2008年07月08日
「環境経済学 宮本憲一著 岩波書店」


先月、統計研究会で公害・環境問題の第1人者の滋賀大学学長の宮本憲一先生から「環境経済学 宮本憲一著 岩波書店」についての話を聞きました。
宮本憲一先生は、僕が大学生の頃の30年以上前から、日本の公害問題に取り組まれ、NHKテレビの討論会の常連でもあった。その頃、宮本先生の本を読み、ファンでもあった。
その先生から直接、話が聞けるということで、「環境経済学 宮本憲一著 岩波書店」を必死で読んで参加しました。
僕は先生に、「昔から先生のファン」といって写真を撮らせてもらった。
今回、G8北海道洞爺湖サミットがあり、地球環境問題がテーマとなる。
多くの人に読んでもらいたい本が、「環境経済学 宮本憲一著 岩波書店」である。
以下、本の中の一文を紹介する。
欧米では公害対策よりは、自然環境や歴史的街並み保全などの、より広い環境保全の政策の伝統がある。
1947年に制定されたイタリア共和国憲法の第9条では「共和国は、国の風景ならびに歴史的および芸術的家産を保護する」としている。これにもとづいて、1985年には、景観保全のために広域の土地利用規制をする画期的なガラッソ法が制定された。
これまで各国とも、都市計画のような産業基盤や住宅整備のために土地所有者を規制する法律はあったが、経済活動の促進や人間の利益追求と無関係な土地利用規制はなかった。それが、みどりや海岸を保全するための土地利用規則が法制化され、さらにはイタリアのように景観の保全が進められるようになった。
――というように、同じ敗戦国のイタリアは憲法に環境保全のことが明記されているために、現在のような観光立国イタリアがあるのでしょう。スイスなども環境に関する詳細な規定が憲法にあります。




