2008年11月27日

『海外事情』11月号に僕の論文が掲載されました。

海外事情 権威ある『海外事情』(拓殖大学 海外事情研究所 所長・森本 敏)に僕の論文が掲載されました。

・購読申込先 電話 03−3947−7597(直通)「海外事情研究所」、500円です。11月15日の日経新聞一面下に広告が出ています。

『海外事情』11月号(第56巻11号)の内容です。

〇特集 国際秩序の変動と安全保障

・国際環境変化と日本の安全保障政策課題 森本 敏
・国際秩序の変動と日本の外交安保戦略  田中 均
・わが国における冷戦後の安全保障政策の変遷 田村重信
・「無極化時代」の安全保障 川上高司 
・米国の新アジア政戦略と日米同盟 金田秀昭
・国際秩序の変動と軍事力の今日的役割 藤重博美 
・いわゆる一般法の課題について 潮 匡人 
・米韓地位協定締結とその後の改正をめぐる政治過程 丹羽文生

今回は、森本 敏氏及び田中 均氏の論文は必見です。勉強になります。

以下、僕の論文のはじめにを掲載します。

 わが国における冷戦後の安全保障政策の変遷
―自民党安全保障担当スタッフとしての回想―田村 重信

 はじめに

 筆者が自民党政務調査会で安全保障担当スタッフとなったのは、1991年5月、湾岸戦争後のペルシャ湾の機雷除去業務を行うことを目的として海上自衛隊の掃海艇が派遣された頃だった。
 それ以前は農林水産担当スタッフとして、当時、落ち込みが激しかった日本人の水産物の摂取量向上を目指し、国産魚の消費拡大、水産資源の再生に向けた取り組みを担当していた。「魚を食べると頭が良くなる」DHAを、当時、農林水産省水産流通課長で、後に事務次官となる石原葵氏と協力してヒットさせ、一躍話題となった名曲「おさかな天国」を仕掛けたのもこの時である。
 「農水省水産流通課長に着任したばかりの石原氏は、農林水産担当の自民党政調専門員だった田村氏を訪ねた。『漁業関連予算をもっと増やせないか』。『消費拡大は予算じゃない。頭を使おう』。この一言で脳の健康に良い魚のDHA(ドコサヘキサエン酸)に着目した『おさかなプロジェクト』が始まった。2人はイベント、本の出版、ポスター、そしてPRソング『おさかな天国』を仕掛け、歌は平成13年秋からヒットし始めた」のであった。
 今は、政務調査会首席専門員として、安全保障以外に、憲法、防衛、テロ対策、インテリジェンス、与党では安全保障に関するプロジェクトチームを担当し、同時に慶應義塾大学大学院法学研究科(1999年度から「憲法」、2001年度から「日本の安全保障講座」を担当)の講師として教壇に立っている。
 安全保障という分野に飛び込んでから筆者は、数多くの防衛法制の整備及びその運用に関する仕組みづくりに深く携わってきた。今や安全保障は筆者のライフワークでもある。

 本稿は、冷戦後における日本の安全保障政策の変遷について、実際の政治の現場でそれにかかわってきた筆者の経験を踏まえ論じたものである。

(この続きは、『海外事情』11月号(第56巻11号)をお読みください。)     

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