2007年12月28日

幹事長・伊吹文明論

「幹事長・伊吹文明論」(政治コラムニスト 国正武重)が、「自由民主」の1月1・8日号に載っていました。ポイントを掲載します。


史上初の異常事態の幹事長――

まず、伊吹さんは、参院選後の政治状況について「三つの非常識」を指摘する。
 一つは、自民党や政府が提案した法案や政策は紆余曲折はあっても実現するんだ、という過去の常識は、今や非常識になった。
 二つ目は、政府・与党は非難を一身に受けて法案を通してくれるから、野党は批判さえしていればいいという常識も、非常識になった。
 そして、最後に、政策を実現するのは政府・与党の役割だから、新聞もテレビも両者を非難しておけば、役割が果たせたというマスコミの常識も非常識になった。

「与野党が対立してばかりいたのでは法案も政策も実現することができないのだから、参院第一党の民主党と話し合いをするしか仕方がない」と割り切っている。
 その場合、第一段階として「個別の政策協議」。
 さらに与党と民主党が歩み寄って成立した被災者生活再建支援法がそのケースで、「ねじれ国会運営のモデル」といえよう。

 第二ステージとして考えているのが、政策全般についての協議機関の創設。
 そして、最後が、政策合意を受けての連立内閣。
 伊吹さんは「自民党にとっては、第一段階が都合がいいが、小沢さんは、あくまで大連立を目指すだろう。さきの党首会談後、小沢さんは『憂国の情』をもって民主党に持ち帰ったが、理解してもらえなかった。残念だっただろう」と同情している。

 伊吹さんの視線は、次の総選挙にあるようだ。猖棆鮫瓩のぞいたのが、昨年十二月六日の日本外国特派員協会での次の発言である。

「もし、自民、公明両党が過半数を取れば、両党の主導権で民主党に政界の再編成を仕掛けることになるでしょう。そのとき、パワーポリティクスにあこがれ、飢えている民主党の人は、きっと雪崩を打って参議院の構成を変えてくる、と私は思っている。逆に、自公両党が負ければ、細川(護煕)内閣ができたときのように、我慢できない人が自民党からドロップアウトするだろう」

 さきの福田・小沢会談の失敗後、伊吹さんは《黒き雲切り裂くごとく雁わたる》の句に心境を託した。果たして、新しい年を迎え、「自民党没落の危機」から脱却できるのかどうか。近江商人は修羅場に立たされている。

・・・・・・
 来年の政局も混乱が予想されます。

shige_tamura at 10:05│Comments(0)TrackBack(0)clip!自由民主党 

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