2008年05月09日

世界地図でわかる日本国憲法(監修 西 修 駒沢大学教授  講談社)

憲法 「世界地図でわかる日本国憲法」(監修 西 修 駒沢大学教授、講談社)が、西先生から送られてきました。

 これは、面白い本である。さすが、西先生らしい、極めてわかりやすい。
 憲法が身近になります。是非ともご一読を!

 項目で、いくつかひろってみた。

「世界各国の自由度を考える」
「憲法改正は世界の常識!」
「日本だけが、平和主義なのか?」
「選挙権は何歳からがいいのか?」
「選挙に行かないとペナルティがある」
「憲法に環境条項が必要ではないか?」
「憲法に、文化・伝統の保護も必要ではないか?」
「日本国憲法のおかしな条文」などなど

その中で、「軍隊をもたない国もあるにはあるが・・・」を掲載しました。

・・・・・(略)
 
 憲法上、軍隊の非設置を規定している国がコスタリカとパナマです。両国とも中央アメリカに位置し、コスタリカは人口わずか410万人ほどで、パナマは310万人ほどです。
 
 わが国では、とくにコスタリカを「平和・非武装憲法を持つ国」として喧伝されています。しかしながら、その成立経緯などをみると、決して「平和の意思に燃えて」というわけではありません。
 
 同国では、1940年代まで内戦やクーデタに明け暮れていました。内戦に勝利を収めたフィゲーレス政権が、みずからに向けられたクーデタの可能性を排除するためと、財政立て直しの軍事費削減のために「軍をもたないことにする」という極めて現実的な選択をしたのです。
 
 またその背景には、同国はアメリカを中心に構成されていた反共軍事同盟・リオ条約に加盟しており、アメリカの強力な軍事力に依存できたということもありました。1949年の憲法制定議会では、平和条項というべき「国際政治の手段としての戦争を禁止する」という案が否決されたという事実も指摘しておかなければなりません。同国の上記条項にみるように、「米大陸内の協定」があれば、軍隊を設置することができ、またその際には集団的自衛権の行使も可能とされています。

 パナマでは、1989年12月、軍事独裁政権をうち立て、反米を唱えていたノリエガ将軍が米軍の侵攻を受けて降伏、軍隊が解体されました。その延長線上で1994年の憲法改正により、軍の非設置条項が入れられたのです。

 上記に記したパナマ憲法第10条に、一方では軍隊の不保持を定め、他方ですべての国民に国のために武器をとることを求めている点に留意すべきでしょう。


shige_tamura at 11:57│Comments(0)TrackBack(0)clip!本の紹介 

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