2008年12月26日

社会保険庁労働組合のヤミ専従問題の刑事告発を受けて(細田幹事長談話)

社会保険庁労働組合のヤミ専従問題の刑事告発を受けて(幹事長談話)

 本日、社会保険庁労働組合の所謂「ヤミ専従」問題に関し、舛添要一厚生労働大臣は、専従者などを背任罪で刑事告発した。

 この問題は、社会保険庁職員が無許可で労働組合の専従者となり、全く勤務実態が無いにも関わらず、10年間で8億3千万円の給与を不正に受けとっていたという言語道断の犯罪行為である。

 わが党は、本年3月より幹事長室に設置した「社会保険庁労組問題プロジェクトチーム」(座長 菅原一秀副幹事長)において、社会保険事務局の当時の担当者からヒアリングを行うなど証拠の収集と分析を行ってきた。その結果、ヤミ専従問題は、これを主導した労働組合及び専従者のみならず管理職を含めた社会保険庁全体の組織的犯罪行為であることが判明したため、7月、舛添厚生労働大臣に対し、第三者による徹底調査と、刑事告発含めた厳格な対応を提言した。

 このたび、プロジェクトチームの提言に沿う形で、社会保険庁職員の刑事告発という厳格な対応が取られたことは、当然ではあるが、労働組合のヤミ専従問題に限らず、年金制度全体の信頼回復のために一定の評価をする。

 今後は、司法の場で社会保険庁の長年の宿痾とも言える労働組合とのなれ合い体質の諸問題が是正され、国民本位の公正な厚生労働行政が行われることを期待する。


平成20年12月26日
自由民主党 幹事長   細 田 博 之

shige_tamura at 17:28│Comments(0)TrackBack(0)clip!自由民主党 

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