2008年08月21日

『孫子伝』(塚本愡肪、PHP研究所)

孫子塚本愡忙瓩痢愨校凖繊戞複丕硲亳Φ羹蝓砲出版された。
 中国では、今、孔子の論語と孫子の兵法が売れている。

 孫子の兵法を忠実に実行したのが毛沢東だと言われている。
 この本は、「この物語は春秋時代の末期(前6世紀後半)、呉に仕えた孫武の一代記である。斉出身とされる孫武は、呉へ兵法家として赴き、前506年を最後に、一切の檜舞台を伍子胥に明け渡す恰好で姿を消す。
 仕掛け人としての季札、復讐鬼と化した伍子胥、思惑の意表を突く范蠡、後世に大きな名前を残せた孫武らが、いかに絡み合ったかを考察したのが本書である。」というのが紹介である。

 後記に、

 必ず全きを以て天下に争ふ
(敵を痛めつけることなく、味方にしてしまうことが、天下に覇を唱える近道だ)

 善く戦ふ者の勝つや、智名なく勇功なし
(戦うのが上手いとは、勝っても知謀や勇気が人目につかぬことである)

 右のごとき『孫子』の一節を、座右の銘にしている人は案外多い。それは兵法であるものの、血腥い戦術としてより、人生訓や処世術に応用するためである。

―とあった。

 日本人が欠けているのは、目先のことだけに熱心で、中長期の先のことを考えないことだ。ものごとをしっかりと考え、行動するためには、「孫子の兵法」が役に立つ。


 先日こんなことがあった。
 党で仕事をしていたら、「田村先生!」と呼ぶ人がいた。
 僕に声をかけた人物は、僕が慶応大学大学院で教えた大学院生だった。彼は、農林水産省の役人になっていた。
 その彼が、「先生の授業で一番印象に残っているのは、孫子の兵法です」と言っていた。僕の「孫子の兵法」の授業は、90分の授業で「孫子の兵法」を大学院生から順番に読んでもらい、それを僕が解説するというもの。

 「孫子の兵法」に興味のある人にすすめたい本である。

shige_tamura at 13:45│Comments(0)TrackBack(0)clip!本の紹介 

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