2009年10月13日

鳩山政権、海自撤収、給油活動中断か

 岡田外相が10月11日、アフガニスタン電撃訪問し、日本の得意分野の民生支援で積極貢献をアピールした。テレビでも大きく報じられた。
 カルザイ大統領は、心得たもので、給油活動には触れず、電力、高等教育、農業などの支援を要請した。

 ところが、(日本時間12日未明)、パキスタンで、ギラニ首相と会談したが、そこでは、インド洋における海上自衛隊の給油活動を継続するよう求められた。

 鳩山政権は、インド洋での海上自衛隊の給油活動の継続問題で苦慮している。
 こうした様子を産経新聞が、以下のように解説している。


岡田外相 海自撤収、給油活動一時中断もやむなし
(10月13日0時30分配信 産経新聞)

 【イスラマバード=笠原健】岡田克也外相は12日午後(日本時間同日夜)、イスラマバード市内のセレナホテルで、記者団の取材に応じ、来年1月に根拠法の期限が切れるインド洋における海上自衛隊の給油活動について、活動継続のための新法を臨時国会に提出するかどうかについて「われわれは単純延長しないと言ってきたが、それ以上、それ以下でもない。
 ただ、現実問題として国会日程は窮屈だ。臨時国会でというのは、いろいろ調整が必要になる。現実には難しい問題だ」と述べ、新法を制定するにしても臨時国会への提出は困難だとの認識を示した。

 岡田氏は給油活動継続について「絶対ノーとは言っていない」と含みを持たせたことがあったが、臨時国会への新法提出が困難との見解表明は、根拠法の期限が切れる来年1月以降は一時的に海自を撤収して給油活動を中断することもやむを得ないとの認識を示したものだ。

 給油活動をめぐっては、長島昭久防衛政務官が、国会の事前承認を求める法改正を経て給油継続を図る必要があるとの見解を表明していた。

 岡田氏は記者団に対して、12日のパキスタンのクレーシ外相との会談で給油活動に関して(1)延長には新法が必要(2)民主党は従来、国会で反対してきた(3)連立与党の中で社民党が強く反対している−ことを説明したことを紹介。

 給油活動とアフガニスタンやパキスタンへの支援策との関連について、「日本のマスコミは給油活動が好きだが、それと切り離して、もう少し世界的な視野でみれば、テロの温床になっているパキスタンとアフガニスタンの国境地帯にどう働きかけをしていくのか。どう支援をしていくのかということは世界的な関心事だと改めて感じだ」と述べ、給油活動とアフガンやパキスタンとの支援問題は切り離して考えていくべきだとの認識を示した。

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この記事へのコメント

1. Posted by ムラサメ   2009年10月13日 13:53
いやいやいやいやいやいやいやいや・・・・
撤収する意味わからないし。艦船の少ないパキスタン海軍が広い海域をリカバーできるのは給油活動の賜物じゃなかったんですか?
海外から高い評価を貰えて比較的危険の少なく自衛隊の活動範囲で世界平和の貢献としてベストな選択肢ですよね。
海上給油は高い技術がいると聞きましたし。

それを止めて現地で民生支援てバカっぽい選択肢ではないですか?アフガンの民間人がこの数年でどれだけテロの犠牲になったと・・・
イラクで現地に100%貢献していても迫撃砲を何発撃ち込まれたかわかってて言ってるんでしょうか。
2. Posted by なおなり   2009年10月13日 14:40
臨時国会で継続法案を出したら、審議1時間で即日可決でしょ!?

民主党に政権担当能力が無いことを認めたくないだけのこと。今はもう殆どの日本国民は、そんなことわかっていますよ。

これ以上無理をすると胃に穴が開きますよ、岡田さん!!
3. Posted by Posted by taka   2009年10月13日 21:24
>今はもう殆どの日本国民は、そんなことわかっていますよ。

残念ながら、我が身を痛めねば解らない人も多いのです。
流石に気が付いて慌ててる人達も増えてきましたが、まだ余波が及んでない場所ではテレビや新聞の情報にトリップしてる人達も沢山居るでしょう。

アフガンに電撃訪問したイオンさんですが、多分誰かに呼び出されたんでしょうね。
国内では世論を盾に弁慶な彼らも、外国に出れば鼠。誰にどう首根っこ掴まれて「話し合い」しているのでしょうかね。

ぶっちゃけ、サウジアラビアとかの王族が「日本への輸出禁止」と言えば大変な事になりますよ。
4. Posted by y   2009年10月14日 01:16
(1)延長には新法が必要
 なおなりさんの仰る通り、これは臨時国会開けば1時間で可決できますよね。社民党が賛成しなくても、政策的に必要であれば自民党が賛成しますし。
 民主党はこれについて、自民党は自分達がそうしたように対決姿勢を採るに違いなく、社民党の賛成が得られなければ可決できないから、影響力低下を避ける為に新法を提出しない、という後ろ向きな対策を採ってるわけですよね。

(2)民主党は従来、国会で反対してきた
 これは「反対の理由を説明した」のならともかく、「今まで反対してきたから反対です」というのを、国内ではなく交渉相手国に説明しても、説明にはなっていないのではないかと……。

(3)連立与党の中で社民党が強く反対している
 絶対多数の与党(衆院では)でありながら、ごく少数の連立党を説得できません、というのは「多数意見に従う」という民主主義に反しています。
 そして今、何かデジャ・ヴを見た気がするのですが、これは田原坂における「若い士族がそう言うので」とか、太平洋戦争における「若い士官や将校・参謀達がそう言うので」などなど、「自分は違う考えだが、下のものが騒ぐのを自分には抑えられません」というのを方式の言い訳であるように思えます。

 民主党は辻政信的な精神論者が多いように感じていましたが、言い訳のロジックも旧日本軍の失敗の轍を踏んでいるように思えてきました。

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