2008年09月25日

麻生太郎自民党新総裁 記者会見

 第二十三代総裁に選出された麻生太郎総裁は、九月二十二日夕、党本部で総裁として初めての記者会見に臨んだ。この中で麻生総裁は、政権与党として「責任ある政治を目指す」と強調。次期総選挙の必勝と国民の信頼回復に向け、全力で取り組んでいく決意を語った。


(全国で161回講演)

 今回の総裁選挙で、自民党第二十三代総裁に就任した麻生太郎です。
 この総裁選挙が始まる前、約十か月、無役の立場で全国を遊説し、百六十一回もの講演をしてきた。景気の現状について政府は「踊り場にある」などの表現をしていたが、地方を回ってみて、景気は後退している、という確信を強くした。
 老後や景気に対する不安、それを解消できない政治に対する不満が多く聞かれるので、それを解消していくのが私に与えられた大きな使命だと思っている。
 今回の総裁選では全国の十七カ所で街頭遊説をしたが、その前に、北は北海道の釧路から南は鹿児島の指宿まで行っていたので、手応えを感じていた。党所属国会議員と地方議員との連携を考えるうえで、地方の組織を再生していくことは重要だ。

 補正予算については、景気が悪く、中小・零細企業や一般の生活を考えた場合、野党がこれに反対するのは常識的には考えにくい。緊急総合対策も年末の資金繰りなどに、細かく配慮している。

 民主党が目指すのは政権交代で、何でも反対、という「古典的反対政党」になっているようだ。採決に応じないということも考えられる。衆院解散の時期などは、その時の世論や様々な状況で判断することになると思う。

(バラマキの民主党)

 リーダーを選ぶのに、開かれた総裁選挙をやったか、やらなかったか、というのは、民主党との大きな違いだ。わが党は党員投票により、民主主義の手続きを踏んでいる。

 小沢代表の就任会見の話を聞き、掲げた政策の実現にいくら必要かを計算すると、十八兆くらいかかる。
 高速道路の無料も聞こえはいいが、その財源については、「倹約で出せる」と言っているだけで、裏付けがない。

 また、民主党は国際貢献について国連至上主義のようだが、日本は国連に加盟しているが、下部組織ではない。国益に沿わないことには賛成できないし、国家、国民の安全や利益を考えるのが国の責任だ。

 後期高齢者制度については、説明が不十分なままきているので、もう一回真剣に、少し時間をかけて説明した方がいい。そうしたなかで、民主党は廃止を求めているが、七割が以前の制度より保険料が安くなっているので、もとに戻るということは、また高くなってしまう。その辺のことも、制度について、よくわかった上で話をしないと、混乱を招くと思う。

 消費税については、日本は少子高齢化が進んでおり、六五歳以上の比率が高いので、米国型の「小福祉小負担」を目指すのか、ヨーロッパ型の「高福祉高負担」を目指すのかを選択しないといけないが日本の場合は、「中福祉中負担」が国民の合意だと思っている。その負担のかなりの部分は消費税になる。そこで肝心なのは、今は不景気だということ。財政再建は目的ではなく、手段であり、経済のパイを大きくしないで、財政再建をした国はない。

(まずは景気回復)

 橋本内閣で消費税を増税した時、大蔵省の試算では、九兆円の増収になるはずだったが、結果はマイナス四兆円になった。プラスマイナスで十三兆円も間違え、その後、景気は極端に落ち込んだ。景気対策をして、経済成長が名目で3%くらいになってから考えることであり、うかつに増税すると、あの時の二の舞になりかねない。いきなり何%も上げるのではなく、二〇一五年くらいまでに、徐々に上げることや、食品については非課税にすることも議論していきたい。

 財源の裏付けのない、バラマキではなく、責任ある政治を目指していかなければいけない。そのためには、わが党を再生し、建て直すことが必要だ。少なくとも年金記録の改ざん問題はシステムの問題ではなくて犯罪だ。そういったものにはきちんと対応しなくてはならない。
(自由民主より)

shige_tamura at 09:47 │Comments(1)TrackBack(0)clip!麻生太郎 

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この記事へのコメント

1. Posted by Dナカヤマ    2008年09月25日 13:02
4 この1週間の麻生太郎氏の各種演説は、久々に日本のトップとして、国民に分かりやすく日本の経済と政治の現状を語り、結果、(一部の)安心感と、自民党に対する好感度を上げさせる内容であったと思う。官僚や省庁の度重なる不祥事や福田首相の「投げ出し」が、メディアの攻撃対象となり、同じレベルで自民党政治全てに対する批判に繋がっているが、予定されている今回の選挙は、官僚制度への「NO」と、自民党政治への「NO」とを混同せずに、メディアは正しく報道し、国民に正しい情報提供を行う事もメディアの重要な役目と思う。

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