2009年07月29日

民主党マニフェスト「日米FTA締結」について批判声明(自民党農林部会)

昨晩、民主党マニフェスト「日米FTA締結」について、自民党政調会農林部会から以下の批判の声明がだされました。

 民主党マニフェスト「米国とのFTA締結」についての声明

                           平成21年7月28日                             自 由 民 主 党

 昨日、公表された民主党のマニフェストの中で、「政権交代で変わるのは、あなたの生活です」の文中7の外交において、「米国との間で自由貿易協定(FTA)を締結し、貿易・投資の自由化を進める」ことが明記されている。しかるに、このことは、日本の農業・農村社会を崩壊に導くものであって、われわれは容認できず、断固、反対する。

 民主党が米国との間でFTAを結び、農産物の貿易を自由化した場合、米国から膨大な農産物が輸入され、国内農産物の市場を奪い、数兆円規模の影響が出るものと見込まれる。このことは、取りも直さず、国内の農業・農村、強いては地域経済社会が成り立たなくなるほど、致命的な大打撃を受けることは必至であり、日本農業を売り渡すことに等しい。

 加えて、民主党は同マニフェストの中で「主要穀物等では完全自給をめざす」と公約しているが、自己矛盾以外何ものでもない。

 もとより、民主党の農政改革の方向については、自由貿易を前提としての考え方であり、われわれは「米価が一俵当たり5千円になる場合は、米の輸入完全自由化しかありえない」と反論を加え続けてきた。

 われわれの反論が、今回の民主党マニフェストによって裏付けられたことになり、民主党の農政に対する姿勢が明白になった。「政権交代で変わるのは、日本農業の崩壊」である。われわれは、改めて、民主党政権の下では、日本の農業が立ち行かなくなり、忽ちにして行き詰ることを確認する。

 ここに、わが党は、民主党が如何に政権担当能力を持たない危険な政党であるかを全国の農家・国民に訴えるとともに、自民党は現実を踏まえながら、厳しい農政の明日を切り拓いていくことを宣言する。

shige_tamura at 11:21│Comments(0)TrackBack(0)clip!自由民主党 | 民主党

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