2010年09月10日
自民党の新役員
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昨日、自民党は新役員を発表した。
幹事長・石原伸晃氏、総務会長・小池百合子氏、政調会長・石破茂氏となった。
自民党は、昔の自民党と完全に変わった。
かつては、派閥の領袖かＮＯ２が党３役を務めるのが通例だったが、今は違う。
３役には、女性が就任した。
来年は統一地方選挙があり、さらに総選挙のことも考える必要もある。
その意味では、テレビなどに出演して、自民党をＰＲするという「発信力」ある人材が登用されたことは望ましいことだ。
自民党は参院選結果を踏まえれば、今後、都市対策を重視しなければならない。今回の人事は、こうした点にも配慮した３役人事（幹事長、総務会長とも東京出身）となっている。
以下、記者会見での新役員の発言要旨は次の通り。（自民党ＨＰより）
（谷垣禎一総裁）
役員任期が９月末ということで、従前から９月に人事をやると申し上げてきたが、このたび新しい執行部を任命した。このメンバーで、これからの国民生活に安心をもたらすような政治を、自民党として取り組んでいく。
今、民主党の代表選挙を行っているが、一方の候補は、選挙で約束したことを破るのはうそつきだと、もう一方の候補は、政治とカネの問題で、汚いことはしてはいけないと言っている。どちらも本当のことだ。代表選が終わっても、果たして国民に今の不安な社会生活に安心を与える路線を政権が取れるのか疑問だ。
私どもは、きちっとした展望を示しながら、国民生活の明日に道を切り開いていく。このメンバーで必ず総選挙に勝利する。そして、統一地方選にも勝っていく。そして、国民に新しい明日を提示していく。そのためのベストのメンバーである。自民党を背負っていただける次世代のリーダーに３役に入っていただいた。
私も先頭に立ち、一致団結し、政権奪還のために、努力していく。
（大島理森副総裁）
総裁の下で、新しい自民党をつくるという意味で、副総裁をご下命をいただいた。私は、総裁を補佐し、党運営全体を見渡していく立場。この１年間の歩みを踏まえると、わが党の力を結集していくことが国民の期待にこたえられる道だ。これをやらせていただくのが副総裁としての使命。
石原幹事長、そして小池総務会長、石破政調会長が谷垣総裁の下で、思いきって仕事ができるように、その環境を作り、全力を尽くし、自由民主党が協働して国民のために働く。そういう体制を作ることが私の責務と思い、全力を尽くしていく。
（石原伸晃幹事長）
私たちは立党の原点を忘れてはいけない。政治は誰のためなのか。政党のためでない。国民、国家のため。そういうものが失われつつある状況で、いま日本の社会で何が起きているのか。円高が進むことによって、輸出企業の収益が落ち、中小企業が苦しい経営になる。そのために株価が低迷する。それに対して有効な手立てを行っているのか。一国で、円を買い支えることはできない。外交力が、言葉を変えるなら、政治力が伴って、はじめてこの状態に対応することができる。そういうことが行われてない現状を憂う。
私たちは、若い執行部だが国家国民のため、全精神を傾注して、一人ひとりがいちずになって努力していかなければならない。
（小池百合子総務会長）
党の多様性を体現する形で、党の最高意思決定機関である総務会の会長を初めての女性党３役として務めることになった。
総務会は長い歴史がある。決定までは自由闊達な議論が行われる。さまざまな議論を経て、全会一致を旨として、結論を得る。この機関があることで、国民の負託を得て、一人ひとりの国会議員が、意見をここで集約していく。どこかの政党のように、突然消費税が飛び出したり、突然「ガソリンの暫定税率の廃止」の廃止などが決まったり、こういうことは総務会のある自民党では起こらない。
総務会は自民党のアンカー。国民の迅速な要望にもこたえられるよう、公平、公正、円満な総務会の運営を目指し頑張りたい。
（石破茂政務調査会長）
新しく作った綱領に基づき、いろんな政策を立案してきた。それは、「今さえよければいいのではない」「日本さえよければいいのではない」、そういう考えでつくってきた。そして、何が真実であるかということをきちっと見極める。そして、それを語る勇気を持ち、わかってもらえる真心を持つことが必要と考えている。全員が参加する政策作りを行いたい。そして、丁寧な議論を行いたい。
しかし、足して２で割るようなことはしない。税制改革も、外交・安全保障政策も、農林政策にしてもこうあるべきだというものを打ち出すのが、われわれの使命だ。
もう一度自民党に任せようと国民に思ってもらえるように、来る統一地方選挙、総選挙は選挙公約でなく、政権公約ということになる。その作業をさらに加速し、国民からもう１回自民党に預けてみようと思ってもらえるよう、総裁、副総裁、幹事長、総務会長のご指導いただきながら、全力を尽くす。
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昨日、自民党は新役員を発表した。
幹事長・石原伸晃氏、総務会長・小池百合子氏、政調会長・石破茂氏となった。
自民党は、昔の自民党と完全に変わった。
かつては、派閥の領袖かＮＯ２が党３役を務めるのが通例だったが、今は違う。
３役には、女性が就任した。
来年は統一地方選挙があり、さらに総選挙のことも考える必要もある。
その意味では、テレビなどに出演して、自民党をＰＲするという「発信力」ある人材が登用されたことは望ましいことだ。
自民党は参院選結果を踏まえれば、今後、都市対策を重視しなければならない。今回の人事は、こうした点にも配慮した３役人事（幹事長、総務会長とも東京出身）となっている。
以下、記者会見での新役員の発言要旨は次の通り。（自民党ＨＰより）
（谷垣禎一総裁）
役員任期が９月末ということで、従前から９月に人事をやると申し上げてきたが、このたび新しい執行部を任命した。このメンバーで、これからの国民生活に安心をもたらすような政治を、自民党として取り組んでいく。
今、民主党の代表選挙を行っているが、一方の候補は、選挙で約束したことを破るのはうそつきだと、もう一方の候補は、政治とカネの問題で、汚いことはしてはいけないと言っている。どちらも本当のことだ。代表選が終わっても、果たして国民に今の不安な社会生活に安心を与える路線を政権が取れるのか疑問だ。
私どもは、きちっとした展望を示しながら、国民生活の明日に道を切り開いていく。このメンバーで必ず総選挙に勝利する。そして、統一地方選にも勝っていく。そして、国民に新しい明日を提示していく。そのためのベストのメンバーである。自民党を背負っていただける次世代のリーダーに３役に入っていただいた。
私も先頭に立ち、一致団結し、政権奪還のために、努力していく。
（大島理森副総裁）
総裁の下で、新しい自民党をつくるという意味で、副総裁をご下命をいただいた。私は、総裁を補佐し、党運営全体を見渡していく立場。この１年間の歩みを踏まえると、わが党の力を結集していくことが国民の期待にこたえられる道だ。これをやらせていただくのが副総裁としての使命。
石原幹事長、そして小池総務会長、石破政調会長が谷垣総裁の下で、思いきって仕事ができるように、その環境を作り、全力を尽くし、自由民主党が協働して国民のために働く。そういう体制を作ることが私の責務と思い、全力を尽くしていく。
（石原伸晃幹事長）
私たちは立党の原点を忘れてはいけない。政治は誰のためなのか。政党のためでない。国民、国家のため。そういうものが失われつつある状況で、いま日本の社会で何が起きているのか。円高が進むことによって、輸出企業の収益が落ち、中小企業が苦しい経営になる。そのために株価が低迷する。それに対して有効な手立てを行っているのか。一国で、円を買い支えることはできない。外交力が、言葉を変えるなら、政治力が伴って、はじめてこの状態に対応することができる。そういうことが行われてない現状を憂う。
私たちは、若い執行部だが国家国民のため、全精神を傾注して、一人ひとりがいちずになって努力していかなければならない。
（小池百合子総務会長）
党の多様性を体現する形で、党の最高意思決定機関である総務会の会長を初めての女性党３役として務めることになった。
総務会は長い歴史がある。決定までは自由闊達な議論が行われる。さまざまな議論を経て、全会一致を旨として、結論を得る。この機関があることで、国民の負託を得て、一人ひとりの国会議員が、意見をここで集約していく。どこかの政党のように、突然消費税が飛び出したり、突然「ガソリンの暫定税率の廃止」の廃止などが決まったり、こういうことは総務会のある自民党では起こらない。
総務会は自民党のアンカー。国民の迅速な要望にもこたえられるよう、公平、公正、円満な総務会の運営を目指し頑張りたい。
（石破茂政務調査会長）
新しく作った綱領に基づき、いろんな政策を立案してきた。それは、「今さえよければいいのではない」「日本さえよければいいのではない」、そういう考えでつくってきた。そして、何が真実であるかということをきちっと見極める。そして、それを語る勇気を持ち、わかってもらえる真心を持つことが必要と考えている。全員が参加する政策作りを行いたい。そして、丁寧な議論を行いたい。
しかし、足して２で割るようなことはしない。税制改革も、外交・安全保障政策も、農林政策にしてもこうあるべきだというものを打ち出すのが、われわれの使命だ。
もう一度自民党に任せようと国民に思ってもらえるように、来る統一地方選挙、総選挙は選挙公約でなく、政権公約ということになる。その作業をさらに加速し、国民からもう１回自民党に預けてみようと思ってもらえるよう、総裁、副総裁、幹事長、総務会長のご指導いただきながら、全力を尽くす。
