原発を運営する企業、政府の所管機関あるいは科学研究機関など、当該国によって異なる。
カリフォルニア大学のケネス・バリッシュ教授(物理学)は「明らかに(福島の事故)はチェルノブイリほど深刻でない」と主張。
「放射性物質の放出量がチェルノブイリと同程度としても、事故の内容や対応の違いから人体への影響は福島の方がはるかに小さい」との認識を示した。
しかし福島は、3基の原子炉および使用済み燃料棒プールが関係する事故。地震発生から1週間以内に水素爆発も起きている。チェルノブイリは原子炉1基の事故だった。
原子力業界で長い経験を持つフェアウィンズ・アソシエーツのチーフエンジニア、アーニー・ガンダーセン氏は、3基の原子炉と燃料棒プールが冷却機能を失うという事態は明らかにレベル7に相当すると指摘した。
<政府・東電は説明不足>
今回の評価引き上げについて、専門家からは、日本政府は国民や近隣諸国がそういう事態も想定できるような措置を取ることができたはずだ、との声も出ている。
IHSエナジー・アジア・パシフィックのアナリスト、トマス・グリーダー氏は「日本政府と東電は、危機が発生した時に原子炉の燃料棒プールの状況をほとんど把握できていないことを強調できたはず」と指摘する。
政府と東電は、当初の評価はその時点で入手している極めて限定的なる情報に基づいたものであり、放射性物質の放出量のデータを収集するには時間を要し、評価はより深刻な方向に修正する可能性もあると説明できた、という。
専門家は、福島第1原発の問題はまだ完全に制御できておらず、水素爆発など事態がさらに深刻化する可能性があると警告している。
(Scott DiSavino/Eileen O'Grady記者;翻訳 武藤邦子;編集 吉瀬邦彦)
福島原発が最悪のレベル7…「日本政府の隠ぺい疑惑」=韓国
(サーチナ 4月13日(水)15時24分配信)
経済産業省原子力安全・保安院は12日、福島第1原発事故の国際評価尺度(INES)を暫定評価で「レベル7」に引き上げた。韓国メディアは日本国内の反応や海外の見解を紹介しつつ、「日本政府に事故の深刻性を隠ぺいした疑惑」、「一歩遅れの対応」などと批判的な見解を示した。
事故の発生から1カ月が経過した12日、原子力安全・保安院は事故レベルをINES(国際原子力事象評価尺度)に応じてレベル7に引き上げた。しかし、フランス原子力安全局など海外専門機関は16日時点ですでにレベル6に達したとの見解を示した。基準となる放射性物質の漏れは3月23日の時点ですでに10万テラ・ベクレルを超えていたとの報道もある。
放射性物質の流出量は推定63万テラ・ベクレルで、チェルノブイリのおよそ10分の1程度だ。ただ、チェルノブイリでは原子炉1基が爆発したのに対し、福島では原子炉4基が問題を抱えており、今なお事態は収束されていない。韓国メディアもその点に注目、「事故は進行中であり、放射性物質の流出量がチェルノブイリ原発事故以上になる可能性を排除できない」と懸念を示した。
韓国メディアは外部に漏れた放射性物質のほとんどは15日の2号機の爆発で発生したとする日本の報道を紹介し、「レベル7への引き上げは事態の悪化というより、日本政府が当初から事故を縮小評価したことを示す」、「日本政府には事故の深刻性を隠ぺいした疑惑がもたれている」と指摘。福島第1原発事故をめぐる日本政府の対処を「一歩遅れた対応」と批判した。
関連報道の多くはチェルノブイリ原発事故との比較を通じて、今なお進行中の福島第1原発事故の深刻性を論じる一方、「隠ぺい疑惑がある」、「縮小評価した」などと日本政府の対応を批判した。自国政府に対して放射性物質の汚染対策を練り直すよう求めたメディアもある。(編集担当:金志秀)
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この記事へのコメント
1. Posted by みるる 2011年04月14日 11:14

国が責任持って住民だけではなく家畜の移動をお願いします
住民だけ避難させるのは多くの農家が失業します
国が責任持って住民と家畜を避難させてください
福島県にとって家畜も畑も田んぼも大事な財産です
財産の田んぼも畑も失って更に家畜を見殺しにしてしまうのは福島県民全部を見殺しにするのと同じ事です
また菅総理は福島県知事に勝手に避難して欲しいわ〜みたいな感じで自主避難命令を出しています無責任です