2009年07月21日

講演録「民主党批判−民主党と安全保障政策−」(その6)

「民主党批判・民主党の安全保障政策」の講演は、僕が6月23日、アジア文化研究学会で行ったものです。


(危うい国の基本政策及び外交・安保政策)

 次が「危うい国の基本政策」。
 これは憲法、外交、安保政策、国旗・国歌についてです。
民主党の党大会には日の丸を掲げない。「君が代」も歌わないのです。それはどこかと似ているでしょう。日教組です。日教組の影響ですね。

 もう一つは「自虐史観」。
どうも日本の解体を目論んでいるのではないかというような感じがします。自虐史観、日教組教育、ジェンダーフリーで家庭崩壊、過激な性教育、日本を否定して地球市民とか、そんなことばかり言っています。それから、被害者より加害者の人権を擁護するというような、リベラルの会とかがあるわけです。

 「憲法」については、憲法審査会を設置させないのです。なぜかというと、憲法改正の問題が委員会で議論されると、民主党のバラバラ感が出るものですから、それを隠すために、国会に憲法の委員会を設置させないのです。
 ところが、鳩山さんは憲法改正私案の本を書いています。「分裂症」というか、これほど言動に責任を持たない人はいない。社民党との政策合意では「憲法を守る」ですから。

 2004年1月に民主党大会がありました。2006年までに憲法改正案を国民に示すと言っています。自民党は、2005年の11月に、立党50年大会で新憲法草案を出しました。自民党の憲法草案はすでにありますから、それを参考にしてやればいい。「後出しジャンケン」だから気楽なのです。ところが、2006年になると、今度は小沢代表になって鳩山幹事長が、「2007年にやります」と、またもや先送りです。
 今、どうなっていますか? 何もない。先送りです。大事なことは、選挙か終わってからというのです。

 次は「外交」。
 やはり「友愛」というものがいろいろ問題です。
 どうなっているかわからない外交です。特に韓国に行ったときも、これは鳩山さんにとって非常に大事なところで、自分をアピールしたいということですが、李明博大統領の「日本の政治指導者の勇気が必要」との謝罪要求を受け、鳩山さんは、「日本は過去に対して快く謝罪を行うことで、さらに先進大国になれる」と発言した。それから、鳩山さんが代表就任直前に韓国紙の取材を受けて、「誰が首相になろうと、私をはじめ、政権の要人が靖国に参拝することはないと断言する」と明言。さらに、来年は日韓併合100年と水を向けられると、「韓国人に与えた被害が多いので反省すべき」と答えている。

 インターネットの番組で有名になっていますが、「永住外国人の地方参政権ぐらい当然付与すべき。日本列島は日本人だけの所有物じゃない。日本は恥ずかしい」と珍妙な持論を展開しているというようなこと。

 これに外交評論家の田久保忠衛さんがあきれて、「外交とは自国の主張を戦わせる場で、鳩山代表の立脚点は東京なのか、ソウルなのでしょうか。日本政府の公式見解も一切言わず、あなたは本当に日本の政治家か、と聞きたくなるね」と言っているわけです。

 産経新聞が6月16日、民主党の「危うい『友愛』外交」というシリーズで特集していました。それが、なるほどと思うのです。
「民主党が掲げる政策を一度ぶつけたら、米議会や政府は反米と見なすかもしれません。皆さん、注意されたほうがいい」という話を、昨年12月19日、ジョセフ・ナイさんなどが懇談会の席で民主党の幹部に述べたのです。鳩山、菅、岡田、前原各議員がいて、アメリカ側はジョセフ・ナイとか、ジョン・ハムレ、マイケル・グリーンなどそれなりの人がいました。

 アメリカ側が指摘した問題点は、民主党が主張するヽぞ綣衛隊のインド洋給油支援活動を即時停止日米地位協定を見直し2縄海兵隊グアム移転と普天間飛行場移設を柱とする在日米軍再編計画を白紙撤回。
アメリカ側の出席者は、「民主党は日本の政権について本当に大丈夫なのか」と言ったのです。

 その後も、鳩山さん、岡田さんらと会うたびに、「オバマ政権が重視するアフガン問題などで、日本はどんな貢献ができるのかという質問をすると、鳩山さんたちの答えは、抽象的発言が多く、具体的に何をするかが見えてこない。同盟の将来が見えないばかりではない。民主党の政策構想には同盟の土台を根底から崩しかねない危険すら見え隠れする」との話です。

 岡田さんは、雑誌「世界」7月号で、「米国の核の傘から半分はみ出す」というような話で、「米国に核の先制不使用を宣言させる」というようなことを言っています。究極の抑止力はアメリカの核の傘です。それをいらないと言うわけですから、日米同盟も崩壊するのではないかというようなことになる。
「『拡大抑止そのものが日米安保の軸だ。賛成なら日米安保を認めることになるが、反対なら独自に核武装するか、非武装中立の道しかない』と指摘し、日米安保の土台が揺らぐと警告する。
 インド洋の補給活動を停止し、米軍再編を白紙撤回させ、地位協定も改定した上に、核の傘から出ていこうとすれば、その先に何があるのか。言えるのは、日米同盟は確実に崩壊することだ」ということです。

 こうした考えに、外交評論家の岡本行夫さんが厳しく批判しています。「おまえの顔を見たくないと、奥さんを家から追い出して、病気になったら看病に来いと命じられるようなものです。そんないいとこ取りをしたら、日米間の信頼が失われてしまうと強く警鐘を鳴らした」と。

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 香川黎一   2009年07月21日 13:48
田村さま
田村さんの民主党批判解説、分かり易く、勉強になります。ぜひ、本にしてほしいと思います。
民主党の政策はいかに裏付けのない、論拠のないものか、国民ももっと民主党の本当に姿を知ってほしいと思います。
国歌国旗を認めない人がいる政党に日本のことを任せられないです。行き過ぎた男女同権も私は良くないと危機感を持っています、
一時のあまい言葉にだまされると、そのツケは自分に跳ね返ってきます。
自民党はできるものはできる、できないものはできないと胸を張って論じてほしいです。国民もそういうところをしっかり見ています。頑張ってください、

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
ランキング一覧

人気blogランキング

人気blogランキングに参加しました。
応援よろしくお願いします。
月別アーカイブ
最新コメント