2008年04月23日

地域づくり新戦略(片木淳、藤井浩司、森治郎編  一藝社)

地方「シンクタンク2005・日本」の主任研究員の黒澤武邦さんから『地域づくり新戦略―自治体格差時代を生き抜く」(片木淳、藤井浩司、森治郎編、一藝社)という本が送られてきました。

 この本は、「まえがき」にもあるように、

 今日、我が国の地方自治体は、急激な人口減少と高齢化の進展、経済のグローバル化の下での厳しい地域間競争により、「ゴーストタウン」化、地域経済衰退、財政破綻など死亡の危機に直面しているといっても過言ではない。
 特に、2007年(平成19)年夏の参議院選挙で与党自由民主党が大敗した原因の一つとして、「地域格差」問題への取り組み姿勢が不十分であったことが指摘されたこともあり、ここにきて、地域の格差是正・再生・活性化が大きな政治課題となっている。政府においても、同年11月末、「地方再生戦略」をまとめ、関係省庁が連携してこの問題に取り組むこととなった。

 その際、自治体は、このような危機を乗り越え、厳しい格差時代を生き抜くため、いかなる対策を実施していくことが必要であろうか。どのような地域づくりを進め、どのように地域住民と協働して地域の再生、活性化に取り組んでいくべきであろうか。

――ということで、以下の内容となっている。

第1章 「地方政府」と地域づくり新戦略
第2章 まちの活性化と地域ブランド
第3章 メディアの地域貢献をどう進めるか
第5章 「中心市街地活性化」のパラダイムシフト
第7章 人的ネットワークによる地域再生
第8章 学官連携と地域活性化の視点

 一読したが、どれも地域の自立と活性化のために役立つものである。

関係者必見!の本である。

shige_tamura at 11:17│Comments(0)TrackBack(0)clip!本の紹介 

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