2009年06月16日
講演録「自民党の基本政策VS民主党政策」(その2)
※本稿は、僕が、平成二十年十一月二十二日に自民党佐賀県支部連合会の主催で開催された「青年局・女性局合同研修会」での講演した講演録である。
自民党の基本理念と哲学
自民党はまず「立党宣言」の冒頭で、「政治は国民のもの、即ちその使命と任務は、内に民生を安定せしめ、公共の福祉を増進し、外に自主独立の権威を回復し、平和の諸条件を調整確立するにある。われらは、この使命と任務に鑑み、ここに民主政治の本義に立脚して、自由民主党を結成し、広く国民大衆とともにその責務を全うせんことを誓う」と述べています。
そして立党の理念は、「第一に、ひたすら議会民主政治の大道を歩むにある。従ってわれらは、暴力と破壊、革命と独裁を政治手段とするすべての勢力又は思想をあくまで排撃する。第二に、個人の自由と人格の尊厳を社会秩序の基本的条件となす。故に、権力による専制と階級主義に反対する」としています。
次に「党の性格」ですが、民主党というのは「労働組合依存政党」です。はっきりしています。旧社会党も同じです。では自民党はどうか。
第一に「わが党は、国民政党である」。
つまり、特定の階級だとか階層だけの利益を代表するのではなくて、国民大衆のために存在する政党なんだと強調しています。
第二に「わが党は、平和主義政党である」。
自民党は、国連憲章の精神に則り、国民の念願である世界の平和と正義の確保、それから人類の進歩発展に最善の努力を傾ける政党なんだと述べている。
第三に「わが党は、真の民主主義政党である」。
自民党は、個人の自由、人格の尊厳及び基本的人権の確保が人類進歩の原動力たることを確信して、これをあくまでも尊重擁護し、民主主義を発展させる。そして、階級独裁により国民の自由を奪い、人権を抑圧する共産主義、階級社会主義勢力を排撃するんだと言っています。
第四に「わが党は、議会主義政党である」。
主権者である国民の意思によって選ばれた人々によって構成される議会を堅持して、発展させる。その中で、反対党の存在を否定して一国一党の永久政治体制を目ざす全体主義勢力と対決するんだとしています。
第五に「わが党は、進歩的政党である」。
自民党は、これまで、いろんな改革に取り組んできた。正しい伝統と秩序は、しっかり保持しながらも、現状を改革して悪い部分は除去してきました。だから自民党は長い間、政権を維持できたんですね。そして日本は世界第二位の経済大国になりました。
それに先般、厚生省の元事務次官とその奥さんが刺殺されるという事件が起きましたが、それでも世界的に見れば、安全な国ですよ。だってうちの娘なんか、大学を出てIT関連企業に就職したんですが、夜中一二時なんてまだいい方で、この前なんか朝の四時に帰ってきましたよ。普通、海外なんか夜遅くに女性一人が出歩くなんて危ないですよ。ニューヨークでもワシントンでもそうですよ。その意味では日本はまだまだ安全な国なんです。
第六に「わが党は、福祉国家の実現をはかる政党である」。
これまでも特に社会保障政策については力を入れてきましたね。
自民党は、土地及び生産手段の国有国営と官僚統制を主体とする社会主義経済を否定するとともに、独占資本主義をも排し、自由企業の基本として、個人の創意と責任を重んじ、これに総合計画性を付与して生産を増強するとともに、社会保障政策を強力に実施し、完全雇用と福祉国家の実現をはかるために努力してきました。
続いて「党の使命」ですが、「国内の現状を見るに、祖国愛と自主独立の精神は失われ、政治は昏迷を続け、経済は自立になお遠く、民生は不安の域を脱せず、独立体制は未だ十分整わず、加えて独裁を目ざす階級闘争は益々熾烈となりつつある」とあります。
現在の日本は経済の面では自立しましたが、「独立体制は未だ十分整わず」とあるように、例えば憲法なんて、今でも占領下でできたものを、そのまま引き継いでいますよね。
そこで後半部分で「現行憲法の自主的改正を始めとする独立体制の整備を強力に実行し、もって、国民の負託に応えんとするものである」と記してあるわけです。
自民党の政綱
次に「党の政綱」ですが、第一に「国民道義の確立と教育の改革」とある。これはまだ道半ばですね。むしろ「国民道義の確立」は、昔よりも後退しているかのように思えますね。
具体的には、「正しい民主主義と祖国愛を高揚する国民道義を確立するため、現行教育制度を改革するとともに教育の政治的中立を徹底し、また育英制度を拡充し、青年教育を強化する。
体育を奨励し、芸術を育成し、娯楽の健全化をはかって、国民情操の純化向上につとめる」と明記されています。
第二の「政官界の刷新」、第三の「経済自立の達成」。
第四の「福祉社会の建設」。
「医療制度、年金制度、救貧制度、母子福祉制度を刷新して社会保障施策を総合整備するとともに、家族計画の助長、家庭生活の近代化、住宅問題の解決等生活環境を改善向上し、もって社会正義に立脚した福祉社会を建設する。」とのことで努力してきました。
第五の「平和外交の積極的展開」。
「外交の基調を自由民主主義諸国との協力提携に置いて、国際連合への加入を促進するとともに、未締約国との国交回復、特にアジア諸国との善隣友好と賠償問題の早期解決をはかる。
固有領土の返還及び抑留者の釈放を要求し、また海外移住の自由、公海漁業の自由、原水爆の禁止を世界に訴える。」
こちらの方は、当時と比べ、大きく前進しました。
問題は第六の「独立体制の整備」です。
「平和主義、民主主義及び基本的人権尊重の原則を堅持しつつ、現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し、国情に即してこれが改廃を行う」とあります。ここでも憲法改正を強調しています。
憲法改正が、いまだ実現できていないということは、まだまだ自民党は、政権政党でなければいけないということですよ。
民主党は党是で憲法改正を掲げていません。
第一に述べた「国民道義の確立」についてもそうです。
今、日本人に最も求められているのが道徳観、倫理観といった高い精神性ですよね。それを結成時からしっかり主張しているのが自民党ですから、今こそ自民党はここで踏ん張らないといけないわけです。
自民党の基本理念と哲学
自民党はまず「立党宣言」の冒頭で、「政治は国民のもの、即ちその使命と任務は、内に民生を安定せしめ、公共の福祉を増進し、外に自主独立の権威を回復し、平和の諸条件を調整確立するにある。われらは、この使命と任務に鑑み、ここに民主政治の本義に立脚して、自由民主党を結成し、広く国民大衆とともにその責務を全うせんことを誓う」と述べています。
そして立党の理念は、「第一に、ひたすら議会民主政治の大道を歩むにある。従ってわれらは、暴力と破壊、革命と独裁を政治手段とするすべての勢力又は思想をあくまで排撃する。第二に、個人の自由と人格の尊厳を社会秩序の基本的条件となす。故に、権力による専制と階級主義に反対する」としています。
次に「党の性格」ですが、民主党というのは「労働組合依存政党」です。はっきりしています。旧社会党も同じです。では自民党はどうか。
第一に「わが党は、国民政党である」。
つまり、特定の階級だとか階層だけの利益を代表するのではなくて、国民大衆のために存在する政党なんだと強調しています。
第二に「わが党は、平和主義政党である」。
自民党は、国連憲章の精神に則り、国民の念願である世界の平和と正義の確保、それから人類の進歩発展に最善の努力を傾ける政党なんだと述べている。
第三に「わが党は、真の民主主義政党である」。
自民党は、個人の自由、人格の尊厳及び基本的人権の確保が人類進歩の原動力たることを確信して、これをあくまでも尊重擁護し、民主主義を発展させる。そして、階級独裁により国民の自由を奪い、人権を抑圧する共産主義、階級社会主義勢力を排撃するんだと言っています。
第四に「わが党は、議会主義政党である」。
主権者である国民の意思によって選ばれた人々によって構成される議会を堅持して、発展させる。その中で、反対党の存在を否定して一国一党の永久政治体制を目ざす全体主義勢力と対決するんだとしています。
第五に「わが党は、進歩的政党である」。
自民党は、これまで、いろんな改革に取り組んできた。正しい伝統と秩序は、しっかり保持しながらも、現状を改革して悪い部分は除去してきました。だから自民党は長い間、政権を維持できたんですね。そして日本は世界第二位の経済大国になりました。
それに先般、厚生省の元事務次官とその奥さんが刺殺されるという事件が起きましたが、それでも世界的に見れば、安全な国ですよ。だってうちの娘なんか、大学を出てIT関連企業に就職したんですが、夜中一二時なんてまだいい方で、この前なんか朝の四時に帰ってきましたよ。普通、海外なんか夜遅くに女性一人が出歩くなんて危ないですよ。ニューヨークでもワシントンでもそうですよ。その意味では日本はまだまだ安全な国なんです。
第六に「わが党は、福祉国家の実現をはかる政党である」。
これまでも特に社会保障政策については力を入れてきましたね。
自民党は、土地及び生産手段の国有国営と官僚統制を主体とする社会主義経済を否定するとともに、独占資本主義をも排し、自由企業の基本として、個人の創意と責任を重んじ、これに総合計画性を付与して生産を増強するとともに、社会保障政策を強力に実施し、完全雇用と福祉国家の実現をはかるために努力してきました。
続いて「党の使命」ですが、「国内の現状を見るに、祖国愛と自主独立の精神は失われ、政治は昏迷を続け、経済は自立になお遠く、民生は不安の域を脱せず、独立体制は未だ十分整わず、加えて独裁を目ざす階級闘争は益々熾烈となりつつある」とあります。
現在の日本は経済の面では自立しましたが、「独立体制は未だ十分整わず」とあるように、例えば憲法なんて、今でも占領下でできたものを、そのまま引き継いでいますよね。
そこで後半部分で「現行憲法の自主的改正を始めとする独立体制の整備を強力に実行し、もって、国民の負託に応えんとするものである」と記してあるわけです。
自民党の政綱
次に「党の政綱」ですが、第一に「国民道義の確立と教育の改革」とある。これはまだ道半ばですね。むしろ「国民道義の確立」は、昔よりも後退しているかのように思えますね。
具体的には、「正しい民主主義と祖国愛を高揚する国民道義を確立するため、現行教育制度を改革するとともに教育の政治的中立を徹底し、また育英制度を拡充し、青年教育を強化する。
体育を奨励し、芸術を育成し、娯楽の健全化をはかって、国民情操の純化向上につとめる」と明記されています。
第二の「政官界の刷新」、第三の「経済自立の達成」。
第四の「福祉社会の建設」。
「医療制度、年金制度、救貧制度、母子福祉制度を刷新して社会保障施策を総合整備するとともに、家族計画の助長、家庭生活の近代化、住宅問題の解決等生活環境を改善向上し、もって社会正義に立脚した福祉社会を建設する。」とのことで努力してきました。
第五の「平和外交の積極的展開」。
「外交の基調を自由民主主義諸国との協力提携に置いて、国際連合への加入を促進するとともに、未締約国との国交回復、特にアジア諸国との善隣友好と賠償問題の早期解決をはかる。
固有領土の返還及び抑留者の釈放を要求し、また海外移住の自由、公海漁業の自由、原水爆の禁止を世界に訴える。」
こちらの方は、当時と比べ、大きく前進しました。
問題は第六の「独立体制の整備」です。
「平和主義、民主主義及び基本的人権尊重の原則を堅持しつつ、現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し、国情に即してこれが改廃を行う」とあります。ここでも憲法改正を強調しています。
憲法改正が、いまだ実現できていないということは、まだまだ自民党は、政権政党でなければいけないということですよ。
民主党は党是で憲法改正を掲げていません。
第一に述べた「国民道義の確立」についてもそうです。
今、日本人に最も求められているのが道徳観、倫理観といった高い精神性ですよね。それを結成時からしっかり主張しているのが自民党ですから、今こそ自民党はここで踏ん張らないといけないわけです。
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