2009年05月12日

知っておきたい民主党の本質(上)

 理念政策がバラバラ
 国旗国歌法案に半数以上が反対


 摩訶不思議なことであるが民主党には政党としての綱領がない。
 綱領は政党や労組などの団体・組織の政策と方針などの基本を示したもので、人間に例えれば、背骨や心臓部にあたる政党の最重要の文言である。

 政策と方針の基本である綱領を持たない民主党が「政権交代」を標榜し、俗耳に入りやすい「政策」を並べて、国民を訴えている風景は何とも奇妙である。

 民主党には政党としての明確な政治理念がない。所属議員個々の理念がバラバラなのである。民主党のホームページを見ると、「理念らしきもの」として鳩山氏の「友愛」、菅氏の「市民」、旧社会党の「民主」・「平和」、また「共生」が記されている。それに小沢一郎氏の旧自由党と合併したことで、さらに曖昧になっている。

 なぜ民主党には綱領がなく、所属議員の理念もバラバラなのか。
 その理由は民主党結党の動機とその後の歩みに由来する。民主党はその目的を「私たちは、政権交代可能な政治勢力の結集をその中心となって進め、国民に政権選択を求めることにより、この理念を実現する政府を樹立します」(同)としている。

 民主党というのは要するに「政権交代」を大義名分に政治理念の異なる様々な政党の寄せ集め集団と言える。同時に民主党結党には選挙対策上の「選挙互助会」の性格が強く、全体として野合性が色濃い。

 綱領もなく所属議員の理念がバラバラな結果、基本政策に関わる重要法案に対し、党としての方針を決められないことがしばしば見られる。

 例えば、国旗国歌法案の時など、衆参両院でそれぞれ民主党所属議員の賛否が真っ二つに割れた。衆院での民主党議員の投票内訳は、賛成45、反対46、棄権1だった。参院でも民主党・新緑風会所属議員は賛成20、反対31、棄権5と分裂した。反対した議員たちは「侵略戦争の旗印、天皇制の讃歌であった日の丸、君が代がそのまま法制化されることが許されるのか」などと主張した。これらの主張は官公労の自治労、日教組などの労組と同じであった。

 綱領がないから経済政策もバラバラである。一方で「新自由主義」を打ち出したかと思えば、片方では、雇用を守れ、給料を下げるな、と主張している。労組の強い影響である。
 自民党を離党した議員や保守系を自称する議員がいることから「民主党は保守政党」と見る向きもある。しかし、このような事実を見れば、民主党は保守政党とはとても言い難いのである。

 以上、「自由民主」(5月19日号)の【「民主党問題」研究班】を転載しました。


shige_tamura at 15:33│Comments(1)TrackBack(0)clip!民主党 

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この記事へのコメント

1. Posted by 高峰康修   2009年05月13日 00:17
5 大いに納得させられましたので、参考にして記事を書かせていただきました。民主党のことを知れば知るほど、酷い政党だということが分かってきます。
(上)とあるからには(下)に続くのでしょう。続きを期待しています!

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