2009年05月14日

民主・福山哲郎参議院議員が政治資金記載漏れ

 テレビでクリーンなイメージで登場していた民主党・福山哲郎参議院議員が、事務所費5年間で478万円の不明朗との問題が持ち上がった。
 以下、産経新聞インターネット(5月14日2時26分配信)の記事を掲載します。


 民主党の福山哲郎参院議員(47)=京都選挙区=の政治団体が平成15年以降、京都市内の事務所費として、国から支給される政党助成金で年約100万円を福山氏の資金管理団体に支出しながら、同団体の政治資金収支報告書に収入を記載していなかったことが13日、関係者への取材で分かった。政治資金規正法に抵触する恐れもある。福山氏側は「会計処理に不手際があった」として近く総務省に訂正を届け出る予定だが、政治資金のずさんな管理が批判を呼びそうだ。

 問題の政治団体は「民主党京都府参議院選挙区第2総支部」。家賃の支出先として政党交付金使途等報告書に記載されていたのは、資金管理団体「フォーラム共生社会21」で、いずれも福山氏が代表を務め、京都市中京区の同じ事務所に入居している。

 関係者によると、同支部は11年に現在の京都事務所に入居。家賃は資金管理団体と折半しており、当初は同支部が負担金を資金管理団体に支出し、団体が家主に一括して支払っていたという。

 しかし、15年以降は両団体が個別に家主に支払っていたにもかかわらず、同支部の報告書には、資金管理団体を支出先として、年99万〜82万5000円の支出があったと記載した。

 これについて福山氏側は「家賃の支払い方法を変えた際、支出先について修正し忘れた」と説明。同支部は13年まで、事務所費として家賃を計上していたが、13年以降は政党助成金を充てて計上していたという。

 一方、資金管理団体の政治資金収支報告書には13、14年分については収入の記載があったが、15年以降は記載はない。政治関連団体に家賃収入があった場合、政治資金収支報告書には「その他収入」として記載しなければならないが、政治団体側の支出に見合う収入が記載されていないことになり、19年までの計約478万円の助成金の使途が不明朗な状態だった。

 福山氏側は産経新聞の取材に対し「16年に会計監査の担当者が変わったことも一因かもしれないが、いずれにせよ会計処理の不手際による記載ミスがあったことは事実。速やかに訂正したい」と話している。

 福山氏は平成10年に初当選し、現在2期目。党内では政調会長代理、参院政審会長などの役職に就いている。

 岩井奉信(ともあき)日本大教授(政治学)の話「政党助成金の原資は税金であり、報告書への記載はより厳格にしなければならないが、今回のケースはあまりにずさんと言わざるを得ない。小沢代表辞任の衝撃もあったばかりで、政治資金に関する国民の目は一層厳しくなっており、『記載ミスだった』とする議員側の説明だけでは不十分な気がしてならない」

shige_tamura at 08:55│Comments(0)TrackBack(0)clip!民主党 

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