2009年08月27日

講演録「民主党批判」(田村重信)(その6、おわり)

 これは、僕の「民主バラマキ政策を検証する会」(自民党愛知県連主催、8月12日、名古屋ウエスティンナゴヤキャッスルホテル)での講演録です。


 インド洋の補給支援をやめたら大変なことになる


 それから、「政策INDEX」ということでいろんなことを民主党は用意してるんですよ。日本がいかに悪い国だったか。もっともっと戦後賠償しなければいけないだとか、永住外国人に地方参政権を与えよだとか、夫婦別姓を実現しよだとかね。
 うちのかみさんなんか外国人ですよ、関係ないんだから。だって世間では邱淑恵という名前で通ってるから、それでいいわけですよ。パスポートは田村淑恵なわけです。そんならべつにおうちでどうのこうのっていう話じゃないでしょう、と思うんですね。(わざわざ夫婦別姓にしなくても)

 それからインド洋での補給支援、やめますって言ってるわけでしょう、法律が切れるから。
 これ(アフガニスタン、主要8カ国(G8)の活動状況)見てください。G8の主要国。不朽の自由作戦(OEF)の「陸上での活動」と「海上での活動」、それと国際治安支援部隊(ISAF)(地方復興チーム(PRT)として派遣される部隊を含む)の活動です。
 G8の主要国は、どのどれかの活動をしています。日本は、「海上での活動内容」だけです。他の国は、「陸上での活動」「海上での活動」、「国際治安支援部隊(ISAF)」などに参加しています。ロシアは例外で協力はしていません。それは、ロシアがアフガン戦争をやった国の関係です。だから、遠慮して参加していないのです。
 民主党政権になると、今度は、日本は全部に参加しないことになるでしょう。そしたら、世界からどう見られるかですよ。補給支援活動を中止すると、主要8カ国の中で、部隊派遣の形で参加しない国は日本とロシアのみになるのです。
 湾岸戦争のときにおカネは出したけれども「日本は国際的な貢献してないね」ということで、それで海上自衛隊の掃海艇を出した。その後、PKOの法案をつくって、それでやってきたんです。

 ところが、またぞろ逆戻りするのではないかというようなことを思うわけであります。


 厚生労働大臣 舛添要一の民主マニフュスト批判


 次に「民主党の財源の問題」で、これを数字にした表で、「埋蔵金」活用と政府資産売却(合計5兆円)、これは恒久財源ではないのです。それから、自民党と民主党の違いということでは、成長戦略があるかないか、財政再建の話もあまりないし、それから安全保障、防衛の話も全然ありませんということでございます。
 それから、「民主党のマニフェストに対する見解」ということで、厚生労働大臣の舛添(要一)先生が反論をしたわけです。
「厚生労働行政について、いかに現実的で安心と希望を持てる選択肢を国民に提示していくか、そこを競うべきである」ということ、それから「民主党には少子高齢化社会における給付と負担のビジョンがない!」では、「給付と負担のビジョンが決定的に欠け、現実味がない。仮にムダを省いて財源を捻出するというのであれば、まず現在の社会保障や雇用の給付を削らないということを明示すべきである」

 それからいろいろ民主党は言ってますが、それは「政府与党が即に取り組んでいるもののコピーが多い」と。それから「給付を上げれば保険料も上がる」んですよと。そこをやっぱり言わないというのは無責任だということなわけでございます。


 後期高齢者医療制度を廃止して、どうするのか


 時間の関係で、あとはまた愛知県連の政調会の方から素晴らしい表をつくってもらって、説明してもらいますが、最後に、後期高齢者医療制度の問題なんですが、この問題については、小泉(元)総理がこんなことを言っていました。
 医療保険の窓口負担は、75歳以上は1割です。(現実には70歳から74歳も1割なんです。)6歳以下が2割です。それから現役が3割ということで、福祉予算、高齢者に配慮して手厚くしてるんだということと、これから予算配分もできるだけ乳幼児の対策もあるし、子どものために振り向けなきゃいけないという総論は非常に賛成だと。みんなそういうけども、いざ議論になるとなかなかうまくいきませんねということでございます。
 それから医療制度というのは、だれが政権を担当しても変わらない三つのことがある。一つは、保険料負担。健康な人もおりますが、それをどう負担するか。
 二つ目は、税金をどう投入するのか。
 三つ目は、病気になった人の負担をどうするのか。
 この三つの組み合わせしかない。
 そして、75歳以上を最も手厚くしているのだ。だから、そういう意味で、今の長寿医療制度、それが後期高齢者制度は悪いということを言うならば、それじゃ一律にしたらどうなるのかということです。そんなこととてもできないだろう。それから保険料アップ、それから税金を上げて消費税を上げる。これもなかなかできないでしょう。それから患者の負担を増やすということもなかなか、例えば現役から4割取るとか乳幼児から3割にするとか、それだってなかなかできないでしょうということです。
 一律にしたら、もっと反発が出てくるということなんです。だから、廃止しろと民主党は言っていますが、具体的な対案がないんですよ。あるはずがないですよね。今この制度、非常に評判がよくなっているわけですから、これを廃止したらいろんな不具合が生じてくるということなんですね。
 民主党は、後期高齢者医療制度を廃止するというが、対案はというと、「選挙後」というのです。


 民主党は不安をあおるだけ


 というようなことで、民主党がそのときどき問題をとらえて不満を、不安を「ばーっ」と増強をして、高速道路をタダにするとか、ガソリン税をタダにするとかって「わあーっ」て言っちゃうものですから、結局、そのツケが今回のマニフェストに出てきて、いちばん大事な年金(制度設計)の問題は、今回は口をつぐんだままなのです。
 だから、そういうことをわれわれ責任政党は系統だってきちんとフォローして、攻めるべきは攻める、そして、またこちらで主張すべきは主張するこということでやっていく必要があるのだと思います。

 まだ約20日間ありますけれども、これからの戦い方によっては十分勝算があると思います。今、私の話が少しでも役に立って、1人でも多くの人にこの話が伝えられれば幸いだと思いますし、あとは毎日、できるだけブログを更新してたり、あるいは今、自民党のホームページが政策的に非常によくなってきています。

 そこで、今日お持ちした簡単な資料がありますが、これも自民党のホームページからこういうふうに簡単に、「成長戦略なき民主党『経済政策』」、こういう簡単なものからもっと詳しいものまで入って、自民党のホームページでいろいろと資料提供はなされているということでございますので、具体的な話はそこからお読みとりいただく、あるいはこれから県連の政調会の専門の方から具体的にお話しいただけると思いますので、私はこれぐらいにさせていただきたいと思います。

 どうもありがとうございました(拍手)。

(おわり)
(この講義録は、当日の講演に若干加筆いたしました)

参考)「手作りチラシ集積サイト」は、良いです。見てください。

shige_tamura at 12:43│Comments(2)TrackBack(0)clip!講演録 | 自由民主党

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この記事へのコメント

2. Posted by 後期高齢者医療制度   2009年08月28日 00:41
★民主党は、「後期高齢者医療を廃止し、元に戻したら、代わりに税金を投入します」「で…財源は?」という本末転倒な事をする。
 「後期高齢者医療制度廃止後、後期高齢者医療制度で下がった保険料は税金を投入して維持しますよ」は、自公が言っていた「約7割は保険料が下がった」を、事実上認めたということ。
 民主党は「後期高齢者医療制度で保険料が上がった、上がった」とあれほど騒いで、国民を煽っていたのに。酷い話。
 一方、民主党は、「最低保障年金の全額消費税化」に、消費税の増税分約10%を全て回す。さらに他の政策を停止してまでも、「子ども手当」の財源を確保。
 これらにより、民主党政権では、他の政策に回す財源は無くなるというのに。一体、この保険料の軽減策の財源はどうするのか。

◆《にっぽんの争点:医療》「後期高齢」維持か 廃止か[朝日新聞 2009/08/20] http://www2.asahi.com/senkyo2009/news/TKY200908200213.html
≫避けられぬ財政負担
 野党の主張通り、後期医療が廃止されればどうなるか。
 すでに国保から後期医療に移った高齢者世帯の7割以上で保険料が下がったとされるだけに、再び国保に戻れば、保険料は逆に上がる可能性がある。
負担増となる高齢者からの強い反発が予想される。
 民主党はこうした事態を想定し、保険料の増額を抑える費用を含めて国保に8500億円程度の国の財政支援が必要と見込む。


◆後期高齢者医療制度の説明は、こちらのコメント欄 http://tamtam.livedoor.biz/archives/51227192.html

◆民主党の「最低保障年金の全額消費税化」と「子ども手当」の説明は、こちらのコメント欄 http://tamtam.livedoor.biz/archives/51239398.html
3. Posted by ニュースチェッカー   2009年08月28日 19:55
とっとと政権交代すりゃいいと思うが
民主の政策はなんでどれもこれも財源がザルなんだろう・・・

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