2010年05月14日

民主党よ、このまま鳩山と小沢とともに朽ちるのか?(井上 政典)

 大好評の井上 政典氏の論文(平河総合戦略研究所メルマガ、5月14日 NO.584号)を掲載します。-------------------------------------


 細野豪志副幹事長は、13日消費税値上げを示唆するような発言をしました。

 今までの民主党は政府の無駄を徹底的に省いてから増税をお願いするのが筋だといっていなかったのか。あれだけばら撒き政策でお金を湯水のように垂れ流して国民
に乞食根性を植え付けといて財政がこのままでは持たないと今度は増税とはいかがなものか。

 子供手当て、高校無償化これらは所得制限がありません。つまり援助の必要の無い人にもお金を配っています。これは本当に必要なのでしょうか。

 農家に対する戸別所得保障も、本当にこれで国際競争力のある農産品ができるのでしょうか。民主党は水田を票田としかみていないように思えます。

 事業仕分けも、細かく見ると削減されたはずの予算が文言を変えて増額されて復活している部分もあります。

 国鉄をだめにした国労のJR不採用組に裁判で勝訴したにもかかわらず約200億の和解金を払うのもまったく納得できていません。

 景気低迷に苦しむ離島にえさをぶら下げて米軍基地交渉をするなど、ほんとにみっともない。どうして辺野古の現行案がだめなのか論理的な説明も一切せずに日米関係をずたずたにし、国民に政治不信を募らせ、約束は守らなくても一生懸命(一所懸命ではなく)努力すれば良いと思っている史上最低の総理大臣もまだその座に居座るつもりだそうですね。

 反対派の意見で、ジュゴンの海を埋め立てるのは反対を言われるが、毎日危険と隣り合わせの普天間基地の人たちの命はどうでもいいのか。ジュゴンの命のほうが普天間の人たちの命より大事なのか。そして日本の安全保障より近隣諸国への配慮のほうが大事なのか。

 列挙すればキリがありません。そして歳費をもらっている民主党の国会議員の顔や声がまったく聞こえてきません。

 これが無駄遣いでなくなんでしょう。

 ついでにもうひとつ。検察審議会の結論は、小沢問題に対し検察の検事総長の信仰の問題等をうわさされるなどその姿勢を問われているものです。それをきちんと対処するのが検察に投げかけれた国民の疑問に応えることではないでしょうか。

 小沢氏もなんらやましいことが無いのなら、国会で堂々と自分の意見を国民の前でしゃべるといい。なぜ非公開の場で「帳面消し」だけをしようとしているのか。

 これだけの不信があるのに、どうして民主党内から失地回復のための声が出ないのでしょう。強行採決をやっておきながら「甘利氏が暴力を振るった言語道断だ」というのは、矛盾していませんか。泥棒を捕まえようと警察が追跡していたら事故にあって怪我したから警察が悪いというようなことではないですか。

 もう民主党は、自浄能力がないのか。この短期間でこれだけの失態をおかしながらまだ自分たちが政権を持っていることが国民を苦しめていることだということに気付かないのか。

 森信三先生は、言霊とはと聞かれ、「文字通り、命の根本は魂だ」といわれております。つまり、自分の言葉に責任が持てない魂が腐っている総理大臣に国民の命は救えないということです。

 もう国民は、民主党というだけで嫌気がさしています。

(歴史ナビゲーター)

shige_tamura at 12:19│Comments(0)TrackBack(0)clip!民主党 | 鳩山由紀夫

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