2010年05月19日

民主党にはもう頼らない!(井上 政典)

大好評の井上政典さんの論文「民主党にはもう頼らない!」(平河総合戦略研究所メルマガ、5月19日 NO.589号)を掲載します。  
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 国会というところは、自分の正当性を主張して、相手を封じ込めれば良いというところなのか。民主党の山岡国会対策委員長の無表情な顔を見ているといつもそう思えてなりません。

 野党のときは、強行採決は断じて許さないといっていた人間が、どう見ても議論の尽くされていない法案をごり押しする場面が頻繁に見られるようになりました。自民党のときも強行採決はありましたが、これはどう見ても野党の時間引き延ばし戦略だろうというものを強行突破するためにしていたように見えるのは私の贔屓目でしょうか。

 甘利議員が議長席に詰め寄ったときに、倒れた三宅議員の件に関しても、内閣委に応援に来ていたというが、何の応援でしょう?それは、強行採決をするための応援なのならば、本来はいないはずの人間が甘利議員が触れもしないで倒れたことは、民主党の傲慢さを通すための犠牲者であり、それは野党に向けられる非難ではなく、そこに動員をかけた国会対策委員長に責任のある問題ではないでしょうか。


 宮崎では大変なことになっています。私の福岡でも、県知事が畜産業者に向けて消毒をするように指示するニュースが流れています。そういう九州の片田舎で起こっていることは東京では見えないのですか。

 もし口蹄疫が全国に広まったら、私たちはすき焼きやとんかつが食べられなくなるばかりか、人々の動きが大幅に制限されて、商業活動や観光事業に大打撃を与える様になり、日本経済自体が大変な損害を蒙るようになることを民主党の政府は理解できないのでしょうか。
 
 おばさん(失礼)の足にあざができたってたいしたことではありません。誰も何も影響ないのです。でも、口蹄疫が宮崎県から他府県に広がったらその影響は計り知れません。にもかかわらず、この問題を片田舎の問題としている民主党政権の選挙目当ての政策運営に心の底から怒りがこみ上げてきます。

 このような非常時、誰の責任といっているときではなく、徹底的に封じ込めるために国民一人ひとりが何をしなければならないかを問うときでしょう。

 毎日わが子のように育てた牛や豚を殺さなければならない畜産業者、その周りに住む人も、菌をばら撒かないように行動を控えています。町の通りは閑散とし、まるでゴーストタウンのようです。もしそれが自分の町だったり、ふるさとだったらどう感じるのでしょう。

 小沢幹事長は、全国を遊説し行く先々で歓迎を受けているそうです。拍手で迎えられ、握手攻めにあうそうです。そういう方は、本当に民主党の政策を理解されているのでしょうか。それとも芸能人のようなのりで有名だから握手を求めているのでしょうか。

 民主党の実力者の小沢氏に握手する民主党の支持者の方々が、「宮崎の口蹄疫で苦しんでいる県民の皆さんの力になってやってください」と口々におっしゃっていただければ、民主党政権も動くのではないでしょうか。

 それでも、「宮崎県は知事自ら民主支持ではないから」と内心思っているかもしれませんが・・・。(歴史ナビゲーター)

shige_tamura at 14:17│Comments(5)TrackBack(0)clip!民主党 

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この記事へのコメント

1. Posted by きんちゃん   2010年05月19日 17:42
5 今度の参院選で民主党に投票しようなんて人の顔が見てみたいものです。

今回の口蹄疫にしても速やかに手を打てば、これほどは蔓延しないと思いますよ。
また、発見が遅れた責任を県に擦り付けるのも如何なものかと思います。

少なくとも九州、沖縄では民主党なんて誰も信じていないのでは?
2. Posted by 次郎   2010年05月19日 18:38
>民主党の実力者の小沢氏に握手する民主党の支持者の方々が、「宮崎の口蹄疫で苦しんでいる県民の皆さんの力になってやってください」と口々におっしゃっていただければ、民主党政権も動くのではないでしょうか。

>それでも、「宮崎県は知事自ら民主支持ではないから」と内心思っているかもしれませんが・・・。

「宮崎県は知事自ら民主支持ではないから」とすれば、この政府の対応の悪さや報道のあり方も随分納得出来ます。

それと、最近、口蹄疫に関して、記者に東国原知事が怒る場面が報道されましたが…

(1)拡大した原因は何か?
政府への対応を非難するのではなく、一生懸命この問題に対応している宮崎県及びその知事に対して、非難などをする記者、コメンテーター、TV番組などが存在すること自体…本当に理解出来ません。

何か買収されているのか、正確な事実を知っているのか疑問になります。イギリスを例に、この問題は初動が大事ということだそうですが…それがなぜ、政府ではなく県に責任が向けられる報道になるのでしょうか。

(2)口蹄疫となった原因は何か?
政権交代後に、輸入が解禁された牛など、間接的あるいは直接的に原因があるはずです。
また、口蹄疫の事実を1ヶ月間隠蔽した牧場があると、宮崎県では報道されているそうですが…

この問題に対しては、口蹄疫の発生原因も是非明らかにして欲しいと思っています。
3. Posted by 次郎さんへ   2010年05月22日 13:31
(1)拡大した原因は何か?
「国が、国が・・」と言っている間に拡大したんですよ。いち早く、対応すべきは宮崎県です。「過去の口蹄疫の経験、鳥インフルエンザの経験、何をやっていたのか?」と言われても仕方ありませんね。法律的にも、知事に権限があるはずです。東国原知事は、いろいろ言い訳(お金、農家の同意など必要)を言ってましたが、結局その勇気、決断が早くできなかったのが原因です。「拡大をいち早く防ぐ」だけを見れば国だけの責任ではないのです。

他に空港の問題など、国に任せっぱなしでは・・。これは自民党時代からですから、政権がなんだろうと関係ありません。

今、これからできるのは、これ以上拡大させないことと、畜産農家へのできる限りの救済。だけです。救済は、日本国民全体で協力し合ってなんとかしましょう。
4. Posted by mai   2010年05月23日 08:27
「次郎さんへ」を名乗る人へ

あなたは東国原知事を批判し、政府を擁護していますが事実認識に大きな誤りがあります。
4月20日、農水省が口蹄疫認定、20〜23日の赤松大臣会見で「大丈夫だ」と言っています。
ところが、県内では消毒剤が不足し県は国にお願いしても速やかな対応が成されなかった。
国が国がといっている間・・・これは国の対応が遅れた証拠です。
さらに赤松大臣外遊前に知事は国に陳情されています。既に県では対応できないからです。

十年前、自民党政権では宮崎県口蹄疫が発生直後、予算を立て速やかにウィールス撲滅させました。
今回は農水省が認定した直後、予算も立てず何をしていたのでしょう。予算は5月16日、平野官房長官が宮崎入りしてからやっとこの事件の全容が分り政府としての取り組みが動き始めました。
16日、100億という数字は財務省幹部が話したとされる数字ですが、既に160億の被害だと北海道新聞に記載されており、この日も政府内での意思決定に不備があり、ことの成行き全容が官邸まで届いていなかったのです。
口蹄疫ウィールスが国外から浸入したのは事実ですから原因を突き止め、日本国内の安全保障問題になるわけで県だけに対応を迫るあなたの見解は間違っています。
白井淳資教授(東京農大)はTBSニュースバードで行き過ぎた政治主導で官僚機構が停止したと仰ってました。

鳩山内閣の初動の遅れは大変残念でなりませんが、事件解決に長期戦を要してきました。現地畜産農家の方々へ一刻も早く信頼回復していただきたいと存じます。
何度も言いますが、口蹄疫発生と聞いたら国の管轄であります。
5. Posted by maiさんへ(次郎さんへを書いた者です)   2010年05月24日 22:20
ご指摘ありがとう御座います。
説明不足で申し分けありません。県だけに責任を負わせるつもりはありません。maiさんや他の方が書いておられるように国の責任は重大です。それは同じです。

川南町の畜産農家の方が書いておられるブログを読んで見て、
 「県からの指示もない。」
 「県も分かっていない。」
 知事の非常事態宣言は、
 「何を今更」、「遅すぎる」
 「知事、一度現場を見に来てほしい」
等、国より、一番身近である県の対応に怒っておられます。
何故このように感じられているのかが問題なのです。
「国が動かない」だけでは無く、「県ももっと何かできなかったのか?」または「過去の経験から、こういう事態に対処できる備え、マニュアル、体制ができて無かったのか?」
「県は一生懸命やった」と言ってますが、現場の畜産農家の方(一部かもしれませんが)はそう感じられていないようです。

結局は「国」になるでしょうが、「県ができる」もしくは、「現場に直結する県がしなくてはならない」ことは、「県の責任」としなければならないのです。そうしないと、県も本気で国に対して動かないですよ。(経験上)

>口蹄疫発生と聞いたら国の管轄であります。
その通りですが、管轄と現場対応(特に初動対応など)は違います。法律上(家畜伝染病予防法)でも、現場への命令、指示、権限は都道府県知事です。現実のギャップが有るのも分かっています。そのギャップを少なくする努力も県がすべきです。

もう一度言います。
 国の責任は重大です。(民主党、鳩山首相、赤松大臣、農林水産省など)しかし、県のレベルでできることをしなかった、もしくは、できるようにしなかった、責任は県にもあるのではと、思います。

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