2009年12月07日

鳩山政権の普天間対応は日替わりメニュー

 普天間移設問題をめぐっては、毎日くるくる変わる日替わりメニューのようだ。
 ここにきてはっきりしたのは、問題を先延ばしすればするほど「決断できない、八方美人、優柔不断の鳩山首相」ということで、支持率もじわじわと低下するということだ。
 岡田外相も、やっとわかったのか嘉手納統合案を断念し、沖縄訪問で、早く決めないと日米関係が可笑しくなるとの危機感をもったようだ。

 こんなことは最初から分かっていたことで、当初、現職外相として無責任にも嘉手納統合案などをまじめに持ち出し、沖縄の国会議員は「県外及び国外」で当選したなどと米側に強く迫って、問題を混乱させた責任は大きい。

 現行案(一部手直しを含む)では、社民党や沖縄が反発するし、普天間基地を「県外及び国外」ということで現行案をチャラにすれば、米軍再編はすべて振り出しにもどり、日米関係は悪化する。
 鳩山首相は、どっちに決断しても批判されることになる。


普天間方針、米に提示へ=「考え方今決める時」−首相
(12月7日10時40分配信 時事通信)

 鳩山由紀夫首相は7日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「政府としての考え方をいよいよ最終的にどういうふうに米国に対して申し上げるかを決める時だと思っている」と述べ、政府として意思統一を急ぎ、基本方針を米側に提示する考えを明らかにした。首相公邸前で記者団に語った。
 普天間問題をめぐっては、社民党が現行計画に基づくキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への移設に公然と反対する一方、米側が結論の遅れに反発。岡田克也外相は日米合意を白紙に戻せば両国の同盟関係に深刻な影響が及ぶとの認識を示している。首相は、こうした状況を踏まえ、政権内の混乱の収拾を急ぐ必要があると判断したとみられる。
 首相は6日、首相公邸で沖縄を訪問した岡田外相と会談した。これについて、首相は記者団に対し、「政府の考え方を米国に申し上げる時が来たから、その打ち合わせをした」と説明。年内決着が念頭にあるのかとの質問には、「すべてを考えながら、今何を申し上げるか決めなければならない時だ」と強調した。
 米国が現行計画の早期履行を求めていることに関しては「連立政権もあるし、沖縄の皆さんの期待感もあるから、そう簡単ではない」と語った。 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 江戸の黒猫   2009年12月07日 21:21
鳩山首相は(この件に限らないのですが)普天間問題で、現場を見つけられた間男のようなその場しのぎの言い訳ばかりですね。彼の個性らしいといえばらしいのですが、またママが助けてくれるとでも思っているのでしょうかね。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
ランキング一覧

人気blogランキング

人気blogランキングに参加しました。
応援よろしくお願いします。
月別アーカイブ
最新コメント