2009年07月26日

テレビ朝日のフリップ

 フリップ禁止要請の事実関係の問い合わせが多いので、はっきりと書いておくが、7月23日朝、テレビ朝日政治部の責任者が自民党を訪れてフリップ禁止を通告しているし、別途、書面の要請書も出ている。
 もちろん、その裏に何があるかは想像の域をでない。

 さて、本日のサンデープロジェクトを見ると、テレビ朝日は、出演者にはフリップの使用を禁止しておいて、自分たちだけはフリップを使うということのようだ。
 そのフリップも巧妙に民主党に肩入れしたもので、彼らにしてみれば、岡田幹事長が答えに窮して激昂した前回の放送とバランスを取りましたという贖罪なのかもしれない。

 穿った見方かもしれないが、テレビ朝日が作った政府側の補正予算のフリップには、支出項目の上に、収入(財源)は国債発行であると記載してあるのに、民主党の政策フリップは支出項目のみ。

「収入(財源)は、2.7兆円の増税、5兆円の埋蔵金活用(1回限りの財源)、無駄撲滅などの9.1兆円」と書くのが公平というものだろう。そもそも、片方は緊急経済対策の補正予算だから、比較するのも変なのだが、テレビ朝日にそれを求めるのも酷というものか。

 続いての6党討論のテーマは「雇用と世代間格差について」。
 これは、もちろん大切なテーマではあるが、討論する時間が55分間もあったのだから、半分位は他のテーマも討論したかった。少し残念だ。

<テレビ朝日が設定した討論テーマ>
・失業者増加、雇用情勢の悪化について
・正規と非正規労働者の格差
・企業の利潤追求は悪か
・派遣法改正の見送りについて
・なぜ若者に失業が増えるのか 原因と対策
・各党が主張する雇用対策
・国の借金・年金負担のツケを若者に回していいのか
・政治は若者にどんな夢を与えるのか

 政権選択選挙であるので、次回は各党が掲げる主要政策の実効性を検証するようなテーマ設定を期待したい。

shige_tamura at 12:43│Comments(1)TrackBack(0)clip!民主党 | ニュース

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この記事へのコメント

1. Posted by なおなり   2009年07月26日 21:59
こんにちは。
私もライブで 与謝野大臣vs藤井最高顧問 の討論を観ました。

同じくインチキだ! 何故、テレビ局だけフリップを出すのは良いの?
このフリップ、民主党の入り(財源)が無い!とテレビに向かって叫んでしまいました。
テレビ局が出すなら、あらかじめ双方の政党に双方のフリップを見てもらい、OKをもらってから出すべきです。フリップ持ち込み禁止にするならそれが公平性を保つことになると私は思います。

討論の内容は、民主党の噴飯物の政策で話になりませんでしたが、
田原氏が藤井氏に下記の記事について揶揄すると“あれは記者が嘘を書いたんだ。政策ができなければ下野すればいいんだ”と言ったんだ。と・・・。

いずれにしてもこの発言、民主党は国民を愚弄する政治団体でしかありませんね。
情け無い。

≪ご参考≫
7月9日付け読売新聞政治面の記事・・・
民主党藤井裕久最高顧問の発言だとされる記事。
「財源には触れなくてもいいんだ。どうにかなるし、どうにかならなかったらごめんなさいと言えばいいんだ」 
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/32/0000171832/74/img78d4a988zikczj.jpeg

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